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【市況】13日の株式相場見通し=反発、米株高で米中摩擦への警戒感ひとまず後退

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 13日の東京株式市場は、前週末に米国株市場で主要株指数が総じて堅調だったことを受け、主力株を中心に買い戻しが先行しそうだ。トランプ米政権による対中関税の引き上げ実施も、米中貿易協議を終えたトランプ大統領や中国の劉鶴副首相などの前向きな発言を受け、行き過ぎた懸念が和らいだ。外国為替市場では1ドル109円台後半の推移とドル安・円高も一服しており、前週に900円を超える下げをみせた日経平均はいったんリバウンドに転じる公算が大きい。グローバル経済への減速感が取り沙汰されるなか、FRBをはじめ世界的な金融緩和の動きも流動性相場への思惑を底流に全体指数を下支えしそうだ。

 10日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比114.01ドル高の2万5942.37ドルと反発した。ナスダック総合株価指数も、同6.353ポイント高の7916.940と反発した。NYダウは一時360ドル近い下げをみせる場面もあったが、後半はショートカバーが入りプラス圏に切り返した。ナスダック総合指数も高く引けたが、iPhone販売回復への期待が後退したアップル株の下落が足を引っ張り、上げ幅は6ポイントにとどまった。

 なお、日程面では、きょうは4月上中旬の貿易統計、3月の景気動向指数速報値が注目されそうだ。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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