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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):オイシックス、ワークマン、サンバイオ

オイシックス <日足> 「株探」多機能チャートより
■オイシックス・ラ・大地 <3182>  2,356円  +144 円 (+6.5%)  本日終値
 オイシックス・ラ・大地<3182>が全体地合い悪に抗して大幅続伸、前週末から大口資金の断続的流入を背景に売買代金も高水準となっている。全体相場は海外筋とみられる先物売りなどが主導する形で主力株をはじめ広範囲に利益確定売りが出ており、これまで戻りを主導していた輸出株にはにわかに風向きが逆風に変わっている。相対的に海外筋の売買動向や先物の影響を受けにくい内需の成長株に物色の矛先が向かいやすく、同社はその流れに乗っている。野菜や有機食品などのネット通販を手掛けるが、同業の買収効果で業容拡大を加速させている。食材と献立をセットにしたミールキットが業績に寄与しており、18年4~9月期は営業利益段階で前年同期比4.7倍の11億1500万円と高水準の伸びをみせた。19年3月期は前期比倍増の18億円を見込むが一段の上振れも視野に入る。

■ワークマン <7564>  7,760円  +420 円 (+5.7%)  本日終値
 ワークマン <7564> [JQ]が大幅続伸。3日大引け後、11月既存店売上高が前年同月比20.1%増と14ヵ月連続で前年実績を上回ったことが買い材料視された。新規出店や広告宣伝効果が寄与し、主力3ブランドの販売が大幅に伸びたほか、防寒着や法人向けなどのPB商品も好調だった。「ワークマンプラス」3店舗を新規出店したことで、チェーン全店売上高は前年同月比24.1%増に膨らんだ。

■サンバイオ <4592>  9,780円  +300 円 (+3.2%)  本日終値
 サンバイオ<4592>が続伸し9880円まで上昇、未踏の1万円大台乗せを視野に捉えている。同社株は直近マザーズ市場の時価総額トップに躍り出たが、昨年の3月時点では1000円トビ台に位置しており、バイオ関連のテンバガー銘柄としてマーケットの視線を釘付けにしている。同社が開発を進める再生細胞薬「SB623」に対する期待は大きく、11月以降は各証券会社による同社株の目標株価引き上げの動きが相次いでいるが、実際の株価の上昇に追い付かない状況。そのなか、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は慢性期脳梗塞フェーズ2b試験の成功の可能性大として、11月30日付で同社株の目標株価を6600円から1万2500円へ一気に引き上げており、これがインパクトを与えている。

■ロック・フィールド <2910>  1,717円  +42 円 (+2.5%)  本日終値
 ロック・フィールド<2910>が4日ぶりに反発。3日取引終了後、19年4月期の連結業績予想について、売上高を525億3000万円から520億3000万円(前期比1.0%増)へ、営業利益を31億6200万円から30億700万円(同3.5%減)へ、純利益を21億3200万円から20億8000万円(同0.3%減)へ下方修正したが、修正幅が想定の範囲内だったことに加えて、株価は10月以降調整していただけに、アク抜け感が強まったようだ。下方修正は6月の大阪北部地震や、7月以降の台風の相次ぐ上陸などで百貨店・駅ビルの休業に伴う売り上げの減少があったことに加えて、停電に伴う静岡ファクトリーの一時的な稼動停止の影響などが響いたとしている。なお、同時に発表した第2四半期累計(5~10月)決算は、売上高249億7300万円(前年同期比0.5%減)、営業利益9億7000万円(同26.2%減)、純利益7億5000万円(同14.2%減)だった。

■ブイ・テクノロジー <7717>  17,020円  +270 円 (+1.6%)  本日終値
 3日、ブイ・テクノロジー <7717> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.42%にあたる12万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は12月4日から19年1月15日まで。

■エスアールジータカミヤ <2445>  722円  +9 円 (+1.3%)  本日終値
 エスアールジータカミヤ<2445>は4日続伸と上値追い態勢を強めている。橋梁やトンネルなど老朽化の進む社会インフラの補修は喫緊の課題で、安倍政権は「国土強靭化」の国策を積極推進する構えにある。国土交通省の試算では道路や河川などのインフラの維持管理・更新に必要なコストは19年度から48年度までの30年で実に194兆6000億円に及ぶとされ、土木・建築分野を中心として関連企業に大きなビジネスチャンスをもたらす。そのなか、足場など建設機材のレンタル・販売を手掛ける同社は建築・土木分野向けで強みを持つ次世代足場「Iqシステム(アイキューシステム)」を展開、稼働率は絶好調に推移しており収益寄与が期待されている。また、海外では市場開拓余地の大きいアジア地域で需要取り込みに注力、今後の成長期待が強い。

■洋缶HD <5901>  2,656円  +20 円 (+0.8%)  本日終値
 東洋製缶グループホールディングス<5901>は年初来高値を更新。3日の取引終了後、5月15日に決議した自社株の取得状況を発表。取得枠上限の1800万株、または300億円に対して11月30日時点で902万8700株を取得し、取得価額の総額が187億995万円に上るとしたことから、今後の自社株買い継続を期待した買いが入ったようだ。

■プレサンス <3254>  1,443円  +5 円 (+0.4%)  本日終値
 プレサンスコーポレーション<3254>が4日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は3日、目標株価を2550円(従来2500円)に引き上げた。用地仕入れや販売エリアの拡大による中期的な利益成長につながるとし、レーティングは引き続き「バイ」とした。投資用ワンルームマンションなどを扱う同社の足元の販売は好調で、19年3月期の営業利益は会社予想245億4100万円に対し265億円になると試算。中期経営計画の最終年度となる21年3月期の営業利益も335億円と会社計画(320億円)を上回るとみている。

■東洋エンジニアリング <6330>  878円  +1 円 (+0.1%)  本日終値
 東洋エンジニアリング<6330>が7日続伸。同社は3日、三菱日立パワーシステムズ(横浜市)と中部電力<9502>、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で、木質系バイオマスを原料とした純バイオジェット燃料を合成する一貫製造実証設備の建設に着手すると発表した。このプロジェクトは、ジェット燃料に起因する二酸化炭素の排出量削減に向けたもので、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「バイオジェット燃料生産技術開発事業」による委託を受けて取り組むもの。燃焼試験設備や小型ジェットエンジンなどを使った2020年度の検証運転開始を目指し、19年度中に一貫製造実証設備の試運転開始を予定している。

■王将フードサービス <9936>  7,540円  -500 円 (-6.2%)  本日終値
 王将フードサービス<9936>が大幅反落。3日の取引終了後に発表した11月度の月次売上高(速報)で、直営既存店売上高が前年同月比1.5%減となり、13カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。客単価は同0.5%増と上昇したものの、前年と比べて土曜日が1日少ないことから来客数が同2.0%減となったことが響いた。なお会社側によると、曜日差を勘案した場合は概ね前年並みになったとしている。

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