【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):イオレ、霞ヶ関C、インパクト
イオレ <日足> 「株探」多機能チャートより
イオレ<2334>が後場急伸。同社はきょう午後1時に、20年3月期第1四半期(4~6月)の単独決算を発表。営業損益は3300万円の黒字(前年同期は100万円の赤字)に浮上し、上半期計画の1300万円を超過した。売上高は5億5100万円(前年同期比33.2%増)で着地。ユーザー情報を活用した広告配信サービス「pinpoint」及びその他運用型広告の売り上げが拡大したことなどが寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。
■霞ヶ関キャピタル <3498> 4,910円 +700 円 (+16.6%) ストップ高 本日終値
霞ヶ関キャピタル <3498> [東証M]がストップ高。13日大引け後、8月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。併せて、株主優待制度を新設すると発表したことも好材料視された。毎年8月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律クオカード1万円分を贈呈する。なお、1→2の株式分割実施後は100株以上200株未満保有でクオカード5000円分、200株以上保有で同1万円分の贈呈とする。
■ベネフィットジャパン <3934> 1,082円 +150 円 (+16.1%) ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率3位
ベネフィットジャパン <3934> がストップ高。13日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比67.2%増の3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力のMVNO事業で一般顧客向け通信サービス「ONLYSERVICE」の利用者数が急増し、月額利用料が大きく伸びたことが寄与。なかでも、ルーターとSIMカードをパッケージ化したモバイルWi-Fiの回線利用者数が拡大したほか、対話ロボとSIMのパッケージも大幅に増えた。上期計画の4.5億円に対する進捗率は66.2%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■PCデポ <7618> 487円 +56 円 (+13.0%) 本日終値 東証1部 上昇率4位
13日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は1%増益で着地」が好感された。
ピーシーデポコーポレーション <7618> が8月13日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比0.7%増の6.9億円となり、4-9月期(上期)計画の11.5億円に対する進捗率は60.5%に達し、5年平均の53.9%も上回った。
⇒⇒PCデポの詳しい業績推移表を見る
■クラウドワークス <3900> 1,256円 +63 円 (+5.3%) 本日終値
クラウドワークス<3900>が3日ぶりに急反発。同社は13日取引終了後に、19年9月期第3四半期累計(18年10月~19年6月)の連結決算を発表。営業損益が6200万円の黒字(前年同期は7800万円の赤字)となったことが好感されたようだ。売上高は65億1300万円(前年同期比34.5%増)で着地。フリーランスのエンジニアやデザイナー向けキャリアサポートサービス「クラウドテック」が順調に拡大したことなどを背景に、エージェントマッチング事業が好調だったことが寄与した。なお、19年9月期通期の業績予想は売上高87億円(前期比31.1%増)とする従来計画を据え置き、営業損益については非公表としている。
■環境管理センター <4657> 827円 +34 円 (+4.3%) 本日終値
環境管理センター<4657>の上値追いが鮮明。株価はきょうで6連騰となり、75日移動平均線を上放れている。同社は環境測定や分析など環境コンサルティング事業を手掛ける。国策に関わるコンサルや、アスベスト、受託試験、環境対策工事などを成長エンジンに実績を重ねており、足もとの業績は会社側想定を上回る好調。19年6月期営業利益は1億円から1億7000万円予想に増額している。時価総額50億円未満の小型株ながら、出来高流動性に富んでおり、継続的な投資資金の流入が観測される。
■デリカフHD <3392> 1,446円 +36 円 (+2.6%) 本日終値
デリカフーズホールディングス<3392>が反発。13日の取引終了後、8月31日を基準日として1株を2株へ株式分割すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。投資単位当たりの金額を引き下げることで、株式の流動性の向上及び投資家層の拡大を図ることを目的としているという。また、同時に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高は99億3000万円(前年同期比4.7%増)、営業利益2億700万円(同17.1%増)、純利益1億3800万円(同28.1%増)と2ケタ営業増益となったことも好材料視された。人手不足の深刻化に伴いカット野菜・真空加熱野菜の需要が増加したことに加えて、新規顧客の獲得や既存取引の深耕が順調に進展したことが寄与。また、野菜の調達価格や品質が安定していたこともプラスに働いた。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高410億円(前期比3.9%増)、営業利益9億1500万円(同33.4%増)、純利益6億2500万円(同36.0%増)の従来見通しを据え置いている。
■一家DP <9266> 1,931円 +5 円 (+0.3%) 本日終値
一家ダイニングプロジェクト<9266>が3日続伸。13日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したほか、2万5000株(発行済み株数の0.81%)、または5000万円を上限とする自社株買いを実施するとあわせて発表しており、これらを好感した買いが入った。取得期間は8月14日から9月13日までとなっている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高19億4800万円(前年同期比18.1%増)、営業利益4100万円(前年同期1600万円の赤字)、最終損益1800万円の赤字(同1200万円の赤字)となった。既存店売上高が同0.2%減とほぼ前年並みとなったほか、新規に出店した店舗が好調に推移した。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高82億1100万円(前期比16.0%増)、営業利益4億円(同38.3%増)、最終利益2億1800万円(同78.7%増)の従来見通しを据え置いている。
■インパクト <6067> 1,643円 -399 円 (-19.5%) 本日終値
インパクトホールディングス<6067>が後場一段安。正午ごろ、19年12月期第2四半期報告書の提出期限延期を関東財務局に申請すると発表しており、これを嫌気した売りが膨らんだ。同社は9日、インドにおけるコンビニエンスストア事業に関して、投資先企業の会長死去と資金の回収可能性について調査中であることを発表。出資先の評価に必要な財務情報を入手し、社内での確認作業に時間を要することから、提出期限延長の申請を行ったとしている。なお、延長が承認された場合の提出期限は9月13日となる。
■アドベンチャー <6030> 3,030円 -700 円 (-18.8%) ストップ安 本日終値
アドベンチャー<6030>はストップ安。13日の取引終了後に発表した19年6月期連結決算は、売上高505億4400万円(前期比2.7倍)、営業利益6億8400万円(同29.9%増)、最終利益3億3100万円(同3.5%減)と3割弱の営業増益となったものの、第4四半期(4~6月)では営業損益3億1800万円の赤字(前年同期5900万円の黒字)と赤字に転落しており、直近の業績悪化を懸念した売りが出たようだ。買収により連結子会社化した各社が寄与したほか、主力サービスの「skyticket 」が順調に推移したことが寄与した。ただ、広告宣伝費をはじめ販管費が膨らみ損益を悪化させた。なお、20年6月期業績予想は、増税の影響や韓国の旅行客の減少などの不確定な要素があるため非開示としている。
●ストップ高銘柄
グローバルウェイ <3936> 2,510円 +500 円 (+24.9%) ストップ高 本日終値
イノベーション <3970> 1,542円 +300 円 (+24.2%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
バンクオブイ <4393> 2,300円 -700 円 (-23.3%) ストップ安 本日終値
やまみ <2820> 2,225円 -500 円 (-18.4%) ストップ安 本日終値
など、3銘柄
株探ニュース