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【市況】東京株式(前引け)=前週末急騰の反動で下落、一部値がさ株の下げの影響大

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 5日前引けの日経平均株価は前週末比258円61銭安の2万1985円05銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は6億9779万株、売買代金概算は1兆2146億円。値上がり銘柄数は878、対して値下がり銘柄数1138、変わらずは94銘柄だった。

 きょう前場の東京市場は、朝方から終始売り優勢の展開。前週末の米国株市場が米中貿易摩擦を巡るトランプ米大統領や政府高官の発言を受け乱高下、主要指数が安く引けた。これを受け、前週末に米中貿易摩擦解消への期待から急騰した日経平均は、その反動が出た形。ただ、日経平均寄与度の高い値がさ株であるファーストリテ急落の影響が大きく、実態はどれほど売り圧力の強い地合いではない。半導体関連や電子部品株の一角が堅調に推移した。値上がり銘柄数も東証1部全体の4割を占めている。

 個別ではファーストリテイリング<9983>が大幅安となったほか、任天堂<7974>も軟調。SMC<6273>なども下落した。ホシデン<6804>が急落、ネオス<3627>、NTTデータ<9613>なども大きく値を下げた。ルネサスエレクトロニクス<6723>も安い。半面、キーエンス<6861>がしっかり、KYB<7242>は6日続伸と戻り相場を継続している。ピーエス三菱<1871>、アカツキ<3932>などが値を飛ばし、アイ・エス・ビー<9702>、アイロムグループ<2372>なども大幅高。ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>、イビデン<4062>も上昇した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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