【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):FDK、サンバイオ、大東建
■FDK <6955> 1,173円 +102 円 (+9.5%) 本日終値
FDK<6955>が大幅続伸。同社は17日、世界最高水準の高電圧・超小型の酸化物系全固体電池を開発し、20日からサンプル出荷を開始すると発表。IoT機器やウェアラブル端末などへの搭載が期待されたようだ。この製品は、富士通研究所(川崎市)と共同で17年2月に開発した高電位正極材料「ピロリン酸コバルトリチウム」を用いて開発されたもの。SMD(表面実装部品)タイプであることから、全固体電池をSMD部品化することで、電子部品のひとつとして実装することができ、機器の小型化や実装コストの低減につながるという。
■アイネス <9742> 1,136円 +58 円 (+5.4%) 本日終値 東証1部 上昇率3位
17日、アイネス <9742> が発行済み株式数(自社株を除く)の6.5%にあたる165万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は12月18日から19年3月11日まで。
■サンバイオ <4592> 8,610円 +210 円 (+2.5%) 本日終値
サンバイオ<4592>は寄り付きこそ前日比で安くスタートしたものの、その後切り返し同プラス圏に浮上した。東証が17日、サンバイオ株について18日売買分から信用取引に関する臨時措置を解除すると発表した。日証金も同日から、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表した。 信用取引の規制解除に伴って、売買の自由度が回復するとの見方から、売り一巡後は買い優勢となったようだ。
■大東建託 <1878> 15,600円 +205 円 (+1.3%) 本日終値
大東建託<1878>が大幅続伸。この日の寄り前に、4月23日に決議した143万株を上限とする自社株買いを中止するとともに、上限を700万株(発行済み株数の9.43%)、または868億円とする新たな自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回発表の自社株買いの取得期間は12月18日から来年12月17日までで、経営環境の変化に応じ、株式上の動向を考慮した機動的な資本政策を遂行するのが目的としている。また、これにより取得する自社株に加えて、既に今年度取得済みである72億3000株、132億円を合わせて1000億円の自社株取得・消却を予定しているという。
■東京製鐵 <5423> 928円 +6 円 (+0.7%) 本日終値
東京製鉄<5423>が続伸。全体相場が下値模索の動きを強めるなか上値を慕う展開。建築や土木向けを中心にH形鋼や鋼板の需要は旺盛で、同社の収益環境は良好。2019年1月分の鋼材価格については12月の契約価格と同値に据え置きを決定しているが、需給にはタイト感がある。年明け以降も引き続き2020年の東京五輪に絡む特需が寄与する見通しで、株価もこれを織り込む形で押し目買いが優勢となっている。
■日立金属 <5486> 1,202円 +6 円 (+0.5%) 本日終値
日立金属<5486>が3日ぶりに小反発。17日の取引終了後、収益性が悪化していたアルミホイール事業から撤退すると発表しており、業績改善への期待から買いが入ったようだ。米子会社AAPの全株式を売却するほか、熊谷工場(埼玉県)で生産していたアルミホイールの生産・出荷を停止し20年9月末をメドに完全に終了するとしている。なお、国内拠点の従業員については、グループ内で配置転換を行い雇用を維持する方針としている。
■GMO-PG <3769> 4,990円 -830 円 (-14.3%) 本日終値 東証1部 下落率2位
GMOペイメントゲートウェイ<3769>は大幅続落。親会社のGMOインターネット<9449>が17日の取引終了後、GMOPG株式720万株をSMBC日興証券に売却すると発表。SMBC日興証券は株式取得後、直ちに転売する予定としていることから、需給悪化懸念が台頭したようだ。売却額は383億6300万円で、受渡日は12月21日の予定。なお、売却後のGMOのGMOPGに対する議決権比率は51.7%から42.0%に低下する。
■パーク24 <4666> 2,660円 -380 円 (-12.5%) 本日終値 東証1部 下落率6位
