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【市況】米国株見通し:米中懸念やや後退で市場センチメントは悪くない

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2861.00(- 5.00) (20:10現在)
ナスダック100先物  7438.25(-25.75) (20:10現在)


 20時10分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小安く推移。NYダウ先物は30ドル安程度で推移している。欧州株式市場は全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比0.50ドルほどの下落で推移。こうした流れを受け、22日の米株式市場は売り優勢気味に始まりそうだ。


 米中通商摩擦の激化懸念がやや後退する状況で、市場センチメントは悪くないとみられる。また、ブラード米セントルイス連銀総裁が本日香港で、インフレがさらに弱まれば連邦準備制度理事会(FRB)は利下げする可能性もあると発言しており、利下げ期待も株式市場の下支えとなりそうだ。NY原油先物は、民間の在庫統計で予想外の増加が示され、現在軟調推移しており、本日発表となる政府系統計を見極める状況。


 本日発表となる米経済指標はなし。だが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(4月30日-5月1日開催分)の発表があり、ブラード発言を受けて関心が高まるとみられる。決算発表は、ロウズ、ターゲット、アドバンス・オート・パーツなどが予定されている。

《KK》

 提供:フィスコ

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