【市況】６日の株式相場見通し＝米株高受け続伸、上値は限定的との見方も

　６日の東京株式市場は、前日の米国株市場でＮＹダウ、ナスダック総合指数ともに大幅高したことを受けリスクを取る動きが継続しそうだ。米中摩擦問題に対する懸念はくすぶるものの、１０月に協議が再開される見通しとなったことで、市場心理が改善している。米国では８月のＡＤＰ全米雇用リポートや米ＩＳＭ非製造業指数がいずれも市場コンセンサスを上回るなど、米景気に対する警戒感が足もと後退している。ただ、日経平均は前日に４００円超の上昇をみせていることや、週末商いで米８月の雇用統計発表を控えていることで、上値は限定的との見方もある。

　５日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比３７２ドル６８セント高の２万６７２８ドル１５セントと大幅続伸。ナスダック総合株価指数も、同１３９．９４８ポイント高の８１１６．８２８と続急伸となった。

　日程面では、きょうは７月の家計調査、７月の景気動向指数（速報値）。海外では８月の米雇用統計が発表される。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）