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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

ベネフィJ <日足> 「株探」多機能チャートより

■ベネフィJ <3934>  1,347円 (+265円、+24.5%)

 東証1部の上昇率トップ。ベネフィットジャパン <3934> が6連騰。好決算発表を受け14日に値幅制限いっぱいに買われる人気となったが、15日もストップ高目前まで駆け上がる鮮烈な上げ足をみせた。全体地合いに左右されず需給相場が加速している。業績は19年4-6月期営業利益が前年同期比67%増の3億100万円と絶好調。回線を借りて通信サービスを行うMVNO事業が好調で収益を押し上げている。同社が展開する通信サービスは次世代通信規格5GIoT関連のデバイス提供の本格化に伴い更に商機が高まるとみられており、ショッピングモールなどでの顧客獲得活動やネットを通じた拡販戦略が奏功して会員数増加が顕著となっている。

■カオナビ <4435>  6,350円 (+1,000円、+18.7%) ストップ高

 カオナビ <4435> [東証M]がストップ高。同社は14日取引終了後に、20年3月期第1四半期(4-6月)の単独決算を発表。営業損益が600万円の黒字(前年同期は3600万円の赤字)に浮上したことが好感されたようだ。売上高は5億7600万円(前年同期比62.4%増)で着地。クラウド人材マネジメントシステム「カオナビ」の成長が続いており、同期間末時点の利用企業数は1408社となっている。なお、通期業績予想は売上高25億4000万円(前期比50.3%増)とする従来計画を据え置き、各利益については開示していない。

■アエリア <3758>  960円 (+150円、+18.5%) ストップ高

 アエリア <3758> [JQ]がストップ高。14日大引け後に発表した19年12月期上期(1-6月)の連結経常利益が前年同期比13.1%増の17.4億円に伸びて着地したことが買い材料視された。スマートフォン向けゲーム「A3!」「蒼焔の艦隊」の課金収入が好調だったことに加え、昨年6月に買収したサイバードの業績が通期寄与したことも収益を押し上げた。併せて、通期の同利益を従来予想の20億円→30億円に50.0%上方修正。増益率が23.8%増→85.8%増に拡大し、12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

■IIF <6545>  910円 (+133円、+17.1%)

 インターネットインフィニティー <6545> [東証M]が3日ぶりに急反騰。同社は14日取引終了後に、20年3月期第1四半期(4-6月)の単独決算を発表。営業損益は5800万円の黒字(前年同期は4300万円の赤字)に浮上し、通期計画1億7000万円に対する進捗率は34.1%に達した。売上高は8億8600万円(前年同期比10.3%増)で着地。短時間リハビリ型通所介護サービスの拠点拡大や顧客単価が増加に転じたことを背景に、ヘルスケアソリューション事業が大きく伸びたことが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■マーケットE <3135>  2,144円 (+250円、+13.2%)

 リユース品の買取・販売サイトを運営するマーケットエンタープライズ <3135> [東証M]が急反騰。14日大引け後に発表した19年6月期の連結経常利益は前の期比4.8倍の4.5億円に伸びて着地。続く20年6月期も前期比32.3%増の6億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は前期下期に大きく収益貢献したオウンドメディアが通期寄与するほか、2月に承継した買取一括査定サービス「おいくら」とのシナジーで買い取り件数の増加を見込み、売上高は前期比18.0%増の100億円を目指す。

■インタートレード <3747>  242円 (+27円、+12.6%)

 インタートレード <3747> [東証2]が続急騰。15日、暗号資産関連事業を展開する子会社デジタルアセットマーケッツが三井物産 <8031> からの出資を受け入れることになったと発表しており、同事業の拡大を期待した買いが入った。なお、インタートレは14日の取引終了後、19年9月期の連結業績予想について、営業損益を1億7000万円の赤字から3億8300万円の赤字(前期3億3500万円の赤字)へ下方修正している。

■ジーエヌアイ <2160>  4,875円 (+540円、+12.5%)

 ジーエヌアイグループ <2160> [東証M]が続急騰。14日大引け後に発表した19年12月期上期(1-6月)の連結税引き前利益が前年同期比9.4倍の6億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。中国で主力の特発性肺線維症治療薬「アイスーリュイ」の販売拡大が継続したうえ、米子会社では医療機器の販売が伸び、58.4%の大幅増収を達成したことが寄与。通期計画の7.4億円に対する進捗率は81.3%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■フェローテク <6890>  917円 (+96円、+11.7%)

