【市況】１６日の株式相場見通し＝続伸、年初来高値更新の可能性高まる

　１６日の東京株式市場は買い優勢の展開で、日経平均は続伸し年初来高値を更新する可能性が高い。前日の米国株市場ではＮＹダウが金融株の好決算を背景にリスク選好の流れとなりＮＹダウが大きく切り返した。先の閣僚級貿易協議を経て米中対立がやや緩和されたことで世界景気後退への警戒感が後退しており、空売り筋の買い戻しを誘っている。また、東京市場では外国為替市場で１ドル＝１０８円台後半まで円安方向に振れていることも輸出株中心にポジティブ材料となる。

　１５日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比２３７ドル４４セント高の２万７０２４ドル８０セントと反発。ナスダック総合株価指数も、同１００．０５６ポイント高の８１４８．７０６と上昇した。

　日程面では、きょうは９月の訪日外客数。海外では９月の米小売売上高、８月の米企業在庫、米地区連銀経済報告（ベージュブック）のほか、８月のユーロ圏貿易収支、韓国中銀による政策金利発表が予定される。

出所：MINKABU PRESS