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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:アカツキ、サッポロHD、日本ライフL

アカツキ <日足> 「株探」多機能チャートより
■アカツキ <3932>  5,160円  +705 円 (+15.8%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 アカツキ<3932>が大幅続伸し、5月24日以来の5000円台を回復している。2日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高121億7300万円(前年同期比19.0%増)、営業利益53億100万円(同5.0%増)、純利益37億8800万円(同4.8%増)と増収増益となり、特に7~9月期では35.8%営業増益となったことが好感されている。主力でバンダイナムコエンターテインメント(東京都港区)との協業タイトル「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」が、8月から実施した2.5億ダウンロードイベントが国内外で好調に推移したことが寄与した。また、買収した2社(ASOBIBAおよびアプト)を4月1日に経営統合し、アカツキライブエンターテインメントとして連結子会社化したことも貢献した。なお、19年3月期通期業績予想は引き続き非開示としている。

■ピーエス三菱 <1871>  692円  +70 円 (+11.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 ピーエス三菱 <1871> が急騰。2日大引け後、19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の5.6億円→16億円に2.9倍上方修正。減益率が76.7%減→33.4%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。手持ち工事の進捗が計画を下回ったものの、土木工事の採算改善が利益を大きく押し上げた。なお、通期の経常利益は従来予想の39.4億円(前期は53.4億円)を据え置いた。

■サッポロHD <2501>  2,405円  +196 円 (+8.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 2日に決算を発表。「7-9月期(3Q)税引き前は15%増益」が好感された。
 サッポロホールディングス <2501> が11月2日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結税引き前利益は前年同期比34.9%減の57.1億円に落ち込み、通期計画の151億円に対する進捗率は37.8%となった。
  ⇒⇒サッポロHDの詳しい業績推移表を見る

■日本ライフライン <7575>  1,856円  +135 円 (+7.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 日本ライフライン<7575>が大幅続伸。2日の取引終了後、米ボストン・サイエンティフィック社(マサチューセッツ州)が製造するCRM(心調律管理)関連製品の日本国内における販売について、ボストン・サイエンティフィック社日本法人と独占販売契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回の契約締結で、日本ライフLは長年の課題だった、徐脈だけでなく頻脈治療領域においても、優れた医療機器を医療現場に届けるということが可能となり、一層の販売規模の拡大につながると予想。また、ボストン・サイエンティフィック社の製品パイプラインを確保することで、CRM事業における継続的な成長が期待でき、中長期的な業績に寄与するものと見込んでいるという。同時に、19年3月期の連結業績予想について、売上高を494億1100万円から467億6200万円(前期比10.6%増)へ、営業利益を112億200万円から103億8300万円(同2.7%減)へ、最終利益を78億2500万円から75億3000万円(同0.7%増)へ下方修正したが市場の反応は限定的のようだ。なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高222億6500万円(前年同期比9.9%増)、営業利益48億6000万円(同横ばい)、最終利益36億3800万円(同7.4%増)だった。

■イビデン <4062>  1,663円  +114 円 (+7.4%)  11:30現在
 イビデン<4062>が続急伸。株価は10月に全体波乱相場に巻き込まれ大きく水準を切り下げ底値模索の展開を強いられていた。しかし、前週末に大幅高で25日移動平均線を一気に上回り、きょうは75日線も完全に上に抜け、トレンドの大転換を印象づけている。18年4~9月期は営業利益段階で15%減益の58億7200万円だったが、通期見通しは前期比9%増益の75億4200万円を計画、上期の対通期進捗率も78%に達している。中期的に電子部品の生産能力を大幅に引き上げる方針にあるなど、攻めの経営は自信の表れとも受け止められ、株高を助長している。

■名村造船所 <7014>  556円  +36 円 (+6.9%)  11:30現在
 名村造船所 <7014> が続急伸。2日大引け後、19年3月期の連結最終損益を従来予想の75億円の赤字→5億円の赤字(前期は205億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなったことが買い材料視された。円安進行や原価削減効果で採算が想定より上向くことが寄与。10月1日付で売却が完了したオリイメック社の株式売却益約50億円を計上することも赤字縮小の要因となる。併せて発表した上期(4-9月)の同損益は13.4億円の赤字(前年同期は28.8億円の赤字)と、従来の50億円の赤字予想からも赤字幅を縮小して着地した。

■東京きらぼし <7173>  1,967円  +120 円 (+6.5%)  11:30現在
 2日に業績修正を発表。「上期経常を2.9倍上方修正、通期も増額」が好感された。東京きらぼしフィナンシャルグループ <7173> が11月2日大引け後(16:00)に業績修正を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の9億円→26億円(前年同期は57.1億円)に2.9倍上方修正し、減益率が84.3%減→54.5%減に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒東京きらぼしの詳しい業績推移表を見る

