【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」　(9月5日記）

　日経平均株価は、昨晩のNYダウが上昇した流れを映して、寄り付き値が上放れて、8月9日の高値2万0782円を超える動きになる公算です。

　2万0782円を超える動きは、8月以降の保ち合いが下降途中の中段保ち合いではなく、方向感のない状態へ入っているか、下値堅さを示す作業を経過した可能性を示唆しています。

　方向感のない状態は、おおまかな価格帯をうろうろしている動きで、以前の戻り高値、押し目を抜けても、それをきっかけに動意づく展開になりません。本日、2万0782円を超えたとしても、すぐに上値を抑えられる動きになると考えられます。

　8月以降、下値堅さを確認して、上昇の流れへ入っているなら、本日以降、目立った調整なく、はっきりとした上昇の流れを作る公算です。


情報提供：パワートレンド＝伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋　プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。

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