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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2019年6月14日

 今週の日経平均終値は21116円89銭、前週末比232円18銭高でした。

 日経平均は週間で続伸しましたが今週の週足は「十字線」という気迷い、もしくは目先小天井を示唆する足となり、来週の足が陰線となると調整方向の動きが継続する可能性が高まります。直近2週間の戻りは5月の調整入り以降で一番大きなものとなっているため、先の6月4日安値(2万289円)はしばらく破られないと思いますが、何分にも買い材料が乏しく上値を買えないというのが今の問題でしょう。月末のG20で米中貿易摩擦が一服すれば買い材料となるのですが、現状では首脳会談のセッティングすら明確でなく、これでは買い方も動きようのないのが実情です。チャートの中では先週の安値、今週の高値がひとつのレンジで、月末のG20サミットが終わるまではこの範囲でもみ合うものと思われます。蛇足ですが動きが取れないというのは中国も同じで、通商関係では現状、進むも地獄退くも地獄でかなり追い詰められています。G20をどうこなすかで当面の方向性が決まってくるでしょう。(ストック・データバンク 編集部)

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