【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ジャスト、オプトラン、レーザーテク
ジャスト <日足> 「株探」多機能チャートより
ジャストシステム <4686> がストップ高。7日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比91.3%増の41.6億円に拡大して着地したことが買い材料視された。四半期ベースで過去最高益を達成した。自治体などにおけるICT環境の整備やパソコンの更新需要が拡大し、関連ソフトウエアの導入が進んだことが寄与。法人向け事業の売上高は前年同期比78.3%増の40億円、個人向けは同22.0%増の54.5億円だった。
■KNTCT <9726> 1,450円 +214 円 (+17.3%) 本日終値 東証1部 上昇率2位
KNT-CTホールディングス <9726> が続急騰。7日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比16倍の26.7億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。ゴールデンウィーク10連休効果で海外旅行が大きく伸びたほか、改元を記念したツアーなどが好評だった国内旅行も増加した。桜の早期開花や大阪北部地震の影響などで国内旅行が不振だった前期を大幅に上回る結果となった。上期計画の23.9億円をすでに11.9%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■オプトラン <6235> 2,977円 +379 円 (+14.6%) 本日終値 東証1部 上昇率7位
光学薄膜装置メーカーのオプトラン <6235> が続急伸。7日大引け後に発表した19年12月期上期(1-6月)の連結経常利益が前年同期比27.0%増の72.6億円に伸びて着地したことが買い材料視された。生体認証機能などの需要増加を背景にスマートフォン向け成膜装置の販売が好調だった。また、監視カメラやIoT関連成膜装置やLED関連成膜装置も堅調に推移した。通期計画の113億円に対する進捗率は64.3%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■レーザーテック <6920> 5,710円 +700 円 (+14.0%) 本日終値 東証1部 上昇率8位
レーザーテック <6920> が急騰。7日大引け後に発表した19年6月期の連結経常利益は前の期比37.3%増の78.3億円に伸び、従来予想の65億円を上回って着地。続く20年6月期も前期比65.9%増の130億円に拡大し、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は半導体製造大手が次世代のEUV(極端紫外線)リソグラフィを含め先端ライン向けに設備投資を継続するなか、マスクブランクス欠陥検査装置などの販売が拡大し、39.0%の大幅増収を見込む。併せて、前期の年間配当を39円→47円に増額し、今期も前期比31円増の78円に大幅増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。
■ミズノ <8022> 2,664円 +217 円 (+8.9%) 本日終値
ミズノ <8022> が続急伸。7日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比35.2%増の18億円に拡大して着地したことが買い材料視された。国内は減収だったものの、採算を重視した販売の徹底が奏功し、営業利益は大幅に増えた。海外は米州でゴルフクラブの販売が大きく伸びたほか、ランニングシューズも好調だった。また、事業構造改革を実施した中国の損益が大きく改善した。
■LIFULL <2120> 515円 +41 円 (+8.7%) 本日終値
LIFULL<2120>が3日続伸。同社は不動産情報検索サイト「HOMES」の運営を手掛けている。足もとは事業規模拡大に伴う一時的な費用による利益が圧迫されるものの、昨年10月より料金体系を変更し実質値上げをしており、業績は堅調に推移している。7日取引終了後に発表した19年9月期第3四半期(18年10月~6月)営業利益は前年同期比8.3%減の33億3200万円だったものの、上期(18年10月~3月)の同32.1%減の16億9300万円から減益幅が大きく縮小している。株価は昨年12月の高値から4割強下がり、値ごろ感が生じていることもあってリバウンド狙いの買いが旺盛だ。
■アルペン <3028> 1,647円 +130 円 (+8.6%) 本日終値
7日に決算を発表。「前期経常が上振れ着地・今期は2.2倍増益へ」が好感された。
アルペン <3028> が8月7日大引け後(16:00)に決算を発表。19年6月期の連結経常利益は前の期比34.0%減の28.8億円に落ち込んだが、従来予想の24.2億円を上回って着地。20年6月期は前期比2.2倍の62.1億円に急拡大する見通しとなった。3期連続増収になる。
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■コムシスHD <1721> 2,780円 +208 円 (+8.1%) 本日終値
通信工事最大手のコムシスホールディングス <1721> が急反発。7日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比29.7%増の55.1億円に伸びて着地したことが買い材料視された。昨年10月に経営統合したNDS、北陸電話工事、SYSKENの3社の業績上積みが収益を押し上げた。上期計画の117億円に対する進捗率は5年平均の33.1%を上回る47.1%に達しており、堅調なスタートを切ったことが評価されたようだ。
■大日本印刷 <7912> 2,285円 +156 円 (+7.3%) 本日終値
7日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は12%増益で着地」が好感された。
大日本印刷 <7912> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比12.1%増の170億円に伸び、通期計画の585億円に対する進捗率は29.1%となり、5年平均の26.0%とほぼ同水準だった。
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■新晃工業 <6458> 1,583円 +103 円 (+7.0%) 本日終値
新晃工業 <6458> が高い。7日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比3.2倍の16.1億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。良好な事業環境を背景に、国内で空調機器の販売が拡大したことが寄与。上期計画の21億円に対する進捗率は77.0%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
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