【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):オンコリス、日立化、オムロン
■オンコリス <4588> 3,700円 +700 円 (+23.3%) ストップ高 本日終値
オンコリスバイオファーマ<4588>が続急騰。2月12日にストップ高で上昇加速局面入り。時価は動意前夜の1200円台から約1カ月で3倍近くに大化けを果たしている。今は再生医療や遺伝子治療分野での研究開発にスポットライトが当たりバイオ関連株が相次いで人気化する地合いだが、そのなか、同社は腫瘍溶解ウイルス「テロメライシン」が株高材料となっている。特に、今月29日から米アトランタで催される米国癌学会で発表される見通しの、食道がんを対象としたがん免疫治療薬「キイトルーダ」とのフェーズ1試験のデータ結果に注目が集まっている。
■日立化成 <4217> 2,386円 +400 円 (+20.1%) ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率2位
日立化成<4217>がストップ高。9日付のSankeibizで「日立製作所が子会社の化学メーカー、日立化成を売却する方向で検討に入ったことが8日、分かった」と報じられており、これを材料視した買いが入った。記事によると、保有している約51%の保有株全てを手放すとしており、売却額は3000億円を超える可能性があるとしている。この報道に対して日立製作所<6501>では、「当社が公表したものではない。企業価値向上に向けてさまざまな検討を行っているが、現時点で決定した事実はない」とのコメントを発表している。
■オムロン <6645> 5,460円 +705 円 (+14.8%) ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率6位
オムロン<6645>がストップ高。8日の取引終了後、日本経済新聞社は日経平均株価の臨時入れ替えを発表し、3月27日上場廃止となるパイオニア<6773>に代わりオムロンを新規採用すると発表した。これを受け、同社株に買いが集まった。
■HEROZ <4382> 9,020円 +1,130 円 (+14.3%) 本日終値
HEROZ<4382>が4日ぶり反発。8日取引終了後に発表した19年4月期第3四半期累計(18年5月~19年1月)の単独決算は、売上高が10億4100万円(前年同期比19.4%増)大幅増収を確保し、営業利益は3億7500万円(同22.9%増)、最終利益は2億5500万円(同14.3%増)といずれも2ケタ成長を達成した。通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、通期営業利益4億円(前期比12.9%増)に対する進捗率は94%と高く、上振れの可能性も意識されている。藤井聡太七段の活躍などによる将棋ブームに乗って、人工知能(AI)を活用した主力の「将棋ウォーズ」が好調で収益に貢献している。
■クミアイ化学工業 <4996> 790円 +92 円 (+13.2%) 一時ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率7位
クミアイ化学工業 <4996> が急騰。8日大引け後に発表した19年10月期第1四半期(18年11月-19年1月)の連結経常利益が前年同期比80.9%増の24.8億円に拡大して着地したことが買い材料視された。農薬及び農業関連事業の収益が急拡大したことが寄与。北米で主力の畑作用除草剤「アクシーブ剤」の販売が大幅に増加したほか、ブラジル向け「ノミニー」などの出荷も好調だった。上期計画の56億円に対する進捗率は5年平均の35.2%を上回る44.3%に達し、堅調なスタートを好感する買いが向かった。
■日本駐車場開発 <2353> 163円 +17 円 (+11.6%) 本日終値 東証1部 上昇率8位
日本駐車場開発<2353>が急反発。前週末8日の取引終了後に自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回発表した自社株買いでは、上限を280万株(発行済み株数の0.84%)、または5億円としており、取得期間は3月11日から3月29日まで。株主還元及び資本効率の向上と経営環境の変化に応じた機動的な資本政策の遂行を図るためとしている。同時に発表した第2四半期累計(18年8月~19年1月)連結決算は、売上高119億7200万円(前年同期比5.9%増)、営業利益21億1400万円(同14.0%増)、純利益15億5800万円(同17.7%増)だった。国内駐車場事業における月極契約の獲得が順調に進展したことに加えて、海外駐車場事業の堅調な事業拡大や、テーマパーク事業における来場者数の増加などが寄与した。なお、19年7月期通期業績予想は、売上高247億円(前期比8.5%増)、営業利益42億円(同18.9%増)、純利益26億円(同17.6%増)の従来見通しを据え置いている。
