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【市況】東京株式(前引け)=小幅続伸も値下がり銘柄数多く売買代金低調

日経平均 <1分足> 売買代金 「株探」多機能チャートより
 17日前引けの日経平均株価は前営業日比31円05銭高の2万2503円97銭と小幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億5213万株、売買代金概算は9288億4000万円。値上がり銘柄数は729、対して値下がり銘柄数は1319、変わらずは107銘柄だった。

 きょう前場の東京市場は売り買い交錯となり、やや買い優勢のなかも上値の重い展開を強いられた。前日の米国株市場でNYダウなど主要株価指数が小幅反落しており、ここ大きく水準を切り上げてきた日経平均も利益確定売り圧力が反映されている。目先的には英国のEU離脱問題を巡る先行き不透明感が後退しており、これはプラスに働いている。外国為替市場で1ドル=108円台後半と円安水準で推移していることも全体相場の下値を支えている。ただ、値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が大幅に上回る状況で売買代金は1兆円を下回った。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>がしっかり。ソニー<6758>が高く、村田製作所<6981>も上昇した。ヤマトホールディングス<9064>が値を上げたほか、資生堂<4911>も堅調。ベクトル<6058>が大幅高、日本通信<9424>も活況高となった。半面、任天堂<7974>が売られ、東京エレクトロン<8035>も冴えない。SMC<6273>も軟調。ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615>が大幅安、三櫻工業<6584>も利食われた。ルネサスエレクトロニクス<6723>も安い。

出所:MINKABU PRESS

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