【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):トップカルチ、クロスプラス、ロジザード
トップカルチ <日足> 「株探」多機能チャートより
トップカルチャー<7640>は大幅に4日続伸。ノーベル文学賞受賞者の発表が再開され、今年は2年分が同時に発表されることになったことから、例年のように日本人の受賞が期待されている。これを受け、書籍、CD、DVDの販売・レンタルなどを手掛ける「蔦屋書店」を展開する同社に連想買いが流入している。文教堂グループホールディングス<9978>も連日大幅続伸となった。
■クロスプラス <3320> 772円 +49 円 (+6.8%) 本日終値
クロスプラス <3320> [東証2]が急伸。6日大引け後、19年1月期の連結経常利益を従来予想の1.5億円→2.3億円に58.7%上方修正。減益率が71.5%減→54.8%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。商品構成の見直しを進めたことが奏功し、販売単価が上昇したことが寄与。省エネ投資による補助金と為替差益を計上したことも利益を押し上げた。
■プロシップ <3763> 1,358円 +86 円 (+6.8%) 本日終値 東証1部 上昇率5位
プロシップ <3763> が高い。6日大引け後、19年3月期の期末一括配当を従来計画の30円→35円(前期は1→2の株式分割前で60円)に増額修正したことが買い材料視された。企業の堅調なIT投資動向などを踏まえ、株主への利益還元を増やす。前日終値ベースの期末配当利回りは2.75%に上昇しており、今月26日の配当権利日を控え、配当取りを狙う買いなどが向かった。併せて、株主優待制度を変更し、長期保有株主の優待内容を拡充すると発表。3年以上継続保有する株主の優待品は、100株以上500株未満保有でクオカード2000円分(現行は1000円分)、500株以上保有でクオカード3000円分(現行は2000円分)となる。
■ロジザード <4391> 3,265円 +85 円 (+2.7%) 本日終値
ロジザード<4391>は全般地合い悪のなか上値追い態勢にある。株価は3月に入ってから上向きに転じ、目先25日移動平均線を上回ってきた。また、5日移動平均線が25日線を上抜くゴールデンクロスも接近しテクニカル的にも上昇トレンドへ転換を示唆している。eコマース市場の拡大が顕著となるなか、EC事業者の合理的な物流・在庫管理に対するニーズも高まりをみせている。同社は3PL事業者やネット通販事業者を対象に物流在庫管理システムをクラウドサービスで提供するビジネスを展開し業績を伸ばしている。19年6月期は営業利益段階で前期比13%増の1億6600万円と2ケタ成長を計画するが、上期時点で1億3200万円に達しており進捗率はほぼ8割。通期計画の上方修正に対する期待は大きい。
■酉島製作所 <6363> 940円 +21 円 (+2.3%) 本日終値
酉島製作所<6363>が3日ぶりに反発。6日の取引終了後、従来9円を予定していた19年3月期の期末配当について、7円増額して16円にすると発表しており、これを好材料視した買いが入った。今年8月に創業100周年を迎えることからこれを記念して7円の記念配当を実施する。なお、年間配当は25円(従来予想18円)となり、前期実績に対しては7円の増配となる予定だ。
■内外テック <3374> 1,131円 -140 円 (-11.0%) 本日終値
内外テック<3374>は急落。6日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を284億5000万円から256億5000万円(前期比9.8%減)へ、営業利益を10億7000万円から5億7400万円(同52.2%減)へ、純利益を7億円から2億9200万円(同65.9%減)へ下方修正したことが嫌気された。一部の半導体メーカーの設備投資計画見直しなどの影響により、昨年11月5日に業績見通しを下方修正したものの、その後も事業環境の改善は見られず、半導体製造装置メーカーからの受注が計画を下回る状態が継続したことが要因としている。また、業績予想の修正に伴い、従来50円を予定していた期末一括配当を20円減額して30円にするとあわせて発表しており、これも売り材料視された。なお、前期実績に対しては5円の減配となる予定だ。
■ラクーンHD <3031> 678円 -61 円 (-8.3%) 本日終値 東証1部 下落率3位
ラクーンホールディングス<3031>は大幅反落。6日の取引終了後、19年4月期の連結業績予想について、売上高を27億900万円から29億8000万円(前期比17.0%増)へ、営業利益を5億1300万円から5億4500万円(同24.5%増)へ、純利益を3億3000万円から3億3300万円(同17.7%増)へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感から売られたようだ。ALEMOを子会社化した効果に加えて、フィナンシャル事業における既存各サービスの売り上げが想定を超えて好調に推移していることや、EC事業が第4四半期において好調に推移していることなどが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(18年5月~19年1月)決算は、売上高21億6200万円(前年同期比14.6%増)、営業利益3億9300万円(同17.8%増)、純利益2億3700万円(同7.5%増)だった。
■ラウンドワン <4680> 1,481円 +32 円 (+2.2%) 本日終値
6日に発表した「2月既存店売上高は2.7%増」が買い材料。
2月既存店売上高は前年同月比2.7%増と3ヵ月連続で前年実績を上回った。
■ゼネラル・オイスター <3224> 1,370円 +37 円 (+2.8%) 本日終値
6日に発表した「2月既存店売上高は7.6%増」が買い材料。
2月既存店売上高は前年同月比7.6%増と4ヵ月連続で前年実績を上回った。
●ストップ高銘柄
GFA <8783> 348円 +80 円 (+29.9%) ストップ高 本日終値
デファクトスタンダード <3545> 485円 +80 円 (+19.8%) ストップ高 本日終値
PSS <7707> 524円 +80 円 (+18.0%) ストップ高 本日終値
ジーニー <6562> 701円 +100 円 (+16.6%) ストップ高 本日終値
以上、4銘柄
●ストップ安銘柄
ルネサス <6723> 584円 -100 円 (-14.6%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース