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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:カカクコム、東エレク、テンポイノベ

カカクコム <日足> 「株探」多機能チャートより
■エフティグループ <2763>  1,425円  +72 円 (+5.3%)  11:30現在
 20日、エフティグループ <2763> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の1.25%にあたる40万株(金額で8億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月25日から20年5月31日まで。

■中部飼料 <2053>  1,329円  +30 円 (+2.3%)  11:30現在
 20日、中部飼料 <2053> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.99%にあたる30万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月21日から20年3月31日まで。

■WDBホールディングス <2475>  2,774円  +36 円 (+1.3%)  11:30現在
 WDBホールディングス<2475>が5日続伸している。20日の取引終了後、子会社WDBココ<7079>の東証マザーズへの新規上場が承認されたことに伴い、保有株の一部である28万7000株の売り出しを実施すると発表。売却益による業績上振れを期待した買いが入っているようだ。なお、WDBココの上場日は12月25日の予定。売り出し後のWDBのWDBココ株式所有割合は74.9%となる。

■カカクコム <2371>  2,554円  +12 円 (+0.5%)  11:30現在
 20日、カカクコム <2371> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.82%にあたる380万株(金額で80億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月21日から20年1月31日まで。

■リクルート <6098>  3,934円  +12 円 (+0.3%)  11:30現在
 リクルートホールディングス<6098>が全体下落相場に抗して頑強な値運び。全体悪地合いのなかも売りを吸収し6日続伸となっている。総合人材サービスのトップ企業として、幅広い分野で需要を取り込んでいる。足もとの業績は求人検索サイト「インディード」が好調で、全体収益を牽引。また、HRテックを積極化して利益を押し上げている点も高評価されているようだ。POSレジやキャッシュレス決済などの支援サービスも育成している。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,011円  +2 円 (+0.2%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>、JXTGホールディングス<5020>はしっかり。前日のWTI原油先物価格は1ドル90セント高の1バレル=57ドル11セントと急伸。米原油在庫が予想を下回ったことに加え、ロシアが原油市場均衡のためOPECと引き続き協調減産に協力する姿勢をみせたことが原油価格上昇をもたらした。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数は売られたものの、シェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー関連株は高く引けており、東京市場でもこの流れを引き継ぐ形となった。

■東京エレクトロン <8035>  21,620円  -890 円 (-4.0%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が安い。前日の米国株市場では、米中摩擦への警戒感が再燃し半導体関連株などに売りがかさんだ。半導体製造装置の世界最大手アプライドマテリアルズが2%超の下げをみせるなど、同セクターは総じて売りに押され、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3日続落と下値を試す展開を強いられた。これを受け、東京市場でも関連銘柄に売りを誘発している。

■日経レバ <1570>  20,940円  -480 円 (-2.2%)  11:30現在
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が続落、2万1000円台を割り込んだ。日経平均株価にリンクしたETFで価格変動率は2倍に設定されているが、足もと全体相場が米中対立懸念でリスク回避の流れに傾き、先物主導で大きく値を下げる日経平均に追随する動きとなった。売買代金は全市場を通じて断トツの水準をこなしており、個人投資家を中心とした短期資金の流入が顕著となっている。

■テンポイノベーション <3484>  1,792円  +169 円 (+10.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 20日、テンポイノベーション <3484> が12月10日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。併せて、株式分割後も株主優待制度の対象は、現行の100株以上保有を据え置くことも明らかにしている。実質的な拡充となる。

■イワキ <8095>  494円  +31 円 (+6.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 イワキ <8095> が急反発。20日大引け後、株主優待制度を新設すると発表したことが買い材料視された。毎年11月末時点で100株以上を1年以上継続保有する株主に対し、自社グループの化粧品詰め合わせセット3000円相当など、3コースの中から1つを贈呈するという。今年から制度を開始するとしており、27日の権利付き最終日を目前に権利取りを狙う買いなどが向かった。

■応用技術 <4356>  4,230円  +240 円 (+6.0%)  11:30現在
 応用技術<4356>が大幅高。全体波乱相場のなか我が道を行く展開で連日の新値更新と気を吐いている。防災コンサルティングを手掛け、建築用業務関連ソフトの開発も行っている。独自の構造解析やアセットマネジメントなどで土木建築分野の需要を開拓、また防災では、地震や河川氾濫などの自然災害に対して数値シミュレーションモデルを構築するなどで優位性を発揮している。主力輸出株が売られるなか、為替や海外株市場の影響を受けにくい国土強靱化関連の有力株として買いが向かっている。

■セルシード <7776>  533円  +30 円 (+6.0%)  11:30現在
 セルシード<7776>は急伸。同社は医療用細胞シートの開発を手掛けるバイオベンチャーだが、20日取引終了後、米国で移植用「軟骨再生シート」の基本特許が成立したことを発表、これを材料視する形で投資資金が集中した。株価は9月中旬以降、500円近辺でのもみ合いを続けていたこともあって売り物がこなれており、株式需給面からも上値が軽い。

■ケア21 <2373>  1,761円  +11 円 (+0.6%)  11:30現在
 介護サービスを展開するケア21 <2373> [JQ]が高い。20日大引け後、19年10月期の連結経常利益を従来予想の5億円→7億円に40.0%上方修正。増益率が45.3%増→2.0倍に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。新規出店を含めより高い効果が見込める施策へのシフトで投資効率の改善が進んだうえ、水道光熱費や消耗品費の削減なども上振れの要因となった。

■マルカ <7594>  2,443円  +13 円 (+0.5%)  11:30現在
 マルカ <7594> が3日ぶりに反発し、年初来高値を更新した。20日大引け後、19年11月期の期末配当を従来計画の25円→28円(前期は25円)に増額修正したことが買い材料視された。足もとの好調な業績を踏まえ、株主への利益還元を増やす。今期最終利益は前期比40.5%増の27億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しだ。権利付き最終日を27日に控え、配当取りを狙う買いなどが向かった。

■キューブシステム <2335>  796円  +4 円 (+0.5%)  11:30現在
 キューブシステム<2335>が反発している。20日の取引終了後、同社が開発した“イベントなどの入場管理を顔情報で行う”サービス「顔チケ」の実証実験を行い、一定の成果を確認できたと発表しており、これが好感されている。「顔チケ」は、トリプルアイズ(東京都千代田区)の画像認識プラットフォーム「AIZE」を活用したサービスで、実証実験では事前登録した153人のうち144人を判別し、94.1%という高い認識率となったという。また、人物の誤認識は発生せず、認識した場合の正答率は100%となり、正確性も実証することができたとしている。

●ストップ高銘柄
 チタン工業 <4098>  3,115円  +502 円 (+19.2%) ストップ高   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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