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【市況】21日の株式相場見通し=高値警戒感から利益確定売りが優勢に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 21日の東京株式市場は、きのうまでの3日続伸で日経平均株価が合計で530円と大幅上昇したことから、短期的な高値警戒感も働いて利益確定売り優勢が想定される。ただ、海外投資家からの日本株の出遅れセクターへの見直し買いが継続しているため、下値は限定的となりそうだ。21日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=110円80銭台での推移となっている。

 20日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比63.12ドル高の2万5954.44ドルと3日続伸した。1月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表され、米連邦準備制度理事会(FRB)は保有資産の縮小を年内にも終了するとの観測が強まった。また、米中通商協議への期待もあり、米株式市場は上昇した。キャタピラーやボーイングが高く、ダウ・デュポンもしっかり。アップルやフェイスブックも値を上げた。エヌビディアやマイクロン・テクノロジーも堅調。一方、ウォルマートやプロクター&ギャンブル、ファイザーが安い。ナスダック総合株価指数は、同2.303ポイント高の7489.069と8日続伸した。

 日程面では、12月の全産業活動指数、2月の月例経済報告、1月の全国百貨店売上高、1月の全国スーパー売上高に注目。海外では、米1月のCB景気先行総合指数、米1月の中古住宅販売件数、米2月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、12月の耐久財受注が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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