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【市況】18日の中国本土市場概況:上海総合2.5%高で続伸、貴州マオタイ最高値更新

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

週明け18日の中国本土市場は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比74.67ポイント(2.47%)高の3096.42ポイントと続伸した。今年3月7日に付けた終値ベースの年初来高値(3106.42ポイント)に接近している。上海A株指数も上昇し、78.37ポイント(2.48%)高の3243.16ポイントで取引を終えた。

先週末の好地合いを継ぐ。先週15日に閉幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)では、大規模な減税など各種の景気テコ入れ策が明らかにされている。米中通商交渉を巡り、双方が前向きな協議を継続していると伝わったこともプラスだ。

業種別では、消費関連の上げが目立つ。業界大手の青島ビール(600600/SH)が6.7%高、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が4.2%高、スーパーマーケット大手の永輝超市(601933/SH)が4.1%高、化粧品メーカーの上海家化聯合(600315/SH)が2.7%高で引けた。貴州茅台酒は上場来高値を約9カ月ぶりに更新している。

インフラ関連株も高い。ゼネコンの中国鉄建(601186/SH)が6.6%、建機の三一重工(600031/SH)が4.9%ずつ上昇した。金融株、医薬品株、ハイテク株、海運株、自動車株、不動産株なども物色されている。

外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が1.77ポイント(0.58%)高の306.41ポイント、深センB株指数が20.37ポイント(2.02%)高の1029.03ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

 提供:フィスコ

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