【材料】ヤマシンフィルタは続落、１９年３月期業績予想を上方修正も材料出尽くし感強まる

　ヤマシンフィルタ<6240>は続落している。５日の取引終了後、１９年３月期の連結業績予想について、売上高を１４０億円から１４３億円（前期比８．６％増）へ、営業利益を２３億５０００万円から２４億円（同２５．６％増）へ、純利益を１６億円から１７億円（同３６．０％増）へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感から売りが優勢となっているようだ。

　上方修正は、北米および東南アジア市場の堅調な建設機械需要に支えられ、ライン用フィルタが計画を上回って推移していることに加えて、補給用フィルタについても需要が堅調に推移することが見込まれるという。また、利益創出体制の確立を目指す全社的プロジェクトにより、コスト削減効果が見込まれることも寄与する見通しだ。

　また、業績予想の修正に伴い、従来２円５０銭を予定していた期末配当を１円増額して３円５０銭にするとあわせて発表したが、市場の反応は限定的のようだ。年間配当は６円（従来予想５円）となり、前期に比べて実質増配になる予定だ。

　なお、同時に発表した第２四半期累計（４～９月）決算は、売上高７１億２７００万円（前年同期比１４．２％増）、営業利益１０億８５００万円（同１２．１％増）、純利益８億８００万円（同３２．６％増）だった。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）