パーク24<4666>は急反落。17日の取引終了後に発表した19年10月期連結業績予想で、売上高3200億円(前期比7.2%増)、営業利益226億円(同0.3%増)、純利益128億円(同7.6%減)と最終減益を見込むことが嫌気された。引き続き収益貢献を意識した駐車場開発を推進し、国内駐車場の運営台数の増加を見込むほか、カーシェアの拠点拡大などで売上高は増収を確保する見通し。ただ、新本社ビルへの移転費用などで最終減益を余儀なくされる見通しだ。なお、18年10月期決算は、売上高2985億1700万円(前の期比28.1%増)、営業利益225億3900万円(同9.9%増)、純利益138億5100万円(同3.1%増)だった。
■武田薬品工業 <4502> 3,590円 -353 円 (-9.0%) 本日終値
武田薬品工業<4502>が下値模索の動きを強め、年初来安値を更新した。市場では「ムーディーズが同社の発行体格付けを一気に3段階引き下げたことで、アイルランド製薬大手シャイアーの巨額買収に動く同社にとって、インパクトの大きいネガティブ材料」(準大手証券ストラテジスト)としている。また、きょうは同社株を含め医薬品株が全般売り込まれ、業種別値下がり率でもトップとなっている。これについては「これまで比較的値もちの良かったディフェンシブセクターを売り急ぐ動きで、全体地合いの悪さを反映している」(同)という見方が示されていた。
■SBIホールディングス <8473> 2,286円 -150 円 (-6.2%) 本日終値
SBIホールディングス<8473>は反落。大和証券は17日、同社株のレーティングを新規「2」でカバレッジを開始した。目標株価は3000円とした。推奨ポイントとして、(1)最大手オンライン証券としての競争力の高さ(2)FinTech企業を中心にIPOが本格化していく中で投資先の評価益計上への期待(3)仮想通貨を含むブロックチェーンの活用で先行している点ーーなどを挙げている。なお、19年3月期連結最終利益は前年同期比で16%減の390億円と予想。この理由には公正価値評価の変動に伴う一過性利益の縮小を挙げている。また、20年3月期連結当期利益は435億円を見込む。来期以降も高水準の評価益を想定し増益を予想している。
株探ニュース
FDK<6955>が大幅続伸。同社は17日、世界最高水準の高電圧・超小型の酸化物系全固体電池を開発し、20日からサンプル出荷を開始すると発表。IoT機器やウェアラブル端末などへの搭載が期待されたようだ。この製品は、富士通研究所(川崎市)と共同で17年2月に開発した高電位正極材料「ピロリン酸コバルトリチウム」を用いて開発されたもの。SMD(表面実装部品)タイプであることから、全固体電池をSMD部品化することで、電子部品のひとつとして実装することができ、機器の小型化や実装コストの低減につながるという。
■アイネス <9742> 1,136円 +58 円 (+5.4%) 本日終値 東証1部 上昇率3位
17日、アイネス <9742> が発行済み株式数(自社株を除く)の6.5%にあたる165万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は12月18日から19年3月11日まで。
■サンバイオ <4592> 8,610円 +210 円 (+2.5%) 本日終値
サンバイオ<4592>は寄り付きこそ前日比で安くスタートしたものの、その後切り返し同プラス圏に浮上した。東証が17日、サンバイオ株について18日売買分から信用取引に関する臨時措置を解除すると発表した。日証金も同日から、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表した。 信用取引の規制解除に伴って、売買の自由度が回復するとの見方から、売り一巡後は買い優勢となったようだ。
■大東建託 <1878> 15,600円 +205 円 (+1.3%) 本日終値
大東建託<1878>が大幅続伸。この日の寄り前に、4月23日に決議した143万株を上限とする自社株買いを中止するとともに、上限を700万株(発行済み株数の9.43%)、または868億円とする新たな自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回発表の自社株買いの取得期間は12月18日から来年12月17日までで、経営環境の変化に応じ、株式上の動向を考慮した機動的な資本政策を遂行するのが目的としている。また、これにより取得する自社株に加えて、既に今年度取得済みである72億3000株、132億円を合わせて1000億円の自社株取得・消却を予定しているという。
