【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 エニグモ、スキヤキ、トリケミカル (15日大引け後 発表分)
エニグモ <日足> 「株探」多機能チャートより
15日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
エニグモ <3665> [東証M] ★今期経常は14%増で2期連続最高益更新へ
◆19年1月期の経常利益(非連結)は前の期連結比37.7%増の21.4億円に拡大し、従来予想の17.4億円を上回って着地。続く20年1月期も前期比14.4%増の24.5億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期は個人輸入代行ソーシャル通販サイト「バイマ」の会員数と取扱高が増加し、手数料収入が拡大したことが上振れの要因。今期は前期に効果を発揮したマーケティングミックスをさらに強化し、「バイマ」の成長継続を見込む。
併せて、東証1部への市場変更を目指すことを明らかにした。
明豊ファシリ <1717> [東証2] ★今期配当を5円増額、配当利回り4%超に上昇
◆19年3月期の期末一括配当を従来計画の16円→21円(前期は13円)に大幅増額修正した。4月で40期に入ることを踏まえ、記念配当5円を実施する。期末配当利回りは4.25%に上昇した。26日の配当権利日を目前に控え、配当取り狙いなどの買いが期待される。
三栄建築 <3228> ★上期経常最高益予想を24%上乗せ
◆19年8月期上期(18年9月-19年2月)の連結経常利益を従来予想の38億円→47.3億円に24.5%上方修正。増益率が68.5%増→2.1倍に拡大し、従来の2期ぶりの上期の最高益予想をさらに上乗せした。販売用不動産の売却益が想定以上に膨らんだことが収益を押し上げた。
リーガル不 <3497> [東証M] ★上期経常は10億円・通期計画を超過
◆19年7月期上期(18年8月-19年1月)の経常利益(非連結)は10.3億円(前年同期は非開示)となり、従来予想の7.4億円を上回って着地。不動産ソリューション事業で売却予定だった大型案件が下期に後ずれし、売上高は計画を下回った。一方、予想売却額を大幅に上回る案件の売却が寄与し、採算は大きく上向いた。
通期計画の9.4億円をすでに9.2%上回っており、業績上振れが期待される。
スキヤキ <3995> [東証M] ★今期経常は54%増で2期ぶり最高益更新へ
◆19年1月期の連結経常利益は前の期比20.4%減の1億7200万円になったが、従来予想の1億1700万円を上回って着地。続く20年1月期は前期比54.1%増の2億6500万円(予想レンジ中値)に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は既存案件の成長や新規案件の獲得が寄与し、ファンクラブサービスの有料会員数が引き続き増加する見込み。なお、ECサービスの出荷額が予想困難であること、新規M&Aの業績への影響に不確実性があることを踏まえ、レンジ形式の業績予想とした。
トリケミカル <4369> ★今期経常は11%増で5期連続最高益、3円増配へ
◆19年1月期の連結経常利益は前の期非連結比80.7%増の29.3億円に拡大して着地。続く20年1月期も前期比11.2%増の32.6億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は年後半にかけて半導体の生産が回復するなか、半導体向け化学材料の販売を伸ばし、2ケタ増収増益を見込む。なお、想定為替レートは1ドル=107円に設定した。
併せて、今期の年間配当は前期比3円増の48円に増配する方針とした。
日総工産 <6569> ★未定だった今期配当は実質50%増配、1→2の株式分割を実施
◆従来未定としていた19年3月期の期末一括配当は31.5円実施する方針とした。18年8月に実施した1→2の株式分割を考慮すると、実質50.0%増配となる。
併せて、4月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。株式流動性の向上と投資家層のさらなる拡大が期待される。
ワットマン <9927> [JQ] ★今期経常を一転10%増益に上方修正、配当も10円増額
◆19年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億1600万円→2億0800万円に79.3%上方修正。従来の38.6%減益予想から一転して10.1%増益見通しとなった。仕入れの見直しや生産性向上、新規出店時初期費用の低減が奏功し、採算が大きく改善する。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→30円に大幅増額修正した。予想PERが12.6倍→5.7倍に急低下する一方、期末配当利回りは3.21%に上昇し、割安感が強まった。
株探ニュース