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【市況】【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 積極経営の“元気印銘柄”で勝負!

株式アドバイザー 北浜流一郎

「積極経営の“元気印銘柄”で勝負!」

●証明された市場の強さ、9月後半の浮上に期待!

 8月相場が終わった。残念ながら日経平均株価の月足チャートは陰線。7月が保ち合いだったので今月は陽転、こうした期待は裏切られてしまった。

 結局、米中貿易戦争の激化と逆イールドに屈伏してしまった形だ。両方ともまだ市場から立ち去ったわけではないため、なお警戒を怠れないが、幸い底は打ったとみてよい状況だ。厳しい状況の中で、日経平均は8月6日につけたここ数ヵ月の最安値2万110円を割り込まずに済んだからだ。

 もちろん、現状維持が続くだけでは意味がない。さらに上昇してくれなくてはならないが、この点どうなのか。

 まずは、9月相場の特長だ。9月は10月から始まる3ヵ月相場に向けての助走相場になるのが普通で、月の半ばまでは軟調展開になることが多い。そして、後半から浮上に転じ、10~12月高に向かうのだが、今年もそうなる確率が高い。8月が低調だったからだ。

 8月が前月比で817円も下げたのは最悪ともいえる材料、つまり米中貿易戦争の激化、そして機関投資家たちのほとんどが一斉に警戒モードに入る逆イールドの出現によるものだった。

 これだけのネガティブ材料がありながら、市場は下げはしたものの、日経平均は2万円を割り込まずに済んだのだ。市場の強さは、上昇力の強さばかりで分かるわけではない。ネガティブ材料への抵抗力。これでも分かるのであり、いまはその強さが証明された形になる。

●投資の常道に立ち返る

しかも、米中貿易戦争の長期化による経済の減速が懸念されている中で、このところ発表される経済指標を見る限り、景気は案じられているほど悪化してはいない。

 経済産業省が30日発表した7月の鉱工業生産指数速報は102.7(2015年=100)となり、前月と比べ1.3%上昇だった。さらに、7月の完全失業率は前月比0.1ポイント低下の2.2%とわずかではあるが改善し、完全雇用に近くなっている。

 このようなデータを踏まえると、ここはやはり投資の常道に則り、積極経営により収益を伸ばし続けている“元気印銘柄”を重点的に狙っていきたい。

 まずは、ジャパンミート <3539> だ。この会社は茨城県を拠点に業務用スーパー「肉のハナマサ」を運営している。日米通商交渉の結果、米国産牛肉に対する関税は現行の38.5%が将来9%まで段階的に下がることになった。この会社はその恩恵を受ける。

 米国でボーリング場+アメニティー施設の運営が順調に拡大中のラウンドワン <4680> も、その積極経営は高く評価できる。ボーリング場とバスケットボールなどをともに楽しめるような施設を作っているのだ。

 千葉を拠点に首都圏で和食居酒屋「こだわりもん一家」や「屋台屋博多劇場」などを運営している一家ダイニングプロジェクト <9266> [東証M]もアプリ会員増を背景に積極経営を進めていて、なお伸び余地ありとみる。

 同じく居酒屋経営で躍進を続けているDDホールディングス <3073> も魅力的だ。この会社は居酒屋「わらやき屋」を中心に、複数業態の飲食店経営で成功している。

 最後に、オーソドックス銘柄では野村総合研究所 <4307> がある。金融、流通業界向けのコンサルシステム開発に強く、いまはクラウドサービスが堅調に伸び続けていて株も期待が持てる。

2019年8月30日 記

株探ニュース

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