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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):レイ、双信電機、アエリア

レイ <日足> 「株探」多機能チャートより
■レイ <4317>  419円  +80 円 (+23.6%) ストップ高   本日終値
 レイ <4317> [JQ]がストップ高。1日大引け後、19年2月期の連結経常利益を従来予想の6億円→8.8億円に47.0%上方修正。増益率が12.6%増→65.5%増に拡大し、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。ポストプロダクション部門の好調に加え、映像機器レンタル部門で第4四半期に利益率の高いコンサート・舞台案件の売上計上が集中したことが寄与。適正利益の確保やコスト管理の徹底、経費削減に取り組んだことも上振れに貢献した。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の6円→8円(前の期は6円)に大幅増額修正したことも支援材料となった。また、前日終値ベースの予想PERが12.5倍→8.0倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘っている。

■双信電機 <6938>  584円  +55 円 (+10.4%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 双信電機<6938>が急騰。3月12日に702円の年初来高値をつけた後調整を入れていたが、目先筋の売りが枯れたところに大口の買いが入り、個人投資家の追随買いが加わり株価水準を押し上げる格好となった。フィルターやコンデンサーなどの電子デバイスで強みを有し、次世代通信規格の5G向けで積層誘電体フィルターが、基地局インフラなどで需要を捉える公算が大きい。直近は韓国の通信大手が5Gの消費者向けサービスを5日に開始することを発表した。スマートフォン対応の5G通信は世界初ということもあって、注目を集め、東京市場でも関連銘柄の株価を刺激している。

■アエリア <3758>  690円  +63 円 (+10.1%) 一時ストップ高   本日終値
 アエリア<3758>が後場急伸。同社はきょう、自社開発中の新作ゲーム「CUE!(キュー)」を今秋にリリースすることを決めたと発表。ティザーサイトもオープンしており、期待感が高まるかたちとなっているようだ。「CUE!(キュー)」は、男性向けの美少女声優育成ゲームとして新人女性声優を起用し、ゲームの展開とともに声優の育成も進めていく方針。また、ゲーム内だけでなく、CDやキャラクターグッズ、イベント、LIVEなどの幅広い分野を視野にいれて開発を進めているという。

■トップカルチャー <7640>  325円  +21 円 (+6.9%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 トップカルチャー<7640>が5日ぶりに反発。午後1時ごろに発表した3月度の蔦屋書店の売上速報で、全店売上高が前年同月比8.0%増となり、4カ月連連続で前年実績を上回ったことが好感された。主力の書籍が同6.4%増となったほか、特撰雑貨・文具が同15.9%増と好調だったことが全体を牽引した。

■識学 <7049>  5,730円  +320 円 (+5.9%)  本日終値
 識学<7049>は続伸。同社は1日引け後に、M&A仲介事業を手掛けるTIGALA(東京都港区)から月額制M&A法人コンサルティング事業を譲り受けることに基本合意したことを発表。今回の合意は、TIGALAから同事業を譲り受け、識学の強みである「教育コンテンツを体系化し拡販していくノウハウ」とかけ合わせることで本事業の拡大に向けた基盤構築ができ、更には顧客の多くが本事業のターゲットになり得ることから、事業拡大が図れるとしている。また、M&A前後は、組織運営における課題も多く発生する傾向があり、識学サービスへのニーズも増えることから既存事業との高いシナジーも想定している。また、19年5月期における月額制M&A法人コンサルティング事業の売上高は、同社19年2月期の売上額の10%未満とし、事業譲渡契約締結日は5月15日、譲渡期日は6月1日を予定している。なお、同社2020年2月期の業績に与える影響は精査中としている。

■オーケストラ <6533>  928円  +51 円 (+5.8%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 Orchestra Holdings<6533>が反発。1日の取引終了後、子会社Sharing Innovationsが、総合人材管理クラウドサービスを開発・販売するワン・オー・ワン(東京都千代田区)の株式を取得し、子会社化すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の孫会社化はソリューション事業の強化を図るのが狙い。また、ソリューション事業でこれまで培った技術力、専門性を生かして、人材管理クラウドサービスの開発リソースの強化を行うとともに、デジタルマーケティング事業で培ったノウハウの活用による販売力強化を行うことで、拡大しているタレントマネジメント市場でのシェア拡大が期待できるとしている。

■シンクロ・フード <3963>  594円  +15 円 (+2.6%)  本日終値
 シンクロ・フード<3963>が3日続伸。同社は1日、就職・転職支援を手掛けるシンクロ・キャリアを設立したと発表。これが材料視されているようだ。シンクロ・キャリアは、「食の世界で働く人々の可能性を創出し続けること」を経営テーマに、飲食業、給食業の人材紹介・紹介予定派遣を中心とした就職・転職支援が主な事業。今月から東京、名古屋、大阪、福岡の4拠点でサービス提供を開始し、今後は北海道、東北、沖縄への進出も計画している。

■Oak キャピタル <3113>  161円  +3 円 (+1.9%)  本日終値
 Oak キャピタル<3113>が大幅続伸。午前10時ごろ、個人・法人投資家向けに自然エネルギー発電事業の販売から運営・管理を行うアセットマネジメント事業会社、ノースエナジーを連結子会社化すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の子会社化はアセットマネジメント事業の多角化を図るのが狙い。ノースエナジー社は、大手信販会社や地域銀行と連携し、全国の個人投資家や法人向けに、太陽光・小型風力による再生可能エネルギー発電システムのパッケージ販売・管理から自社発電所の運用事業を展開しており、19年2月末時点で太陽光発電所を361基運用。また、創業以来順調に成長を続けており、IPOに向けた準備に入っているという。

■アイロムグループ <2372>  1,540円  +8 円 (+0.5%)  本日終値
 アイロムグループ<2372>が続伸。1日の取引終了後、中国シャンハイ・セル・セラピー・グループ(SHCELL)と細胞治療および細胞バンクにおける戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表しており、これを好感した買いが入った。SHCELLは、中国・上海市に拠点を置くバイオ企業で、遺伝子を含む臨床ビッグデータを活用したプレシジョン・メディシン(精密医療)の提供や、免疫療法などに用いるT細胞を中心とした細胞の培養加工・保管事業を展開している。今回の提携は、アイロムグループ100%子会社のIDファーマのiPS細胞作製にかかる技術と、SHCELLの細胞バンクにおけるノウハウなどを生かし、iPS細胞を含む細胞バンクの中国における拠点となることが狙い。また、細胞培養加工の分野では、IDファーマの樹状細胞増幅技術を生かし、SHCELLが進めているがんを対象とした免疫療法などの更なる事業拡大を進めるとしている。

■キユーソー流通システム <9369>  2,163円  +9 円 (+0.4%)  本日終値
 キユーソー流通システム <9369> が3日続伸し、年初来高値を更新した。1日大引け後に発表した19年11月期第1四半期(18年12月-19年2月)の連結経常利益が前年同期比35.1%増の7.5億円に拡大して着地したことが買い材料視された。共同物流事業で食品メーカーなどの新規取引や既存取引が拡大したことが寄与。値上げの浸透や運送業務の合理化による採算改善も大幅増益に貢献した。

●ストップ高銘柄
 みらいワークス <6563>  4,505円  +700 円 (+18.4%) ストップ高   本日終値
 エードット <7063>  3,455円  +502 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 オンコリス <4588>  2,190円  -500 円 (-18.6%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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