市場ニュース

戻る
 

【市況】11日の米株式市場の概況、ダウ平均株価は1464ドル安と大幅反落

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 11日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比1464.94ドル安の2万3553.22ドルと大幅反落した。

 米政府は給与税の免除などを含む経済対策を発表したが、トランプ大領領は記者会見に出席しなかったことから、同対策の成立を危ぶむ声が高まった。また、米国での新型コロナウイルスの感染者が1000人を超し、世界保健機関(WHO)は新型コロナについて「パンデミック(世界的な大流行)に相当する」と表明したことも警戒された。NYダウは、最高値から下落率が20%を超しており「弱気相場」入りした。ボーイングや化学のダウが安く、シスコシステムズやディズニーが安い。アップルやアルファベット(グーグル)、フェイスブックなど主力IT関連株も値を下げた。エヌビディアやザイリンクスなど半導体関連株も売られた。半面、新型コロナウイルス患者の数百人に対して同社薬が投与されているとの報道を受けてギリアド・サイエンシズが高く、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが値を上げた。

 ナスダック総合株価指数は、同392.202ポイント安の7952.051と反落。出来高概算は、ニューヨーク市場が17億6170万株、ナスダック市場は42億8112万株となった。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均