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【材料】<動意株・19日>(前引け)=YE DIGITAL、テーオーシー、ブランジスタ

YEデジタル <日足> 「株探」多機能チャートより
 YE DIGITAL<2354>=継続的な買いが流入、売買代金増勢のなか物色人気化の様相。株価は7カ月ぶりに年初来高値を更新。同社は安川電グループにおいて、システム構築及び組み込みソフトでIT技術開発の要を担う存在。FAシステム構築やメカトロ機器向けシステム開発が好調で収益貢献しているほか、ERPソリューションなどの需要取り込みも進んでいる。基盤型ソフトウェア製品の開発や運用支援を手掛けるデータ・アプリケーション(東京都中央区)と資本提携を視野に入れた業務提携を検討中で、これに伴う業務効率化や生産性向上に期待がかかっている。20年2月期営業利益は5億5000万円と前期比19.8%増益を予想。更に21年2月期は利益の伸びが加速する可能性がある。

 テーオーシー<8841>=続伸。今月7日に大幅高に買われた後、700円台前半で目先筋の利益確定売りをこなしていたが、目先再動意の展開となり7日につけた戻り高値771円を上回ってきた。REIT市場の好調を背景に不動産株にも幅広く買いが入り始めている。現在の低金利環境は、資金調達コストや有利子負債負担を軽減する追い風として意識されており、そのなかTOCビルや大崎ニューシティなどの流通関連ビルで最大手に位置する同社は見直し機運に乗っている。信用倍率0.5倍近辺と株式需給が良好な点もポイントとなっている。

 ブランジスタ<6176>=大幅続伸。出来高増勢のなか上値追いを加速させている。スマートフォンやタブレットの普及がベースとなり電子書籍市場の拡大が続いている。今年上半期時点で、紙の出版物が前年同期比5%減少しているのに対し、電子出版は同22%増と大幅な伸びを続けている。そのなか、同社は旅行情報を扱う「旅色」を主力に電子雑誌を展開、地方自治体との連携も厚く、足もとは業績回復色が強い。株価は急騰習性があり、2016年春先にはわずか数カ月で1100円台の株価を1万6000円近くまで十数倍に大化けさせた実績がある。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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