■東京製鐵 <5423> 928円 +6 円 (+0.7%) 本日終値
東京製鉄<5423>が続伸。全体相場が下値模索の動きを強めるなか上値を慕う展開。建築や土木向けを中心にH形鋼や鋼板の需要は旺盛で、同社の収益環境は良好。2019年1月分の鋼材価格については12月の契約価格と同値に据え置きを決定しているが、需給にはタイト感がある。年明け以降も引き続き2020年の東京五輪に絡む特需が寄与する見通しで、株価もこれを織り込む形で押し目買いが優勢となっている。
■日立金属 <5486> 1,202円 +6 円 (+0.5%) 本日終値
日立金属<5486>が3日ぶりに小反発。17日の取引終了後、収益性が悪化していたアルミホイール事業から撤退すると発表しており、業績改善への期待から買いが入ったようだ。米子会社AAPの全株式を売却するほか、熊谷工場(埼玉県)で生産していたアルミホイールの生産・出荷を停止し20年9月末をメドに完全に終了するとしている。なお、国内拠点の従業員については、グループ内で配置転換を行い雇用を維持する方針としている。
■GMO-PG <3769> 4,990円 -830 円 (-14.3%) 本日終値 東証1部 下落率2位
GMOペイメントゲートウェイ<3769>は大幅続落。親会社のGMOインターネット<9449>が17日の取引終了後、GMOPG株式720万株をSMBC日興証券に売却すると発表。SMBC日興証券は株式取得後、直ちに転売する予定としていることから、需給悪化懸念が台頭したようだ。売却額は383億6300万円で、受渡日は12月21日の予定。なお、売却後のGMOのGMOPGに対する議決権比率は51.7%から42.0%に低下する。
■パーク24 <4666> 2,660円 -380 円 (-12.5%) 本日終値 東証1部 下落率6位
パーク24<4666>は急反落。17日の取引終了後に発表した19年10月期連結業績予想で、売上高3200億円(前期比7.2%増)、営業利益226億円(同0.3%増)、純利益128億円(同7.6%減)と最終減益を見込むことが嫌気された。引き続き収益貢献を意識した駐車場開発を推進し、国内駐車場の運営台数の増加を見込むほか、カーシェアの拠点拡大などで売上高は増収を確保する見通し。ただ、新本社ビルへの移転費用などで最終減益を余儀なくされる見通しだ。なお、18年10月期決算は、売上高2985億1700万円(前の期比28.1%増)、営業利益225億3900万円(同9.9%増)、純利益138億5100万円(同3.1%増)だった。
■武田薬品工業 <4502> 3,590円 -353 円 (-9.0%) 本日終値
武田薬品工業<4502>が下値模索の動きを強め、年初来安値を更新した。市場では「ムーディーズが同社の発行体格付けを一気に3段階引き下げたことで、アイルランド製薬大手シャイアーの巨額買収に動く同社にとって、インパクトの大きいネガティブ材料」(準大手証券ストラテジスト)としている。また、きょうは同社株を含め医薬品株が全般売り込まれ、業種別値下がり率でもトップとなっている。これについては「これまで比較的値もちの良かったディフェンシブセクターを売り急ぐ動きで、全体地合いの悪さを反映している」(同)という見方が示されていた。
■SBIホールディングス <8473> 2,286円 -150 円 (-6.2%) 本日終値
SBIホールディングス<8473>は反落。大和証券は17日、同社株のレーティングを新規「2」でカバレッジを開始した。目標株価は3000円とした。推奨ポイントとして、(1)最大手オンライン証券としての競争力の高さ(2)FinTech企業を中心にIPOが本格化していく中で投資先の評価益計上への期待(3)仮想通貨を含むブロックチェーンの活用で先行している点ーーなどを挙げている。なお、19年3月期連結最終利益は前年同期比で16%減の390億円と予想。この理由には公正価値評価の変動に伴う一過性利益の縮小を挙げている。また、20年3月期連結当期利益は435億円を見込む。来期以降も高水準の評価益を想定し増益を予想している。
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