 フェローテックホールディングス <6890> [JQ]が急動意、一気に900円台に歩を進めた。半導体製造装置向けに真空シールなどの部品を手掛け、高い商品競争力を強みとしている。米中摩擦問題の長期化で半導体設備投資意欲は低迷しているが、メモリーの在庫調整圧力は4-6月期を境に軽減されるとの見方も根強い。そのなか、同社はパワー半導体用基板などが健闘しており、14日取引終了後に発表した19年4-6月期決算は減収ながら、経常利益が前年同期比微増の17億8900万円と、厳しい環境下にあって底堅さをみせた。これが目先アク抜け感からの買いを誘う格好となった。

■スカラ <4845>  1,128円 (+108円、+10.6%)

 東証1部の上昇率2位。スカラ <4845> が大幅4日続伸、日経平均が急落するなか強さを際立たせている。同社は企業向けASPを主力に販売支援や宣伝の企画なども行う。顧客ニーズに柔軟に対応したASPサービスが好調で足もとの業績は会社側の想定を上回る。14日取引終了後に発表した19年6月期決算は営業利益が前期比39%増の21億5300万円と会社側計画を上回って着地。年間配当も4円増配の24円としている。これを好感する買いを引き寄せた。なお同社は同日、ジェイ・フェニックス・リサーチを株式交換で完全子会社化することも発表している。

■VIX短先物 <1552>  9,850円 (+810円、+9.0%)

 国際のETF VIX短期先物指数 <1552> [東証E]が急反発。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。14日の米VIX指数は14日に比べ4.58(26.14%)ポイント高の22.10に上昇。米国債市場で景気後退の兆候とされる10年債と2年債の利回りの逆転が約12年ぶりに発生。NYダウも前日比800ドル安と今年最大の下げ幅となった。これを受け、国際VIX短期先物は急伸している。

■アルテリア <4423>  1,320円 (+94円、+7.7%)

 東証1部の上昇率5位。アルテリア・ネットワークス <4423> が続急伸。同社は14日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比22.3%増の18.9億円に伸びたが、通期計画の79.1億円に対する進捗率は23.9%となり、前年同期の22.1%とほぼ同水準だった。

■キャンディル <1446>  1,550円 (+104円、+7.2%)

 キャンディル <1446> [東証M]が3日続伸で年初来高値を更新した。修理(リペア)サービスに強みを持ち建物の修繕・改修・維持管理などの建築サービス事業を手掛けるが、足もとでは東京オリンピック・パラリンピックに伴うインフラ整備や国土強靭化絡みの大口受注を受けるなど業容拡大している。14日取引終了後に発表された19年9月期第3四半期(18年10月-19年6月)累計業績について、売上高が前年同期比6.8%増の98億6500万円、営業利益が同20.3%増の3億6000万円、最終利益が同2.3倍の2億1500万円といずれも高水準な伸びをみせた。更に、同日に8月31日時点の株主を対象に1株を2株の割合に分割することも発表。同時に、今期年間配当を従来計画の10円から11円(株式分割前換算)に増額しており、これがポジティブサプライズとなり買いを呼び込んだ。

■くふうカンパニー <4399>  939円 (+61円、+7.0%)

 くふうカンパニー <4399> [東証M]が急反発。同社が14日取引終了後に発表した19年9月期第3四半期累計(18年10月-19年6月)の連結決算は、営業利益が1億5100万円(18年10月1日設立のため前年同期との比較なし)となった。19年4-6月期に限れば9600万円となり、直前四半期の2600万円と比べ3.7倍となったことが好感されたようだ。第3四半期累計の売上高は30億3000万円、4-6月期の売上高は12億5200万円(直前四半期に比べ14.1%増)で着地。結婚関連事業が堅調だったほか、不動産関連事業では富裕層向け物件の取り扱い件数が伸長した。また同日には、ふくろう少額短期保険(東京都中央区)の発行済み全株式を取得し、子会社化すると発表。株式譲渡日は9月中を予定している。

■ファインデックス <3649>  1,095円 (+70円、+6.8%)

 東証1部の上昇率6位。ファインデックス <3649> が波乱相場のなか売り物をこなし続急伸。同社は大規模病院向けを主力に医療用汎用ファイルシステムを展開している。ここ最近は大学病院のシステム投資意欲が復活しているほか、遅れていた中小医療機関のIT化も動き出した。同社は電子カルテ関連の新規案件の獲得やリプレイスが好調で、業績は絶好調に推移している。14日取引終了後に発表した19年1-6月期決算は営業利益が前年同期比4.6倍の2億7300万円と急拡大しており、これを背景に買いが優勢となった。

■アミューズ <4301>  2,566円 (+157円、+6.5%)

