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【市況】<マ-ケット日報> 2019年4月22日

 週明けの市場は日経平均が小幅続伸。終値は前週末比17円高の2万2217円だった。前週末の米国市場はイースター祭のため休場。他の海外市場も休場が多く手掛かり材料の見当たらない1日となってしまった。日経平均は前週末終値を挟んで上方に80円、下方に100円と上下したが、基本的には前週末終値前後で大半もみ合う変化のない取引に。市場参加者は極めて限られ東証1部の出来高は本年最低を記録した前週末(9.8億株)を更に下回る8.6億株となっている。まさに開店休業状態だった。中国上海株が2%近い下げを演じていたが東京市場には響かず、日経平均が2万2000円台に乗せても底堅い需給関係を維持している様子がうかがえる。日経平均のチャートは2万2000円台に乗せてから日々のローソク足が小さくなるなど膠着気味に推移。株価が高値圏にあるため投資家の気迷いを感じさせるが、4月12日~15日に空けた窓(2万1878円~2万2102円)の下限まで押さない(窓埋めしない)下値の強さを見ると、相場格言の「窓埋めざるは強し」のような上向きの流れにあると考えられる。一方で、東証1部の出来高があまりに少ないと上昇のエネルギーそのものに不足があり、上値もそれこそ知れてしまうだろう。10連休前に大きな動きは出てきそうにないことから、10連休明けとなる5月7日から日経平均の次なるトレンド(動き)が出てくることになりそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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