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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ユニゾHD、CTC、パーソルHD

ユニゾHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■ユニゾホールディングス <3258>  4,220円  +95 円 (+2.3%)  本日終値
 ユニゾホールディングス<3258>が4日ぶりに反発。米投資ファンド、エリオット・インターナショナルの保有株比率が10.95%(従来9.90%)に上昇したことが18日に提出された報告書で判明した。市場では一段の買い増しを含め今後の展開への関心が高まっている。ユニゾHDに対しては、フォートレス・インベストメント・グループがTOB(株式公開買い付け)を実施している。

■伊藤忠テクノ <4739>  2,941円  +66 円 (+2.3%)  本日終値
 伊藤忠テクノソリューションズ<4739>が5日続伸。SMBC日興証券が18日付で、投資評価「2」を継続しつつ、目標株価を2700円から2800円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、通信キャリア向けの売上高は一進一退を繰り返すと予想しつつも、それでも同社では、一般企業向けや公共分野などで業務を拡大させることができると指摘。第1四半期のエンタープライズと広域・社会インフラセグメントでの受注増を織り込んだことや、現在の需要環境から日本企業のIT投資需要が従来予想以上に高水準で推移するとみていることを要因に、20年3月期の営業利益予想を385億円から399円へ、21年3月期を同400億円から415億円へ上方修正している。

■パーソルHD <2181>  2,282円  +45 円 (+2.0%)  本日終値
 パーソルホールディングス<2181>が反発。SMBC日興証券は18日、同社株の投資評価「1」を継続した。目標株価は3000円(従来3300円)とした。同社が先月9日に発表した第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比12.8%減の100億5700万円だった。この発表を受け、株価は下落したが、同証券では「通期計画の達成に懸念を抱くほどではなく、株価下落は行き過ぎ」と指摘し、割安感は強まったとみている。20年3月期の同利益は会社予想と同水準の430億円、21年3月期は同535億円を予想している。

■ラクス <3923>  3,150円  +60 円 (+1.9%)  本日終値
 ラクス<3923>が6日続伸。18日の取引終了後、100%子会社ラクスパートナーズが、ITエンジニアの転職を支援する人材紹介事業「RPエージェント」を開始したと発表しており、これが好感された。同事業は、企業のニーズにマッチしたITエンジニアを紹介するITエンジニア特化型転職エージェントサービス。ラクスグループの派遣事業における企業ニーズとITエンジニアのスキルをマッチングしてきた実績と、ITエンジニアへのキャリアサポート力を生かすことで、IT業界の人材不足解消に取り組むとしている。

■菱洋エレクトロ <8068>  1,878円  +32 円 (+1.7%)  本日終値
 菱洋エレクトロ<8068>は反発。18日の取引終了後、アイリスオーヤマ(仙台市青葉区)が9月27日に発売するLED照明「音声操作シーリングライト」に、菱洋エレクが技術協力をした音声認識技術が採用されたと発表しており、これが好感された。今回、アイリスオーヤマが発売する「音声操作シーリングライト」は、無線LAN環境やスマートスピーカー、専用アプリが必要なく、設置してすぐに音声操作ができる家庭用LED照明。高性能の音声認識AIとマイクを照明器具本体に内蔵することで、スマートスピーカー使用時と比較して、認識から点灯までの反応速度が1秒未満と短く、誰でもストレスなく簡単に操作ができるとしており、オフライン環境で音声操作ができる家庭用LED照明としては、業界初の販売となるという。

■富士フイルム <4901>  4,799円  +18 円 (+0.4%)  本日終値
 富士フイルムホールディングス<4901>が反発。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「2020年代半ばにヘルスケア事業の売上高を20年3月期見通しの約2倍にあたる1兆円に伸ばす計画だ」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、市場の拡大が見込まれるバイオ医薬品の開発製造受託(CDMO)で受注を増やすほか、医療機器や病院向けITシステムにも注力することで、新たな稼ぎ頭に育てる方針だという。

■クラレ <3405>  1,358円  +2 円 (+0.2%)  本日終値
 クラレ<3405>が続伸。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「クラレは生分解性プラスチック事業の売上高を2026年に19年見通し比5倍の1億ドル(約108億円)に引き上げる計画だ」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、現在は豪州でフィルム状に加工し、食肉包装向けに販売しているが、20年に米国で新たに生産設備が稼働し、米国の食品向け包装材大手シールドエアーに供給することから拡大するもよう。また、26年までに欧州に広げることも検討するとしている。

■ティーケーピー <3479>  4,750円  -200 円 (-4.0%)  本日終値
 ティーケーピー<3479>は反落。18日取引終了後、公募増資と売り出しを発表したことから1株当たり利益の希薄化や株式需給の悪化が警戒された。428万2700株の公募と50万株の株式売り出し、それに上限71万7300株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施する。公募に伴う調達資金は約243億1100万円で、A種優先株の取得資金や短期借入金の返済などに充てる。発行済み株式数は最大で約15%増える見込み。発行・売出価格は9月30日から10月3日のいずれかの日に決定する。

■日本アジア投資 <8518>  303円  +56 円 (+22.7%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 日本アジア投資<8518>が急反騰。18日の取引終了後、投資先で神戸大学発スタートアップ企業のIntegral Geometry Science(インテグラル ジオメトリ サイエンス、神戸市中央区)が、乳がん検診用の世界初の画像化システム「マイクロ波マンモグラフィ」のプロトタイプ機を開発したと発表しており、これが好感された。開発された「マイクロ波マンモグラフィ」は、今年4月に厚労省から先駆け審査指定制度の対象品目に指定されており、22年までの実用化を目指すという。また、臨床研究では高濃度乳房を含む全てのタイプの乳房で高い乳がん検出感度を有することが示されているとしている。

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