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【市況】明日の株式相場見通し=25日線奪回で先高期待の買い、2万2000円台固めの動きに

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(28日)の東京株式市場は、きょうの日経平均株価が終値で、12日以来約2週間ぶりに25日移動平均線(2万1824円70銭=27日)を上回ってきたことで、先高期待感が高まりそうだ。2万2000円台固めの動きに期待が高まっている。

 市場関係者からは「きょうは、前日の米株式市場でのNYダウ平均株価の5日ぶり反発や、外国為替市場での円安・ドル高進行を好感して買い先行でスタートした。ただ、トランプ大統領が、中国との貿易交渉で合意できなかった場合、中国からの輸入品の残る2670億ドル相当すべてに追加関税を課す用意があると発言したことが伝えられ、一時伸び悩む場面もあった。しかし、後場からは上昇幅を広げる展開となり、全般薄商いながら頑強な値運びとなった」との見方が出ていた。

 27日の東京株式市場は、買い先行も寄り後日経平均は伸び悩んだが、後場に入ると買いが厚くなり再び上値指向となった。一時、2万2000円台を回復する場面もあった。日経平均株価終値は、前日比140円40銭高の2万1952円40銭と3日続伸した。

 日程面では、太陽光発電施設の開発・販売及び売電事業、不動産コンサルティング事業、ショッピングセンターの運営事業を手掛ける霞ヶ関キャピタル<3498>が東証マザーズ市場に新規上場する。

 このほかに、26日時点の給油所の石油製品価格、「国際航空宇宙展2018東京」(30日まで)に注目。海外では、米7~9月期のGDP改定値、米10月の新築一戸建て住宅販売が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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