■東電HD <9501> 686円 +25 円 (+3.8%) 本日終値
東京電力ホールディングス<9501>など電力株や東京ガス<9531>などガス株が総じて堅調な値動き。世界景気減速懸念で主力輸出株などの上値が重い地合いだが、内需のディフェンシブストックである電力・ガスセクターは相対的な強さを発揮、業種別値上がり率トップとなっている。世界的なリスクオフを反映した為替の円高や原油安などもコスト面の低下効果をもたらすことで、株価にポジティブな材料として働いている。
■オプティム <3694> 4,165円 +135 円 (+3.4%) 本日終値
オプティム<3694>が5日ぶりに反発。8日の取引終了後、3月31日時点の株主に対して1対2株の株式分割を実施すると発表した。効力発生日は4月1日。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性を高めることで投資家がより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図ることを目的としている。
■ソースネクスト <4344> 507円 +16 円 (+3.3%) 本日終値
ソースネクスト<4344>が5日ぶり反発。8日の取引終了後、17年12月に販売を開始した「ポケトーク」シリーズ(初代および最新の「ポケトークW」)の累計出荷台数が今年2月末時点で30万台を突破したと発表しており、順調な売れ行きを好感した買いが入った。「ポケトーク」は、話しかけるだけで通訳がいるかのように対話ができる、手の平サイズの人工知能(AI)通訳機。最新の「ポケトークW」は、世界74言語に対応しているほか、2.4インチの大きい画面にタッチパネルを採用。世界126の国と地域で使える4G対応のグローバル通信機能を内蔵しているため、面倒な設定は不要ですぐに使えるのが特徴という。なお、同社では、20年末までにシリーズで100万台の出荷目標を掲げている。
■ライフコーポレーション <8194> 2,439円 +57 円 (+2.4%) 本日終値
ライフコーポレーション<8194>が反発。9日付の日本経済新聞朝刊で「2019年2月期は、連結営業利益が前の期比5%減の115億円前後だったようだ」と報じられており、減益ながら会社予想の営業利益108億円を上回ったとの観測が好材料視されたようだ。記事によると、正社員やパートの待遇改善で人件費が増えたことで3年連続の減益だったが、好採算のプライベートブランド(PB)商品や総菜の販売が好調だったという。なお、決算発表は4月11日を予定している。
株探ニュース
オンコリスバイオファーマ<4588>が続急騰。2月12日にストップ高で上昇加速局面入り。時価は動意前夜の1200円台から約1カ月で3倍近くに大化けを果たしている。今は再生医療や遺伝子治療分野での研究開発にスポットライトが当たりバイオ関連株が相次いで人気化する地合いだが、そのなか、同社は腫瘍溶解ウイルス「テロメライシン」が株高材料となっている。特に、今月29日から米アトランタで催される米国癌学会で発表される見通しの、食道がんを対象としたがん免疫治療薬「キイトルーダ」とのフェーズ1試験のデータ結果に注目が集まっている。
■日立化成 <4217> 2,386円 +400 円 (+20.1%) ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率2位
日立化成<4217>がストップ高。9日付のSankeibizで「日立製作所が子会社の化学メーカー、日立化成を売却する方向で検討に入ったことが8日、分かった」と報じられており、これを材料視した買いが入った。記事によると、保有している約51%の保有株全てを手放すとしており、売却額は3000億円を超える可能性があるとしている。この報道に対して日立製作所<6501>では、「当社が公表したものではない。企業価値向上に向けてさまざまな検討を行っているが、現時点で決定した事実はない」とのコメントを発表している。
■オムロン <6645> 5,460円 +705 円 (+14.8%) ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率6位
オムロン<6645>がストップ高。8日の取引終了後、日本経済新聞社は日経平均株価の臨時入れ替えを発表し、3月27日上場廃止となるパイオニア<6773>に代わりオムロンを新規採用すると発表した。これを受け、同社株に買いが集まった。
■HEROZ <4382> 9,020円 +1,130 円 (+14.3%) 本日終値
