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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ソフトバンクG、ワークマン、バンナムHD (6日大引け後 発表分)

SBG <日足> 「株探」多機能チャートより

 6日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 ソフトバンクG <9984>   ★4-12月期(3Q累計)税引き前が3.2倍増益、自社株買いも発表
 ◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比3.2倍の1兆8098億円に急拡大して着地。ソフトバンク・ビジョン・ファンドでフリップカートの株式売却益、Uberなどの株式評価益を計上したことが利益を大きく押し上げた。なお、投資先の米エヌビディアの株価急落で評価損が発生したものの、カラー取引によるヘッジによりデリバティブ関連利益を計上し、損失をおさえた。エヌビディア株は1月に全保有株を売却した。
  併せて、発行済み株式数の10.3%にあたる1億1200万株(金額で6000億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。

 テクノ菱和 <1965> [東証2]  ★今期経常を一転19%増益に上方修正、自社株買いも発表
 ◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の31億円→40.9億円に31.9%上方修正。従来の9.5%減益予想から一転して19.4%増益見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。産業設備工事、一般ビル設備工事ともに受注が堅調に推移するなか、工事採算が想定より上向くことが利益を押し上げる。予想PERが10.2倍→7.7倍に低下し、割安感が強まった。
  併せて、発行済み株式数の2.0%にあたる45万株(金額で4億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。

 高田工 <1966> [東証2]  ★4-12月期(3Q累計)経常は倍増・通期計画を超過
 ◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比99.9%増の19.4億円に拡大して着地。化学プラントの定修工事やエレクトロニクス関連設備、製鉄プラント分野の建設工事が増加したことが寄与。工事運営の効率化に加え、一部の大型建設工事における原価率が改善したことも大幅増益に貢献した。
  通期計画の18.3億円をすでに6.4%上回っており、業績上振れが期待される。

 メンバーズ <2130>   ★4-12月期(3Q累計)税引き前が50%増益で着地
 ◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比49.9%増の5.2億円に拡大して着地。新規顧客の収益化によりデジタルマーケティング支援を展開するEMC事業の収益が伸長したほか、デジタルクリエーターの大幅増員を背景にデジタル人材事業の高成長が続いたことが寄与。

 ヒップ <2136> [JQ]  ★4-12月期(3Q累計)経常は26%増益・通期計画を超過
 ◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比26.0%増の4億2700万円に伸びて着地。人材需給が逼迫するなか、製造業のソフト開発関連を中心に技術者派遣が伸びたことが寄与。稼働率の向上や単価上昇による採算改善も大幅増益に貢献した。
  通期計画の4億2100万円をすでに1.4%上回っており、業績上振れが期待される。

 Jオイル <2613>   ★4-12月期(3Q累計)経常は71%増益・通期計画を超過
 ◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比71.1%増の58.2億円に拡大して着地。油脂の値上げ浸透に加え、オリーブオイルなど高付加価値商品の販売が伸びたことが寄与。油脂コストの良化も増益に大きく貢献した。
  通期計画の58億円をすでに0.4%上回っており、業績上振れが期待される。

 ワークマン <7564> [JQ]  ★今期経常最高益予想を15%上乗せ
 ◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比26.4%増の118億円に伸びて着地。カジュアル衣料の新業態「ワークマンプラス」がTV番組に取り上げられたことで脚光を浴び、ワークマン既存店の売上高、客数がともに大きく伸びたことが業績を押し上げた。
  併せて、通期の同利益を従来予想の123億円→142億円に15.4%上方修正。増益率が4.4%増→20.5%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 バンナムHD <7832>   ★今期経常を一転1%増益・最高益に上方修正、配当も87円増額
 ◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比30.6%増の714億円に拡大して着地。「機動戦士ガンダム」のプラモデル・フィギュアのほか、「ドラゴンボール」のカード関連商品が国内外で人気化した。「ラブライブ!サンシャイン!!」「アイドルマスター」のDVDなどの販売も好調だった。
  併せて、通期の同利益を従来予想の610億円→760億円に24.6%上方修正。従来の19.1%減益予想から一転して0.8%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の36円→123円(前期は123円)に大幅増額修正した。

 マミヤOP <7991> [東証2]  ★4-12月期(3Q累計)経常は4.7倍増益・通期計画を超過
 ◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比4.7倍の5億6900万円に急拡大して着地。主力の電子機器事業の収益が急拡大したことが寄与。パチンコホール向け周辺設備機器で計画外の受注があったうえ、自社開発の小型券売機で大口案件を獲得した。
  通期計画の1億5000万円をすでに3.8倍も上回っており、業績上振れが期待される。

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