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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

コニカミノル <日足> 「株探」多機能チャートより

■コニカミノルタ <4902>  910円 (-117円、-11.4%)

 東証1部の下落率3位。コニカミノルタ <4902> が急反落。株価は一時905円と年初来安値を更新した。同社は複合機中堅で印刷関連事業を展開しているが、足もとでは主力のオフィス事業やプロフェッショナルプリント事業が円高や米中貿易摩擦を背景に減収・減益に転じており厳しい状況にある。30日取引終了後、通期業績予想について、営業利益を660億円から600億円(同3.9%減)、最終利益を455億円から375億円(同10.1%減)へ下方修正した。想定為替レートは、1ドル=105円、1ユーロ=123円とした。なお、同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高2417億4300万円(前年同期比5.3%減)、営業利益5億5400万円(同96.4%減)、最終損益12億800万円の赤字だった。

■ポーラHD <4927>  2,743円 (-215円、-7.3%)

 東証1部の下落率10位。ポーラ・オルビスホールディングス <4927> が3日ぶり急反落。同社は30日大引け後に決算を発表。「今期経常を一転13%減益に下方修正」が嫌気された。19年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比31.5%減の155億円に落ち込み、従来予想の208億円を下回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の405億円→340億円(前期は389億円)に16.0%下方修正し、一転して12.7%減益見通しとなった。

■AGC <5201>  3,350円 (-260円、-7.2%)

 AGC <5201> が6日続急落。30日の取引終了後、19年12月期の連結業績予想について、売上高を1兆6000億円から1兆5400億円(前期比1.1%増)へ、営業利益を1250億円から1050億円(同12.9%減)へ、純利益を780億円から640億円(同28.6%減)へ下方修正したことが売り材料視された。東南アジアにおける苛性ソーダの販売価格や、自動車用ガラス及び一部半導体関連製品の出荷が想定を下回る見込みとしている。なお、同時に発表した第2四半期(1-6月)決算は、売上高7374億8900万円(前年同期比1.1%減)、営業利益414億8700万円(同31.2%減)、純利益322億8600万円(同32.9%減)だった。

■JSP <7942>  1,899円 (-133円、-6.6%)

 JSP <7942> が急反落。同社は30日大引け後に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は28%減益で着地」が嫌気された。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比28.1%減の10.1億円に減り、4-9月期(上期)計画の36億円に対する進捗率は28.1%にとどまり、5年平均の42.2%も下回った。

※31日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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