【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):アプリックス、オプトエレ、TATERU
TATERU <日足> 「株探」多機能チャートより
アプリックス<3727>が3日続伸。同社は27日、自社提供する水処理システム「HARPS(ハープス)」が、ウクライナ最大の浄水器メーカーであるEcosoft社に採用されたと発表。「HARPS」は、水の利用料や汚染度合いなどのデータをクラウドサーバーにアップロードし、「HAPRS Dashboard」で浄水器のフィルター利用状況や交換時期などをモニタリングできるクラウドサービス。Ecosoft社は自社ブランド「ECONNECT」でHARPSサービスを利用する初めてのケースとなる。
■ザインエレクトロニクス <6769> 845円 +35 円 (+4.3%) 本日終値
ザインエレクトロニクス<6769>が3日続伸。27日の取引終了後、ザインの次世代高速インターフェース規格V-by-OneUS対応のフレキシブルフラットケーブルを台湾のベルウェザー・エレクトロニック社が開発したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。ザインでは、4K/8K映像向け次世代高速インターフェース規格V-by-OneUS技術仕様への適用に向けた伝送路の開発におけるコラボレーションを複数の賛同企業と行っている。今回、ベルウェザー社がV-by-OneUS技術仕様に準拠できるフレキシブルフラットケーブル開発に成功し、量産サンプルの販売を開始するとしており、提供企業拡大による業績への貢献を期待した買いが入っている。
■ミタチ産業 <3321> 679円 +19 円 (+2.9%) 本日終値
ミタチ産業<3321>は3日続伸。27日の取引終了後に発表した第2四半期累計(6~11月)連結決算は、売上高193億6800万円(前年同期比12.0%減)、営業利益6億9100万円(同24.5%減)、純利益5億3000万円(同16.8%減)と大幅減益だったが、悪材料出尽くし感が強まった。車載機器関連の販売は堅調だったものの、工作機械向け受注が減少したことが響いた。また、アミューズメント分野も生産の後ろ倒しなどの影響で売り上げが減少した。
■ディー・エル・イー <3686> 140円 -50 円 (-26.3%) ストップ安 本日終値 東証1部 下落率トップ
ディー・エル・イー<3686>がストップ安。27日の取引終了後、東京証券取引所が28日付で特設注意市場銘柄に指定するとともに、上場契約違約金3360万円を徴求すると発表しており、これを嫌気した売りが出た。東証では、開示された情報の内容などに虚偽があることに加え、内部管理体制等についていまだ不備があり、改善の必要性が高いと認められるとして特設注意市場銘柄に指定。更に、開示された情報の内容などに虚偽があり、宣誓書で宣誓した事項に違反し、取引所の市場に対する株主及び投資者の信頼を毀損したとして上場契約違約金を徴求したという。
■オプトエレクトロニクス <6664> 896円 -218 円 (-19.6%) 本日終値
オプトエレクトロニクス<6664>が急落。同社は27日取引終了後に、19年11月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを3億5000万円(前期比22.5%減)としていることが影響したようだ。売上高予想は72億円(同4.6%減)。前期に単発かつ大口の案件を複数獲得した反動に加え、設備投資が増加するとみている。なお、想定為替レートは1ドル=110円、1ユーロ=120円としている。
■TATERU <1435> 307円 -47 円 (-13.3%) 本日終値 東証1部 下落率3位
TATERU<1435>が急反落。建設資金の借り入れ希望者の預金残高を水増しする改ざん行為が行われていたことに対する特別調査の調査結果が、27日に発表された。前日は同調査結果の発表を受け、目先の材料出尽くし期待から株価は急伸したが、この日は再度、売り直される動きにある。調査対象とされた2269件のうち、15%にあたる350件で不正が見つかったと指摘。過度なノルマなどを背景に不正が行われていたとし、同社に対する再発防止策が求められている。
■1stコーポ <1430> 720円 -88 円 (-10.9%) 本日終値 東証1部 下落率7位
ファーストコーポレーション<1430>は急反落。27日の取引終了後、19年5月期の単独業績予想について、売上高を250億1800万円から214億9900万円(前期比3.3%増)へ、営業利益を24億1800万円から19億9500万円(同11.2%減)へ、純利益を16億4900万円から13億7200万円(同12.6%減)へ下方修正したことが嫌気された。受注目標としていた案件の一部見送りなどの影響で完成工事高が計画未達となる見通しであるのに加えて、事業用地交渉の長期化や競争激化などを考慮して期末までの成約見込み案件を再検証した結果、不動産売上高が想定を下回る見込みであることなどが要因としている。
■タキヒヨー <9982> 1,690円 -150 円 (-8.2%) 本日終値
タキヒヨー<9982>は急反落。27日の取引終了後、19年2月期の連結業績予想について、売上高を740億円から649億円(前期比10.8%減)へ、営業損益を8億円の黒字から1億4000万円の赤字(前期11億4800万円の赤字)へ、最終損益を5億円の黒字から18億円の赤字(同19億5900万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気された。第2四半期以降、天候要因に加えて、アパレル・テキスタイル関連事業におけるレディスアパレルのヤング向け商品が、主な販路である専門店向けを中心に低調に推移したことが要因としている。また、アパレル・テキスタイル関連事業のソフトウェアを主体とする固定資産を一括償却したことも最終損益を押し下げたという。
■中村超硬 <6166> 814円 -46 円 (-5.4%) 本日終値
中村超硬<6166>が大幅反落。27日の取引終了後、EVO FUNDを割当予定先とする第6回~第8回新株予約権(行使価額修正条項付)を発行し、約34億5000万円を調達すると発表しており、希薄化や需給悪化を警戒した売りが出ているようだ。今回発表の新株予約権の発行では、19年1月15日を割当日として、新株予約権を合計500万個(潜在株式数500万株、当初行使価額は694円)を発行するとしており、潜在的な希薄化は99.58%。なお、今回の資金調達は、当面の間の運転資金や財務状況改善のための有利子負債の返済などに充当することを目的として今後3年間の資金調達をあらかじめプログラムとして設計したものとなっているという。
■ヒマラヤ <7514> 916円 -45 円 (-4.7%) 本日終値
ヒマラヤ<7514>は反落。27日の取引終了後に発表した第1四半期(9~11月)連結決算が、売上高150億2600万円(前年同期比2.3%減)、営業損益2億6300万円の赤字(前年同期800万円の黒字)、最終損益1億8300万円の赤字(同6200万円の赤字)と、営業損益段階から赤字に転落したことが嫌気された。キャンプ用品やアウトドアウェアは引き続き好調だったものの、一般スポーツ用品で同カテゴリーを主力とする子会社を売却したことが大きく影響した。また、価格競争の影響が強いインターネット販売が成長したことで粗利率が低下したことも採算悪化につながった。なお、19年8月期通期業績予想は、売上高700億円(前期比3.0%増)、営業利益13億8000万円(同14.6%増)、最終利益8億2000万円(同12.6%増)の従来見通しを据え置いている。
●ストップ高銘柄
サン電子 <6736> 602円 +100 円 (+19.9%) ストップ高 本日終値
など、2銘柄
●ストップ安銘柄
ETFSパラ <1675> 9,810円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
など、2銘柄
株探ニュース