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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ニューテック、和井田、ジェイック

和井田 <日足> 「株探」多機能チャートより
■ニューテック <6734>  1,185円  +65 円 (+5.8%)  本日終値
 ニューテック<6734>が反発。同社はきょう、GDEPアドバンス(東京都港区)とHPC(ハイ・パフォーマンス・コンピューティング)市場で協業すると発表。これが買い手掛かりとなったようだ。GDEPアドバンスは、米エヌビディアのAIスーパーコンピューターであるDGX-2を販売できる国内でも数少ないATP(アドバンスド・テクノロジー・プログラム)パートナー。同社はGDEPアドバンスの協力のもと、自社の顧客向けにDGXシリーズを提案・販売するとしている。

■和井田製作所 <6158>  1,509円  +69 円 (+4.8%)  本日終値
 和井田製作所<6158>が大幅高で11月11日以来となる1500円台乗せを果たした。研削盤メーカーの上位でウエハー平面研削盤などに強く、半導体関連の一角として再評価されている。ナノミクロン単位に特化した高技術力が特長でスマートフォン向けでは精密金型関連の工作機械、自動車向けでは切削工具の加工用工作機械でそれぞれ高いニーズを獲得している。世界的に半導体市況の底入れ期待が募るなか、足の速い中小型株として注目され始めている。

■ジェイック <7073>  8,110円  +350 円 (+4.5%)  本日終値
 ジェイック<7073>は大幅高に切り返してきた。12月初旬以降、株価は大幅な調整を強いられていたが、目先売り物が枯れ底入れの動きをみせている。今年10月にマザーズに上場したニューフェースで人材紹介ビジネスを手掛けるが、同社の特長は就職活動に苦戦する学生やフリーターなどを対象としていることで、無料研修で人材育成を図り、人手不足に悩む企業のニーズを捉えることに成功している。20年1月期はトップラインが前期比2ケタ伸長を確保し、営業利益段階で3億2800万円と前期比4割以上の伸びを見込んでいる。

■YMRH <6274>  631円  +27 円 (+4.5%)  本日終値
 ヤマハモーターロボティクスホールディングス<6274>が急動意。半導体ボンディング装置の専業メーカーで、ここ半導体周辺の中小型株に物色の矛先が向かうなか、同社株にも上値を期待した買いが流入した。M&Aでヤマハ発動機<7272>の傘下に入り新川から社名変更、アピックヤマダも傘下に収めている。業績は足もと厳しいものの株価的には織り込みが進んだ。世界的な半導体市況の底入れ期待でボンディング装置も浮上局面が想定されており、20年12月期以降の回復に期待がかかっている。

■ピーバンドットコム <3559>  1,383円  +50 円 (+3.8%)  本日終値
 ピーバンドットコム<3559>が続伸。同社は18日の取引終了後、東京証券取引所の承認を得て12月27日付で東証マザーズから東証1部へ市場変更されることになったと発表。この日は、東証1部への市場変更に伴うTOPIX採用により、新たな組み入れニーズが発生することへの期待感から買いが流入した。  

■ファマライズ <2796>  659円  +23 円 (+3.6%)  本日終値
 ファーマライズホールディングス<2796>が高い。同社はきょう、子会社のファーマライズが都市部での遠隔服薬指導を開始するための申請を行ったと発表。今後の展開などが期待されているようだ。ファーマライズはきょう、ファーマライズ薬局美浜店(千葉市)が国家戦略特区における都市部での遠隔服薬指導の実施について、千葉市に登録申請。認可が下り次第、日本初の都市部でのオンライン服薬指導が可能になる予定だとしている。

■クニミネ工業 <5388>  1,428円  +42 円 (+3.0%)  本日終値
 クニミネ工業<5388>が大幅続伸でフシ目の1400円ラインを上に抜けてきた。時価は1996年以来23年ぶりの高値圏に浮上した。同社は特殊粘土鉱物であるベントナイトの最大手で、土木建築や農薬、化粧品分野など幅広い領域で需要を取り込んでいる。特に、今秋の台風被害の復興需要で土木建築分野での需要拡大が見込まれている。また、環境省が放射性物質を含んだ汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設整備に約1500億円を投じる方針を打ち出しているが、同社は放射性廃棄物処分に関して試験材料の提供や受託試験研究を進めていることも思惑材料となっている。

■日本鋳鉄管 <5612>  1,358円  +26 円 (+2.0%)  本日終値
 日本鋳鉄管<5612>は3日ぶりに反発。18日の取引終了後、AI(人工知能)を用いたソフトウェアサービスを展開するフラクタ(米・カリフォルニア州)のAIや機械学習を活用した水道管路の劣化診断技術を、大阪市水道局とともに検証すると発表した。同社は18年9月にフラクタとパートナーシップ契約を締結しており、国内水道事業者への展開を通じて「日本版環境データベース」の国内への適用準備を整え20年1月から、フラクタの代理店として、共同で国内でのソフトウェアなどの販売を進めるという。

■テックファム <3625>  1,298円  +24 円 (+1.9%)  本日終値
 テックファームホールディングス<3625>は4日続伸。システムの受託開発を展開し電子マネー対応サービスなどスマートフォン向けで優位性を持っている。スマートフォンの画面に直接押せる電子スタンプサービスで店舗の販促を支援するサービス「Raklu(ラクル)」は注目度が高い。カジノの決済システムなども手掛け、同関連株としても人気素地がある。

●ストップ高銘柄
 ウィルズ <4482>  4,750円  +700 円 (+17.3%) ストップ高   本日終値
 ボルテージ <3639>  765円  +100 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 ぱど <4833>  450円  -100 円 (-18.2%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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