市場ニュース

戻る
 

【市況】13日の株式相場見通し=売り加速、一気に1万7000円割れの可能性

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 13日の東京株式市場は、売りが一段と強まり日経平均は一気に1万7000円台を割り込む可能性もある。前日の欧米株市場が軒並み波乱展開となった。米国株市場ではNYダウが2300ドル強の過去最大の下げ幅で、下落率も10%に達した。新型コロナウイルスにより世界景気が急速に悪化することへの懸念からリスクアセットを圧縮する動きが加速しており、東京市場もこの波にのまれる形となりそうだ。ECB理事会では量的緩和の拡大を決めたが、マイナス金利深掘りを見送ったことなどが失望売りを誘った。騰落レシオは記録的な低水準で、下値では買い向かう動きも予想されるが、全体の下落圧力を跳ね返すのは難しそうだ。

 12日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比2352ドル60セント安の2万1200ドル62セントと急落。ナスダック総合株価指数は、同750.249ポイント安の7201.802だった。

 日程面では、きょうは株価指数先物・オプション3月物のSQ算出。1月の第3次産業活動指数。木村工機<6231>が東証2部に、フォースタートアップス<7089>、リグア<7090>がマザーズ市場に新規上場。海外では2月の米輸出入物価指数、3月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・速報値)など。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均