【市況】東京株式(前引け)=反発、円安追い風に買い戻しの動き誘発
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京市場は予想外の強さをみせた。前日の米株安を受け売り優勢の展開が見込まれたが、日経平均は寄り付きこそ前日終値をわずかに下回って始まったものの、その後は強さを発揮、前場後半は次第高の展開となった。外国為替市場で1ドル=112円近辺の円安水準へと振れたことが主力輸出株に追い風となったほか、前日に今期業績の大幅減益見通しを発表したファナックが一時プラス圏に浮上するなど頑強な値動きをみせたことで、全般主力株への買い戻しを誘発した。
個別では任天堂<7974>が商いを伴い上値追い、花王<4452>も物色人気。トヨタ自動車<7203>がしっかり、東京エレクトロン<8035>も堅調。日立化成<4217>が大きく買われた。資生堂<4911>も買い優勢。バリューコマース<2491>が急騰、日本航空電子工業<6807>、イビデン<4062>なども値を飛ばした。半面、キーエンス<6861>が大幅安、ファナック<6954>もやや売りに押された。キヤノン<7751>が軟調。コメリ<8218>、スタンレー電気<6923>が急落、田辺三菱製薬<4508>、JSR<4185>なども安い。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)