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【特集】利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第4弾 24社選出 <成長株特集>

ナガオカ <日足> 「株探」多機能チャートより
 10月下旬から11月中旬までの決算集中期間に随時配信した「利益成長“青天井"銘柄リスト」を、“全期間”を対象に再構成した総集編をお届けします。東証1部銘柄を対象とする前回までのリストに続き、今回は時価総額50億円以上の東証2部と新興市場(マザーズ、ジャスダック)銘柄を対象に、19年7-9月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄をリストアップした。

 下表では、本決算月にかかわらず、19年7-9月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している24社を選び出し、7-9月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。

 上振れ率トップとなったのは、日本リビング保証 <7320> [東証M]。7-9月期(第1四半期)は住宅の保証サービスで長期保証契約を獲得したほか、BPO事業で大手家電メーカーから家電延長保証業務の大型案件を受注し、経常利益は1.2億円と過去最高だった直前の4-6月期を72.9%上回って着地。上期計画の1.4億円に対する進捗率は84%に達しており、業績上振れが期待される。

 2位に入ったナガオカ <6239> [JQ]の7-9月期(第1四半期)はエネルギー関連事業で前期に受注したプラント内部装置の大型案件の製造が進んだ。また、材料調達で大量購入による価格引き下げに成功し、原価が大幅に低減したことも利益を押し上げた。好調な業績を踏まえ、20年6月期の経常利益予想を2期ぶり最高益に大幅上方修正した。これがポジティブサプライズとなり、株価は3日連続ストップ高するなど急騰し、上場来高値を更新している。

 選出リストではリビング保証を筆頭に、連続で四半期ベースの最高益を更新した企業が目立つ。4位のMCJ <6670> [東証2]は「マウス」ブランドを中核にパソコンの製造販売事業を展開する。直近3ヵ月の7-9月期(第2四半期)は高付加価値・特化型のハイスペックパソコンなどの販売が伸び、3四半期連続で経常利益の最高益更新を達成した。

 5位の手間いらず <2477> [東証M]は複数の宿泊予約サイトの情報を一括管理するサイトコントローラ「TEMAIRAZU」の好調が続く。7-9月期(第1四半期)は宿泊予約サイトやシステムとの連携による集客機能の強化などを背景に、TEMAIRAZUの契約施設数を伸ばした。経常利益は実に10四半期連続となる最高益更新を果たした。

 8位にリスト入りした二輪車部品・用品メーカーのデイトナ <7228> [JQ]は、消費税増税前の駆け込み需要を追い風に、ツーリング用品やヘルメットなどの出荷が大きく伸びた。業績好調に伴い、19年12月期の経常利益を従来の7.9%減益予想から一転して29%増益に上方修正し、2年連続で最高益を更新する見通しとなった。

 21位のジーエヌアイグループ <2160> [東証M]は中国で主力の特発性肺線維症治療薬「アイスーリュイ」が引き続き好調だったうえ、米国子会社では医療機器の販売が伸び、7-9月期(第3四半期)は2四半期連続で過去最高益を更新した。好調な業績を踏まえ、11月29日に今期2回目となる経常利益予想の上方修正に踏み切った。株価は13日に約1年10ヵ月ぶりに2500円台を回復、その後も頑強な動きを続けている。

 久しぶりに最高益を更新した企業に目を向けると、19位のJFEシステムズ <4832> [東証2]が50四半期ぶり、23位の三協フロンテア <9639> [JQ]は32四半期ぶりの大復活を遂げている。JFEシステムズはJFEグループのシステム刷新案件が増加したほか、IAFコンサルティングの買収効果も収益を押し上げた。

 一方、三協フロンテアは首都圏再開発や東京五輪関連工事などを背景に良好な需要が続くなか、ユニットハウスのレンタルや展示場における販売が増勢だった。また、生産供給能力の改善など原価低減を進めたことも利益拡大につながった。両社とも株価も大復活しており、JFEシステムズは約18年ぶり、三協フロンテアは約25年ぶりの高値圏を快走している。

●“青天井”シリーズ ─────
利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第1弾 27社選出
利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第2弾 31社選出
利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第3弾 25社選出
も併せてご覧ください。

           ┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名     上振れ率 7-9月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高  PER
<7320> リビング保証   72.9   121    70   13.6   242   213 42.2
<6239> ナガオカ     66.4   356   214   68.7   847   502 14.1
<3461> パルマ      61.4   376   233    9.3   530   485 16.9
<6670> MCJ      22.5  3721   3038    3.9  10071   9690 11.9
<2477> 手間いらず    19.7   298   249   31.8   1164   883 51.3
<8704> トレイダーズ   19.0  1138   956   102.5   1750   864 10.1
<7638> NEWART   17.7  1090   926   13.5   2710   2388  7.8
<7228> デイトナ     16.0   333   287   29.0   805   624  7.0
<6548> 旅工房      15.8   330   285    2.7   342   333 38.9
<9029> ヒガシ21    15.3   391   339    2.7   950   925 11.1

<3917> アイリッジ    15.1   99    86   18.5   250   211 79.2
<3020> アプライド    14.2   515   451    2.0   1400   1373  5.3
<3768> リスモン     14.0   196   172    7.1   500   467 18.9
<7748> ホロン      13.8   420   369   36.4   1106   811 26.0
<6556> ウェルビー    13.4   508   448   21.5   1787   1471 38.9
<8117> 中央自      11.7  1637   1466   19.8   5700   4758 10.9
<7461> キムラ       8.9   673   618    0.6   1645   1635  9.2
<6095> メドピア      6.3   187   176   38.1   765   554 63.0
<4832> JFEシステ    6.2  1295   1219   16.0   4000   3448 11.4
<3323> レカム       4.9   389   371   55.8   1000   642 20.3

<2160> ジーエヌアイ    3.6   349   337    236   1224   364  281
<9049> 京福電       3.3   471   456    8.9   950   872  8.3
<9639> 三協フロンテ    1.0  2064   2044   14.9   7000   6090 10.6
<6565> ABホテル     0.9   443   439   21.6   1700   1398 25.8

※18年10月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した03年4-6月期以降の業績に基づいたものです。

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