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【通貨】ビットコイン急反発、1万ドル台回復、「リブラ」米議会公聴会&G7終了【フィスコ・ビットコインニュース】


 仮想通貨ビットコインは18日9049ドル(ビットスタンプ)の安値をつけたのち急伸し、心理的節目である1万ドルを再び突破し、10673.50ドルまで上昇し、16日来の高値を更新した。

米上下議会によるフェイスブックの仮想通貨「リブラ」に関する公聴会、G7開催に加えて、米国のトランプ大統領やムニューシン米財務長官が「リブラ」に対して大きな懸念を表明したため、仮想通貨に対する規制強化への警戒感が今週初めのビットコインの下落につながった。

フランスで開催されていたG7で、「リブラ」が金融システムに及ぼす深刻な懸念を共有。G7作業部会は10月までに規制の論点に関する最終報告を提出することで合意し終了した。

米上下議会は16日、17日に「リブラ」に関する公聴会を開催。フェイスブックは当局からの承認を得るまではプロジェクトを開始しないとし、中銀や規制当局と協力していく方針を示した。しかし、資金洗浄などへの議員の懸念は払しょくせず、承認の是非には不透明感が広がった。

しかし、米共和党議員のパトリック・マクヘンリー氏は17日、米経済専門局CNBCのインタビユーで、「政治家が仮想通貨の繁栄を容認するか」との質問に、どの権力もビットコインの勢いをとめることはできないとの見解を示し、中国政府でも大掛かりな介入でビットコインを抹殺することはできなかったと指摘。仮想通貨市場はイベントの通過で再び仮想通貨の購入意欲が再燃した。

《KY》

 提供:フィスコ

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