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【市況】16日の株式相場見通し=米株堅調も方向感定まりにくい地合い

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 16日の東京株式市場は、明確な方向感が定まらず上値の重い地合いとなりそうだ。米国と中国が貿易協議の第1段階の合意文書に署名、これをポジティブ視して前日の米国株市場ではNYダウが終値で初めて2万9000ドル台に乗せた。ただ、事前に織り込みが進んでいたこともあって後半は指数も伸び悩んでおり、東京市場でも改めて上値を買い進むインパクトには乏しい。中国通信機器大手ファーウェイの取引規制の解除は合意内容に盛り込まれず、これは大手半導体や電子部品メーカーにマイナス材料として作用しやすい。外国為替市場でも円安が一服しており、輸出セクターには買い手控え要因となる。

 15日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比90ドル55セント高の2万9030ドル22セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は、同7.366ポイント高の9258.695だった。

 日程面では、11月の機械受注統計、12月の企業物価指数。海外では12月の米小売売上高、12月の米輸出入物価指数、11月の米企業在庫、11月の対米証券投資、1月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、1月の全米住宅建設業協会(NAHB)住宅市場指数など。

出所:MINKABU PRESS

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