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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):国際石開帝石、任天堂、三菱UFJ

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
■国際石油開発帝石 <1605>  980.4円  +40.2 円 (+4.3%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>、JXTGホールディングス<5020>など石油関連株が軒並み高。26日の米原油先物相場では、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近2月物が24日に比べ3.69ドル高の1バレル46.22ドルと急反発した。NYダウが過去最大の上昇幅となるなか、24日に42ドル台と17年6月以来、1年半ぶりの安値をつけていた原油には、値頃感からの買いが流入した。国際帝石の場合、株価は10月高値から直近まで4割近く下落し連結PBRも0.5倍割れに売り込まれたことから、目先の反発期待も膨らんでいる。

■任天堂 <7974>  29,310円  +1,195 円 (+4.3%)  本日終値
 任天堂<7974>が大幅続伸。リスクオフ相場に引きずられる形で今週25日には2万7000円割れ寸前まで売り込まれ、年初来安値更新が続いていたが、一転して買い戻しが急となった。前日の米国株市場の急反騰は年末商戦の好調が伝わったことが買いの足場となっており、マスターカードやウォルマートなどが大きく買われ全体を牽引した。同社も米国の年末商戦の動向が大きく収益へ影響を与えるだけに、足もとの風向きは再び追い風に変わっている。

■三菱UFJ <8306>  538円  +17.8 円 (+3.4%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>が値を上げた。26日の米株式市場で、NYダウは24日に比べ1086ドル高と過去最大の上昇幅を記録。米国の年末商戦が好調なことなどが好感され、リスク回避姿勢が後退した。米10年債利回りも24日に比べ0.07%高の2.81%に上昇。米国でバンク・オブ・アメリカやシティグループなど大手銀行株が急上昇したことを受け、この日の東京市場でもメガバンクに見直し買いが流入した。 

■東京エレクトロン <8035>  12,470円  +385 円 (+3.2%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>など半導体関連株が急速に上値追い態勢となっている。前日の米国株市場ではNYダウが1086ドル高と過去最大幅で率にして約5%の上昇をみせたが、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)はそのNYダウの上昇率を大きく上回る5.8%の上昇となった。インテルやアプライドマテリアルズなどが急騰し全体相場を牽引しており、これに追随する形で東京市場でも半導体製造装置や半導体材料を手掛ける銘柄群に買いが集中した。

■中外製薬 <4519>  6,550円  +170 円 (+2.7%)  本日終値
 中外製薬<4519>が続伸。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「2018年12月期の連結営業利益(国際会計基準)は、無形資産の償却費などを除いたベースで前期比2割増の1200億円強になりそうだ」と報じられており、コア営業利益が従来予想の同1080億円を上回り、最高益を更新するとの観測が好材料視された。記事によると、主力の抗がん剤「アレセンサ」や関節リウマチ治療薬「アクテムラ」が伸びているほか、18年初めにはインフルエンザの記録的流行があり、抗インフル剤「タミフル」の販売も会社計画を上回るという。また、事業売却益や新薬開発に伴う一時金収入も利益を押し上げるとしている。

■メドレックス <4586>  512円  +80 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値
 メドレックス<4586>がストップ高。26日の取引終了後、欧州で出願中の痙性麻痺治療貼付剤CPN-101(MRX-4TZT)を包含する「薬剤と有機溶媒と親油性膏体基剤と粉体を配合した貼付製剤組成物」について欧州で特許査定を受けたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同特許は、痙性麻痺治療貼付剤CPN-101(チザニジンテープ剤)を含む複数の製剤をカバーする基本特許の一つ。日本やオーストラリアでCPN-101及び中枢性鎮痛貼付剤MRX-1OXT(オキシコドンテープ剤)をカバーするものとして成立しており、米国、ブラジル、カナダ、中国、インドで出願中という。また、18年12月期業績への影響はないとしている。

■NEXT 原油ブル <2038>  1,052円  +150 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値
 NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油ダブル・ブルETN<2038>が急騰。同銘柄は原油市況動向にリンクさせたETNで、指数の前日比変動率の2倍の値動きを想定したボラティリティの高さが特長。前日に原油市況が急反発、WTI原油先物価格は3ドル69セント高の1バレル=46ドル22セントまで回復しており、これを背景に投資資金が流入した。

■パシフィックネット <3021>  621円  +66 円 (+11.9%)  本日終値
 パシフィックネット<3021>が続急伸。26日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(6~11月)連結業績について、営業利益を1億500万円から1億1500万円(前年同期比79.7%増)へ上方修正したことが好感された。使用済みパソコンの回収台数が当初予想よりも低位で推移し、フロー収益であるリマーケティング事業(IT機器リユース販売事業)の売上高が想定を下回っていることから、売上高は22億1000万円から19億5400万円(同10.7%減)へ下方修正したが、ストック収益の柱であるライフサイクルマネジメント事業が順調に拡大しているほか、IT機器リユース販売事業も選択と集中が奏功して利益率が向上しており、これらが営業利益を押し上げたとしている。なお、19年5月期通期業績予想は、売上高のみ45億円から41億円(前期比7.5%減)へ下方修正している。営業利益は3億1000万円(同30.3%増)、純利益は2億円(同26.6%増)で据え置いた。

■川口化学工業 <4361>  997円  +103 円 (+11.5%)  本日終値
 川口化学工業 <4361> [東証2]が急騰。26日大引け後、18年11月期の連結経常利益を従来予想の1億8000万円→2億3900万円に32.8%上方修正。減益率が30.2%減→7.4%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。自動車関連メーカー向けを中心に化学工業薬品の販売が伸びたことが寄与。稼働率向上や合理化効果による原価低減も上振れに貢献した。前日終値ベースの予想PERが9.1倍→6.5倍に低下し、割安感が強まったことも支援材料となった。

●ストップ高銘柄
 川西倉庫 <9322>  1,456円  +300 円 (+26.0%) ストップ高   本日終値
 テラ <2191>  247円  +50 円 (+25.4%) ストップ高   本日終値
 フリークHD <6094>  2,097円  +400 円 (+23.6%) ストップ高   本日終値
 ハイレックス <7279>  2,147円  +400 円 (+22.9%) ストップ高   本日終値
 サン電子 <6736>  502円  +80 円 (+19.0%) ストップ高   本日終値
 など、20銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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