 東証1部の上昇率7位。アミューズ <4301> が続急伸。14日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比88.6%増の30.1億円に拡大して着地したことが買い材料視された。サザンオールスターズをはじめとする大型コンサートツアー開催でイベント収入が増加したうえ、コンサート関連グッズや音楽パッケージの販売も好調だった。利益率の高いCM収入が伸びたことも大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の37.7億円→43.5億円に15.4%上方修正。減益率が18.2%減→5.7%減に縮小する見通しとなった。

■レアジョブ <6096>  1,934円 (+100円、+5.5%)

 レアジョブ <6096> [東証M]が急反発。14日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比13倍の5100万円に急拡大して着地したことが買い材料視された。英会話学習ニーズが高まるなか、マーケティング強化などが奏功し個人向け会員数が増加したほか、営業体制の強化により法人・教育機関向けも拡大し、26.1%の大幅増収を達成したことが寄与。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の2.29%にあたる10万5000株(金額で1億9257万円)を上限に、8月15日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表。株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■サイバダイン <7779>  618円 (+29円、+4.9%)

 CYBERDYNE <7779> [東証M]が波乱相場に抗して3連騰と気を吐いている。介護や医療向けなどにロボットスーツ「HAL」を展開するが、国内だけでなく東南アジアなど海外で需要を開拓している。14日取引終了後に発表した19年4-6月期決算は経常損益が2億7900万円(前年同期実績は1億9900万円の赤字)と黒字化を果たしており、これをポジティブ視する買いを呼び込んだ。

■エードット <7063>  2,250円 (+97円、+4.5%)

 エードット <7063> [東証M]が大幅4日続伸。14日大引け後に発表した19年6月期の連結経常利益は前の期比36.9%増の1.6億円に伸びて着地。続く20年6月期も前期比63.5%増の2.7億円に拡大し、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期もセールスプロモーションやPR支援などを展開するブランディング事業で既存クライアントなどの案件受注が拡大し、29.0%の大幅増収を見込む。

■ライドオンE <6082>  1,468円 (+61円、+4.3%)

 ライドオンエクスプレスホールディングス <6082> が続伸し年初来高値を更新した。14日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高47億8400万円(前年同期比5.1%増)、営業利益2億6700万円(同6.3倍)、純利益1億6400万円(同10.1倍)と大幅増益となったことが好感された。元号変更や、ゴールデンウィークの長期化に伴う注文件数の増加により、宅配寿司「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」の売り上げが好調に推移。昨年10月のメニュー改定による商品構成の変化で変動費率が改善されたことも寄与した。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高208億2000万円(前期比1.5%増)、営業利益11億5100万円(同11.1%増)、純利益7億3000万円(同9.7%増)の従来見通しを据え置いている。

■レーザーテック <6920>  5,890円 (+220円、+3.9%)

 レーザーテック <6920> が3日続伸。半導体生産プロセスで不可欠であるマスクブランクス検査装置で独占的な世界シェアを誇る。米中摩擦による世界景気後退への懸念が取り沙汰されるなかも、半導体メモリー市況は在庫調整が前倒し的に進んでおり、19年4-6月期が底となる可能性が指摘されている。これを背景に半導体設備投資需要も年後半から来年にかけて回復基調に入るとの見方も根強く、同社株だけでなく、製造装置周辺メーカーの株価は総じて底堅さを発揮している。特に、次世代露光技術として注目されるEUV(極端紫外線)に絡む需要の創出が同社株には追い風として意識されている。同社の19年6月期は営業利益が同39.7%増の79億4100万円と大幅増益を達成、更に20年6月期は前期比63.7%増の130億円予想と伸び率が加速する見通しで、半導体製造装置関連のなかでも別格扱いとなっているようだ。

■スルガ銀行 <8358>  376円 (+13円、+3.6%)

 スルガ銀行 <8358> が大幅続伸。地合い悪に抗して取引時間中としては8営業日ぶりに一時400円台を回復する場面があった。同社が14日取引終了後に発表した19年4-6月期決算は経常利益が前年同期比32%増の62億2300万円と回復色を強めており、これが安心感を誘った。ただ、株式需給面では買い残も高水準で400円台では戻り売りを浴び再び370円台まで押し戻されるなど伸び悩んだ。

■富士ソフト <9749>  4,755円 (+70円、+1.5%)

 富士ソフト <9749> が3日続伸。全体相場が下値を模索するなか、頑強な値動きを継続している。独立系で車載用制御ソフト(組み込みソフト)開発などで実績が高い。19年12月期上期(1-6月)は2ケタ増収を確保し、営業利益は前年同期比27%増の66億9300万円と好調。FA関連は下期にやや不安を残しているが、市場では「自動車向けや業務ソフト開発の需要が旺盛で、会社側通期計画の営業利益117億円は上振れる可能性がある」(中堅証券アナリスト)と指摘されている。

※15日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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