HEROZ<4382>が4日ぶり反発。8日取引終了後に発表した19年4月期第3四半期累計(18年5月~19年1月)の単独決算は、売上高が10億4100万円(前年同期比19.4%増)大幅増収を確保し、営業利益は3億7500万円(同22.9%増)、最終利益は2億5500万円(同14.3%増)といずれも2ケタ成長を達成した。通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、通期営業利益4億円(前期比12.9%増)に対する進捗率は94%と高く、上振れの可能性も意識されている。藤井聡太七段の活躍などによる将棋ブームに乗って、人工知能(AI)を活用した主力の「将棋ウォーズ」が好調で収益に貢献している。
■クミアイ化学工業 <4996> 790円 +92 円 (+13.2%) 一時ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率7位
クミアイ化学工業 <4996> が急騰。8日大引け後に発表した19年10月期第1四半期(18年11月-19年1月)の連結経常利益が前年同期比80.9%増の24.8億円に拡大して着地したことが買い材料視された。農薬及び農業関連事業の収益が急拡大したことが寄与。北米で主力の畑作用除草剤「アクシーブ剤」の販売が大幅に増加したほか、ブラジル向け「ノミニー」などの出荷も好調だった。上期計画の56億円に対する進捗率は5年平均の35.2%を上回る44.3%に達し、堅調なスタートを好感する買いが向かった。
■日本駐車場開発 <2353> 163円 +17 円 (+11.6%) 本日終値 東証1部 上昇率8位
日本駐車場開発<2353>が急反発。前週末8日の取引終了後に自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回発表した自社株買いでは、上限を280万株(発行済み株数の0.84%)、または5億円としており、取得期間は3月11日から3月29日まで。株主還元及び資本効率の向上と経営環境の変化に応じた機動的な資本政策の遂行を図るためとしている。同時に発表した第2四半期累計(18年8月~19年1月)連結決算は、売上高119億7200万円(前年同期比5.9%増)、営業利益21億1400万円(同14.0%増)、純利益15億5800万円(同17.7%増)だった。国内駐車場事業における月極契約の獲得が順調に進展したことに加えて、海外駐車場事業の堅調な事業拡大や、テーマパーク事業における来場者数の増加などが寄与した。なお、19年7月期通期業績予想は、売上高247億円(前期比8.5%増)、営業利益42億円(同18.9%増)、純利益26億円(同17.6%増)の従来見通しを据え置いている。
■東電HD <9501> 686円 +25 円 (+3.8%) 本日終値
東京電力ホールディングス<9501>など電力株や東京ガス<9531>などガス株が総じて堅調な値動き。世界景気減速懸念で主力輸出株などの上値が重い地合いだが、内需のディフェンシブストックである電力・ガスセクターは相対的な強さを発揮、業種別値上がり率トップとなっている。世界的なリスクオフを反映した為替の円高や原油安などもコスト面の低下効果をもたらすことで、株価にポジティブな材料として働いている。
■オプティム <3694> 4,165円 +135 円 (+3.4%) 本日終値
オプティム<3694>が5日ぶりに反発。8日の取引終了後、3月31日時点の株主に対して1対2株の株式分割を実施すると発表した。効力発生日は4月1日。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性を高めることで投資家がより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図ることを目的としている。
■ソースネクスト <4344> 507円 +16 円 (+3.3%) 本日終値
ソースネクスト<4344>が5日ぶり反発。8日の取引終了後、17年12月に販売を開始した「ポケトーク」シリーズ(初代および最新の「ポケトークW」)の累計出荷台数が今年2月末時点で30万台を突破したと発表しており、順調な売れ行きを好感した買いが入った。「ポケトーク」は、話しかけるだけで通訳がいるかのように対話ができる、手の平サイズの人工知能(AI)通訳機。最新の「ポケトークW」は、世界74言語に対応しているほか、2.4インチの大きい画面にタッチパネルを採用。世界126の国と地域で使える4G対応のグローバル通信機能を内蔵しているため、面倒な設定は不要ですぐに使えるのが特徴という。なお、同社では、20年末までにシリーズで100万台の出荷目標を掲げている。
■ライフコーポレーション <8194> 2,439円 +57 円 (+2.4%) 本日終値
ライフコーポレーション<8194>が反発。9日付の日本経済新聞朝刊で「2019年2月期は、連結営業利益が前の期比5%減の115億円前後だったようだ」と報じられており、減益ながら会社予想の営業利益108億円を上回ったとの観測が好材料視されたようだ。記事によると、正社員やパートの待遇改善で人件費が増えたことで3年連続の減益だったが、好採算のプライベートブランド(PB)商品や総菜の販売が好調だったという。なお、決算発表は4月11日を予定している。
株探ニュース