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【市況】前場に注目すべき3つのポイント~ギャップスタート後は次第に中小型株へシフト

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:ギャップスタート後は次第に中小型株へシフト
■前場の注目材料:楽天地、3Q営業利益70%増、配当20円の増配へ
■日本電産、米AGV部品メーカー買収、パッケージ強化


■ギャップスタート後は次第に中小型株へシフト

5日の日本株市場は、米株高の流れを受けて買い先行で始まろう。4日の米国市場ではNYダウが146ドル高と反発。米国が15日より前に米中通商協議における第一段階の合意を見込んでいるとの報道を受け、買いが先行。原油相場や米長期金利の上昇も好感され、終日堅調推移となった。これを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比240円高の23340円。円相場は1ドル108円80銭台で推移している。楽観視は出来ないものの、米中通商協議を巡る警戒感が和らいでいることもあり、直近で下げのきつかった指数インパクトの大きい銘柄などは先物主導のインデックス売買によりギャップスタートとなろう。

もっとも、買い一巡後はレンジ内でのこう着相場が続くとみられ、次第に中小型株を中心とした材料株物色に資金がシフトすると考えられる。また、原油先物相場が大きく上昇していることもあり、エネルギー関連などへの買い戻しにつながる可能性もありそうだ。その他、日経平均は高値もち合いが継続している中で、相対的に出遅れているセクターや銘柄などを見直す動きも徐々に広がりを見せてきている。

また、昨日の日経平均はギャップスタートとなったが、寄り付き直後の23203.77円が高値、9時20分に付けた23044.78円が安値となるなど、その後はほぼ横ばいでの推移であり、底堅さが意識されていたとはいえ、模様眺めムードの強い相場展開であった。指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>が終日軟調だったこともあり、日経平均の売り一巡後のリバウンドが意識しづらかったところであろう。ファーストリテが落ち着くようであれば、仕切り直しの流れにも向かいやすいところ。

一方で、マザーズ指数は小幅な下げにとどまっていたほか、JASDAQ平均は9営業日続伸となっており、個人主体の中小型株への物色が活発である。また、テーマ株として物色されている銘柄なども連日で強い動きをみせてくる銘柄が目立っており、需給的にも回転が効いていると考えられる。中小型株については政策期待の関連銘柄等へ引き続き資金が向かいやすいだろう。


■楽天地、3Q営業利益70%増、配当20円の増配へ

楽天地<8842>は第3四半期決算を発表。営業利益は前年同期比70%増の12.29億円だった。通期計画に対する進捗率は79%に。「楽天地ビル」の改装が終わり3月から全館で営業を再開し、フロアの賃貸収入が増えた。映画館事業の売上高は17億円程度と過去最高になった。今期の配当は従来予想から20円引き上げて80円としている。


■前場の注目材料
・NYダウは上昇(27649.78、+146.97)
・ナスダック総合指数は上昇(8566.67、+46.03)
・シカゴ日経225先物は上昇(23340、大阪比+240)
・1ドル108円80-90銭
・SOX指数は上昇(1691.45、+25.74)
・VIX指数は低下(14.80、-1.16)
・米原油先物は上昇(58.43、+2.33)
・日銀のETF購入
・株安局面での自社株買い


・クボタ<6326>米に農機・建機の技術革新拠点、産学・異業種連携を加速
・コニカミノルタ<4902>ワイポグリーン参画、技術開放し環境配慮に貢献
・中国電<9504>広島大と協定、石炭火力のCO2活用研究
・三菱商<8058>デジタル戦略を拡大、テクノロジー子会社設立
・ユーグレナ<2931>伊藤忠とコロンビアでミドリムシ培養実証
・日本電産<6594>米AGV部品メーカー買収、パッケージ強化


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・10:30 原田日銀審議委員あいさつ(大分市)

<海外>
・09:30 豪・10月貿易収支(予想:+65.0億豪ドル、9月:+71.8億豪ドル)
・09:30 豪・10月小売売上高(前月比予想:+0.3%、9月:+0.2%)

《SF》

 提供:フィスコ

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