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【経済】今週の日本株はこじっかりとした展開か、SMBC日興証券(花田浩菜)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

5/20付の「DailyOutlook」では、今週の日本株について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『先週17日、米国は自動車等の輸入制限措置発動の判断期限を180日間先送りすると表明。その間に日・欧などとの貿易交渉の加速を目指す方針だ。そうした中、今週末25日からトランプ大統領が来日し、26日に安倍首相とのゴルフや大相撲観戦、27日に天皇陛下との会見、日米首脳会談が予定されている。今回の会談では共同声明発表は見送るとも報じられている。今後の交渉の行方は予断を許さぬものの、今回新たなリスクオフ材料が生ずる可能性は低いだろう』と伝えています。

続けて、日本の1-3月期実質GDP(1次速報)が発表されることを挙げ、『市場予想(Bloomberg)は前期比年率▲0.2%と、ほぼ横ばいながらマイナス成長の見込み。今回のGDPがマイナス成長となり、かつ、7月1日に公表される日銀短観(6月調査)が景気悪化を示す結果となれば、米中通商摩擦の再燃や日本の景気後退への懸念から、消費増税を延期との観測が一部で高まる可能性があろう』と分析しています。

さらに、『日経平均は先週17日に5日移動平均線を9営業日ぶりに上回り、短期的に反発基調が継続する可能性がある。相場の過熱感を示す東証1部の騰落レシオ(25日)は、16日に73.93と年初来の最低水準に接近するなど、売られ過ぎの感もある。テクニカル的な観点でみれば、今週の日本株はこじっかりとした展開が予想される』とまとめています。

最後にレポートでは、『今週の主なスケジュール』を紹介しています。詳しくは5/20付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

 提供:フィスコ

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