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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):レーザーテク、フリー、ペプドリ

レーザーテク <日足> 「株探」多機能チャートより
■レーザーテック <6920>  10,830円  +630 円 (+6.2%)  本日終値
 レーザーテック<6920>は全般軟調相場のなかも3連騰で上場来高値更新、1万円大台乗せ後も目先筋の利益確定売りを完全に吸収して上値慕いの展開を続けている。半導体関連銘柄のなかでも、同社はグローバルニッチトップの代表格といってよく、半導体マスクブランクス検査装置で世界シェアを独占している。次世代通信規格5Gではデータ処理速度を速めることが必要となるため最先端のCPUを必要とする。CPU性能向上のため一段と微細化が進展しているロジック半導体向けに極めて波長が短いEUV(極端紫外線)による露光技術が注目されている。ここ急速に同市場が立ち上がるなか、同技術に対応したマスクブランクス検査装置を供給できるのは同社を除き世界でも実質的に存在せず、これが株式市場で高評価を得る背景となっている。

■プレサンス <3254>  1,214円  +59 円 (+5.1%)  本日終値
 プレサンスコーポレーション<3254>が4日ぶりに反発。大阪観光大学などを運営する学校法人明浄学院の土地売買契約を巡る業務上横領事件で、同法人の元理事長他と共謀した疑いが強まったとして、大阪地検特捜部が16日、同社の山岸忍社長を逮捕したことを嫌気され株価が急落。前日までの3営業日でストップ安配分を含め計600円を超える大幅安となっていた。

■フリー <4478>  3,220円  +145 円 (+4.7%)  本日終値
 フリー<4478>が続伸し新高値。売買代金は全市場で上位となり商いも膨らんでいる。同社は17日に東証マザーズに新規上場した直近IPO銘柄で、個人事業主や中小企業向けに「クラウド会計ソフトfreee」などを提供している。初値は公開価格2000円を25%上回る2500円だった。18日は下落したが、その後は大きく値を上げ、上場4日目となるきょうは一時3395円まで値を上げた。同社の会計ソフトは確定申告書類や決算書が簡単にできるなど利便性が高く、利用者を急速に伸ばしている。20年6月期の業績は赤字予想だが、「クラウド会計ソフトの成長期待は高い」(アナリスト)との声は多く、注目を集めている。海外投資家からも高い人気を集めたとみられており、株価には一段高期待が出ている。

■ペプチドリーム <4587>  5,450円  +200 円 (+3.8%)  本日終値
 ペプチドリーム<4587>は続伸。19日の取引終了後、参天製薬<4536>との包括的創薬共同研究開発プログラムで見出された特殊環状ペプチドが最初のクライテリア(共同研究開発先とあらかじめ合意している生物活性及び物性などの基準)を達成し、マイルストーンフィーを受け取ることになったと発表しており、これを好感した買いが入った。なお、19年12月期業績予想には織り込み済みとしている。

■建設技術研究所 <9621>  2,242円  +79 円 (+3.7%)  本日終値
 建設技術研究所 <9621> が大幅高。19日大引け後、19年12月期の期末一括配当を従来計画の25円→35円(前期は25円)に大幅増額修正したことが買い材料視された。足もとの好調な業績を踏まえ、株主への利益還元を増やす。今期最終利益は前期比18.9%増の22.5億円と2期連続の過去最高益を見込む。権利付き最終日の26日を目前に控え、配当取りを狙う買いなどが向かった。

■インターアクション <7725>  2,914円  +97 円 (+3.4%)  本日終値
 インターアクション<7725>が反発し年初来高値を更新した。同社は19日取引終了後に、取引先から大口受注を獲得したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。受注金額は1億7400万円で、取引先など詳細については非開示。売り上げ計上は20年5月期第3四半期から第4四半期を予定しており、通期業績予想にも織り込み済みだとしている。

■GMO-PG <3769>  7,400円  +210 円 (+2.9%)  本日終値
 GMOペイメントゲートウェイ<3769>が後場一段高。グループのGMOフィナンシャルゲートがきょう、社内にある自動販売機やコーヒーマシンなどの支払いが社員証ひとつで可能になる新サービス「オフィスペイ byGMO」の提供を開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。企業は「オフィスペイ」を導入することで、従業員の満足度の向上につながる施策を行え、オフシスのキャッシュレス化を実現することができるとしている。

■シグマクシス <6088>  2,296円  +62 円 (+2.8%)  本日終値
 シグマクシス<6088>が反発。19日の取引終了後、持ち分法適用会社ローソンデジタルイノベーション保有全株をローソン<2651>に譲渡すると発表。これに伴い、21年3月期第1四半期に関係会社株式売却益約1億4600万円を特別利益として計上すると発表しており、業績上振れを期待した買いが入ったようだ。

■エボラブルアジア <6191>  2,100円  +36 円 (+1.7%)  本日終値
 エボラブルアジア<6191>が続伸。19日の取引終了後に発表した11月度の取扱高が前年同月比19%増の113億9720万円となったことが好感された。同時に、総合旅行プラットフォーム「エアトリ」が、スマートフォン決済サービス「メルペイ」および「LINE Pay」のネット決済機能を導入したと発表しており、利用者の利便性につながるとして、好材料視されているようだ。

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