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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):アゼアス、加藤製、インタートレ

アゼアス <日足> 「株探」多機能チャートより
■アゼアス <3161>  547円  +15 円 (+2.8%)  本日終値
 アゼアス <3161> [東証2]が高い。11日大引け後に発表した20年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益が前年同期比3.0倍の7900万円に急拡大して着地したことが買い材料視された。主力の防護服・環境資機材事業の収益が大幅に拡大したことが寄与。防護服のシェア拡大や新規分野の開拓に注力したほか、断続的に発生する豚コレラの封じ込め作業に伴う需要を取り込んだ。上期計画の8700万円に対する進捗率は90.8%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■加藤製作所 <6390>  1,906円  +29 円 (+1.6%)  本日終値
 加藤製作所<6390>が6連騰で戻り足を強めている。株価は8月15日の年初来安値1486円をターニングポイントに切り返し、時価は75日移動平均線を上に抜けてきた。油圧クレーンの大手メーカーだが、国内排ガス規制強化に伴う駆け込み需要の反動減が一巡したことで小型クレーンの売り上げが回復歩調。大型クレーンも更新需要が収益に反映され始めた。20年3月期営業利益は前期比4割減の26億円見通しにあるが、株価的には織り込みが進んでおり、21年3月期の増益転換を見込んだ底値買いに弾みがついてきた。

■昭文社 <9475>  376円  +5 円 (+1.4%)  本日終値
 昭文社<9475>は一時10%超上昇した。同社はきょう午後2時に、20年3月期通期の連結最終損益見通しを、従来の2億円の黒字から3億6000万円の黒字(前期は18億1500万円の赤字)に上方修正すると発表。これが買い手掛かりとなったようだ。修正の理由は、横浜営業所の土地及び建物を、くりこ(横浜市)に譲渡することに伴い、固定資産売却益1億5900万円を特別利益として計上するため。契約締結日は9月17日、引き渡し日は12月中を予定している。なお、売上高や営業利益、経常利益の見通しに変更はない。

■インタートレード <3747>  1,018円  -236 円 (-18.8%)  本日終値
 11日、東証と日証金がインタートレード <3747> [東証2]について12日売買分から信用取引に関する臨時措置を強化すると発表したことが売り材料視された。東証は委託保証金率を現行の70%以上(うち現金を40%以上)→90%以上(うち現金を60%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の70%(うち現金を40%)→90%(うち現金を60%)とする。信用規制強化による人気離散を警戒した売りが向かった。

■GAテクノ <3491>  3,020円  -700 円 (-18.8%) ストップ安   本日終値
 11日に決算を発表。「11-7月期(3Q累計)経常が21%減益で着地・5-7月期も70%減益」が嫌気された。
 GA technologies <3491> [東証M] が9月11日大引け後(15:00)に決算を発表。19年10月期第3四半期累計(18年11月-19年7月)の連結経常利益は前年同期非連結比20.6%減の3億0100万円に減り、通期計画の9億7900万円に対する進捗率は30.7%にとどまり、さらに前年同期の59.1%も下回った。
  ⇒⇒GAテクノの詳しい業績推移表を見る

■神島化学工業 <4026>  778円  -111 円 (-12.5%)  本日終値
 神島化学工業<4026>が急反落。11日の取引終了後に発表した第1四半期(5~7月)単独決算が、売上高53億300万円(前年同期比3.9%減)、営業利益1億6000万円(同25.8%減)、純利益9400万円(同27.5%減)と減収減益だったことが嫌気された。主力の建材事業で、高級軒天ボードが好調だった半面、採算性重視の施策で一部製品の販売が減少したことに加えて、化成品事業で減価償却費が増加したことなどが利益を押し下げた。20年4月期通期業績予想は、売上高227億円(前期比2.2%増)、営業利益10億6000万円(同11.8%増)、純利益7億円(同5.9%増)の従来見通しを据え置いている。

■ハウテレビジョン <7064>  2,563円  -187 円 (-6.8%)  本日終値
 ハウテレビジョン<7064>は6日ぶりに反落。同社は11日取引終了後、20年1月期第2四半期(2~7月)の単独業績を発表。売上高が4億5100万円(前年同期比37.9%増)、営業利益が8200万円(同2.1倍)と大幅な増収増益となった。外資就活ドットコム関連のDAU(デイリーアクティブユーザー)数やユーザー送客(広告クリック)数はともに好調だったことから、5~7月期は四半期ベースで過去最高の売り上げと営業利益を達成した。ただ、好調な業績を織り込み株価を上昇させてきただけあって、材料出尽くしの形で目先売りがかさんだ。

■太洋基礎工業 <1758>  5,200円  -330 円 (-6.0%)  本日終値
 11日に決算を発表。「5-7月期(2Q)経常は57%減益」が嫌気された。
 太洋基礎工業 <1758> [JQ] が9月11日大引け後(15:00)に決算を発表。20年1月期第2四半期累計(2-7月)の経常利益(非連結)は前年同期比12.7%増の2億9300万円に伸び、通期計画の6億5000万円に対する進捗率は5年平均の40.0%を上回る45.1%に達した。
  ⇒⇒太洋基礎工業の詳しい業績推移表を見る

■自律制御システム研究所 <6232>  2,719円  +126 円 (+4.9%)  本日終値
 11日に発表した「助成金収入4384万円を計上」が買い材料。
 20年3月期第2四半期に助成金収入4384万円を計上。通期業績予想には織り込み済み。

■メドピア <6095>  1,123円  +15 円 (+1.4%)  本日終値
 11日に発表した「医師サイト内にネットテレビを開局」が買い材料。
 医師会員向けに新たな事業を開始。医師専用コミュニティサイト「MedPeer」内にインターネットテレビを開局する。

●ストップ高銘柄
 JMACS <5817>  401円  +80 円 (+24.9%) ストップ高   本日終値
 アイスタディ <2345>  911円  +150 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 など、1銘柄

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