【注目】★本日の【イチオシ決算】 大盛工業、マイネット、菱洋エレク (3月10日)
大盛工業 <日足> 「株探」多機能チャートより
1)本日(3月10日)引け後に発表された決算・業績修正
●イチオシ決算
【大盛工業 <1844> [東証2]】 ★今期経常を一転5%増益に上方修正
◆20年7月期の連結経常利益を従来予想の3.5億円→4.8億円に35.1%上方修正。従来の22.3%減益予想から一転して5.0%増益見通しとなった。新規建設工事の受注遅れや東京五輪開催期間における工事施工の抑制を背景に売上高は計画を下回るものの、利益率の高い推進工事の増額変更に加え、工事期間短縮で費用・経費が減少することが利益を押し上げる。
予想PERが10.5倍→7.8倍に低下し、割安感が強まった。
● サプライズな決算発表・業績修正
マイネット <3928> ★今期営業を88%上方修正・3期ぶり最高益更新へ
◆20年12月期の連結営業損益を従来予想の4億円の黒字→7.5億円の黒字(前期は7.7億円の赤字)に87.5%上方修正し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。子会社取得にかかるのれん4.3億円を前期に減損損失として計上することに伴い、今期ののれん償却額が減少することが利益上振れの要因となる。
菱洋エレク <8068> ★前期経常が上振れ着地・今期は1%増益、100円増配へ
◆20年1月期の連結経常利益は前の期比48.4%増の21.8億円に拡大し、従来予想の19億円を上回って着地。続く21年1月期は前期比0.6%増の22億円とほぼ横ばい見通しとなった。前期は「Windows7」のサポート終了に伴うパソコンの買い換え需要やテレビ向け半導体の販売増加で2ケタ増収増益を達成した。今期はパソコン買い替え需要の反動減で減収を見込むものの、売上構成の良化や高付加価値型のソリューションビジネスの拡大で増益を確保する計画。
併せて、今期の年間配当は前期比100円増の180円に大幅増配する方針とした。目標純資産配当率5%を踏まえ、普通配当40円増額するほか、設立60周年記念配当60円を実施する。
2)3月11日の決算発表銘柄(予定)
■引け後発表
◆本決算:
<3269> アドバンスR [東R]
<3565> アセンテック
<7064> ハウテレ [東M]
<8142> トーホー
<8842> 楽天地
◆第1四半期決算:
<2345> アイスタディ [東2]
◆第2四半期決算:
<1844> 大盛工業 [東2]
<4599> ステムリム [東M]
<6577> ベストワン [東M]
<9262> シルバライフ
◆第3四半期決算:
<2751> テンポスHD [JQ]
<3134> Hamee
<3161> アゼアス [東2]
<3444> 菊池製作 [JQ]
<4026> 神島化 [東2]
合計15社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
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