市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ミクシィ、ヒューリック、新型コロナウイルス関連

ミクシィ <日足> 「株探」多機能チャートより
■日特建設 <1929>  876円  +11 円 (+1.3%)  本日終値
 日特建設<1929>は3日続伸。前週末7日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を615億円から640億円(前期比1.2%増)へ、営業利益を36億3000万円から44億円(同10.8%増)へ、純利益を23億5000万円から28億円(同2.9%増)へ上方修正したことが好感された。暖冬により降雪地での施工が進み売上高が計画を上回ることに加えて、前期からの大型工事の大幅な利益改善が利益を押し上げる。なお、第3四半期累計(19年4~12月)決算は、売上高469億2400万円(前年同期比5.3%増)、営業利益36億5300万円(同35.2%増)、純利益24億5200万円(同38.8%増)だった。同時に、従来22円を予定していた期末配当を2円増額して24円にすると発表しており、これも好材料視された。年間配当は34円(従来予想32円)となり、前期実績に対しては4円の増配になる予定だ。

■ミクシィ <2121>  1,924円  +13 円 (+0.7%)  本日終値
 ミクシィ<2121>が反発。前週末7日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を1000億円から1030億円(前期比28.5%減)へ、営業利益を50億円から90億円(同78.1%減)へ、純利益を30億円から40億円(同84.9%減)へ上方修正したことが好感された。期中に連結子会社化した3社や、同じく期中で譲受したゲームタイトルの業績を加味したことが要因。また、主に本社移転コストが期初の見積もりほど費用化されるものが少なかったことや広告宣伝費の効率化を進めたことなども寄与するという。なお、同時に発表した第3四半期累計(19年4~12月)決算は、売上高723億6400万円(前年同期比31.7%減)、営業利益30億7600万円(同88.6%減)、純利益4億2600万円(同97.5%減)だった。

■ヒューリック <3003>  1,371円  +7 円 (+0.5%)  本日終値
 ヒューリック<3003>が3日続伸。SMBC日興証券は7日、同社株の目標株価を1390円から1420円に引き上げた。投資評価の「2」は継続した。良好な市況を背景に売却益主導での利益成長が続くと予想しており、19年12月期決算と新中期経営計画を踏まえ、業績予想を見直した。具体的には20年12月期の連結営業利益を従来予想の945億円から1015億円(会社予想は1000億円)に、21年12月期の同利益を969億円から1111億円に見直した。同証券では、利益の持続性と質の向上が進むかに注目している。

■ギガプライズ <3830>  1,730円  -500 円 (-22.4%) ストップ安売り気配   本日終値
 7日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は88%減益」が嫌気された。
 ギガプライズ <3830> [名証C] が2月7日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比33.6%増の6.6億円に拡大したが、通期計画の15億円に対する進捗率は44.2%にとどまり、5年平均の64.9%も下回った。
  ⇒⇒ギガプライズの詳しい業績推移表を見る

■福井コン <9790>  3,065円  -295 円 (-8.8%)  本日終値  東証1部 下落率4位
 7日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は28%減益」が嫌気された。
 福井コンピュータホールディングス <9790> が2月7日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比18.2%増の37.2億円に伸び、通期計画の47.8億円に対する進捗率は77.8%に達し、5年平均の73.4%も上回った。
  ⇒⇒福井コンの詳しい業績推移表を見る

■JBR <2453>  870円  -83 円 (-8.7%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 10日付の朝刊で「10-12月期経常は18%減益で着地」と一部報じられたことが材料視された。

■ミズノ <8022>  2,571円  -241 円 (-8.6%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 ミズノ<8022>が急反落している。7日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を1850億円から1750億円(前期比1.7%減)へ、営業利益を85億円から75億円(同1.6%減)へ、純利益を58億円から52億円(同13.4%減)へ下方修正したことが嫌気されている。国内で、暖冬により秋冬物ウェアの販売が伸び悩んでいることに加えて、韓国子会社が日本製品の不買運動の影響を受け低迷していることなどが要因としている。なお、第3四半期累計(19年4~12月)決算は、売上高1227億100万円(前年同期比3.9%減)、営業利益43億9500万円(同1.0%増)、純利益32億1000万円(同11.3%増)だった。

■中央自動車工業 <8117>  2,417円  -223 円 (-8.5%)  本日終値
 7日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は25%減益」が嫌気された。
 中央自動車工業 <8117> [東証2] が2月7日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比19.6%増の39.3億円に伸びたが、通期計画の57億円に対する進捗率は69.1%となり、5年平均の69.8%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒中央自動車工業の詳しい業績推移表を見る

■EduLab <4427>  4,055円  -335 円 (-7.6%)  本日終値
 7日に決算を発表。「10-12月期(1Q)営業は赤字転落で着地」が嫌気された。
 EduLab <4427> [東証M] が2月7日大引け後(15:00)に決算を発表。20年9月期第1四半期(10-12月)の連結営業損益は1億4100万円の赤字(前年同期は1600万円の黒字)に転落した。
  ⇒⇒EduLabの詳しい業績推移表を見る

■ニチイ学館 <9792>  1,409円  -115 円 (-7.6%)  本日終値  東証1部 下落率10位
 10日付の朝刊で「4-12月期経常は50%増益で着地」と一部報じられたことが材料視された。

■マナック <4364>  1,392円  +300 円 (+27.5%) ストップ高   本日終値
 マナック<4364>がストップ高。同社は前週末7日取引終了後に20年3月期の業績予想を大幅上方修正、営業利益段階で従来予想の4億4000万円から5億2000万円(前期比65%増)に増額しており、これを材料視する形で短期資金の流入が加速した。ファインケミカル事業における高採算商品などが売り上げを伸ばし、利益押し上げに寄与している。株価は、ここ新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に絡む思惑から、需給主導の大相場を演じていたが、直近はその反動で急な調整局面を強いられていた。しかし、きょうは業績評価で改めて買い直された。

■川本産業 <3604>  2,100円  +400 円 (+23.5%) ストップ高   本日終値
 川本産業<3604>がストップ高となったほか、中京医薬品<4558>と昭和化学工業 <4990> もストップ高まで買われた。このほか、アゼアス<3161>や重松製作所<7980>など、新型肺炎の対策関連銘柄として人気化した一連の銘柄群に投機資金が集中した。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が続くなか、マスクや防護服、除菌剤などに特需が発生するとのシナリオで買われているが、既にファンダメンタルズから離れたマネーゲーム的な色彩が強い。

●ストップ高銘柄
 フルッタフルッタ <2586>  285円  +80 円 (+39.0%) ストップ高   本日終値
 ダイトウボウ <3202>  215円  +50 円 (+30.3%) ストップ高   本日終値
 昭和化学工業 <4990>  889円  +150 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値
 など、12銘柄

●ストップ安銘柄
 など、1銘柄

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均