■アダストリア <2685>  2,039円  +122 円 (+6.4%)  11:30現在
 アダストリア<2685>が大幅高で4日続伸している。2日の取引終了後に発表した10月度の国内月次売上高で、既存店売上高が前年同月比2.4%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。前年と比べて休日が1日少ない影響はあったものの、中旬以降の気温低下とともに秋物衣料の売れ行きが加速した。アイテム別では、カーディガンなどのニット類やスカートが売り上げの中心となったほか、ストール、ベレー帽などの季節アイテムも人気だった。なお、全店売上高は同1.4%増だった。

■セリア <2782>  4,460円  +165 円 (+3.8%)  11:30現在
 セリア<2782>は大幅に5日続伸。SMBC日興証券は2日、投資評価「1」を継続し、目標株価は4800円(従来6100円)とした。同証券では「最悪期は概ね終わった」と評価。「ハードル低下で業績モメンタムは回復に向かおう」としている。下期からは既存店売上高の改善が期待されているほか、時給の見直しなどで業績モメンタム(勢い)の改善が見込める。特に、売り上げモメンタムの回復が短期的カタリストになると予想している。

■SGホールディングス <9143>  2,849円  +101 円 (+3.7%)  11:30現在
 SGホールディングス<9143>は小幅続伸。同社は2日取引終了後、19年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。営業収益を1兆750億円から1兆1000億円(前期比5.3%増)へ、営業利益を660億円から675億円(同7.6%増)へ、最終利益を395億円から405億円(同12.4%増)へそれぞれ増額した。第2四半期累計期間は、高付加価値サービスの提供および適正運賃収受の取り組みにより営業収益が増加していることで堅調に推移した。またこれを受け、働き方改革および輸送インフラの強化への対応を前倒しで推進している。第3四半期以降についても、継続的に適正運賃収受に取り組むとともに、働き方改革および輸送インフラ強化の対応を積極的に実施していく。なお、通期の平均単価は、従来想定の607円を見直し、614円を見込んでいる。また、取扱個数は従来想定の12.7億個を見直し、12.8億個を見込んでいる。あわせて発表した第2四半期累計の連結決算は、営業収益5425億5200万円(前年同期比12.7%増)、営業利益326億8500万円(同12.9%増)、最終利益191億1900万円(同14.8%増)だった。

■アズビル <6845>  2,275円  +76 円 (+3.5%)  11:30現在
 アズビル<6845>が大幅高で5日続伸している。2日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、純利益を175億円から185億円(前期比3.4%増)へ上方修正したことが好感されている。売上高は2670億円(同2.5%増)、営業利益は260億円(同8.2%増)で据え置いたが、上期に為替差益が増加し計画を上回ったことを上乗せしたという。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高1197億5400万円(前年同期比1.6%増)、営業利益81億6600万円(同5.6%増)、純利益58億3300万円(同9.6%増)だった。

■ホクト <1379>  1,989円  +66 円 (+3.4%)  11:30現在
 ホクト<1379>が続伸となっている。同社は2日取引終了後に、19年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは従来の22億4000万円から33億4000万円(前期比5.0%増)に上方修正した。売上高予想も682億円から687億円(同2.7%増)に増額修正。主力の国内きのこ事業が足もとで販売量および単価ともに上昇していることや、海外きのこ事業や加工品事業も堅調に推移していることを反映した。

■ユナイテッドアローズ <7606>  4,340円  +85 円 (+2.0%)  11:30現在
 ユナイテッドアローズ<7606>は反発している。2日の取引終了後に発表した10月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比4.0%増と9カ月連続前年実績を上回ったことが好感されている。10月は気温が高めに推移したものの、メンズではシャツ、ニット、パンツなどが、ウィメンズではジャケット、カーディガン、スカート、ワンピースなどが好調に推移した。なお、前年に比べて休日が1日少ない影響がマイナス2.0%程度あったと推測されている。

■メガチップス <6875>  2,272円  +37 円 (+1.7%)  11:30現在
 メガチップス<6875>は5日続伸している。2日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を960億円から1000億円(前期比12.3%増)へ、営業利益を5億円から9億円(同66.8%減)へ、最終損益を8億円の赤字から7億円の赤字(前期19億4800万円の黒字)へ上方修正したことが好感されている。 ゲームソフトウェア格納用LSI(カスタムメモリ)の需要が前回想定を上回る見込みとなったことが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高571億2200万円(前年同期比27.7%増)、営業利益5億8300万円(同62.5%減)、最終損益2億8300万円の赤字(前年同期13億8200万円の黒字)だった。

■コマツ <6301>  3,154円  +29 円 (+0.9%)  11:30現在
 コマツ<6301>が頑強、全体地合い悪のなかで前週末終値を上回る水準で売り物をこなしている。前週末の米株市場は対中貿易摩擦を巡るトランプ米大統領や米政府高官らの発言に振り回される形で乱高下したが、トランプ大統領は中国との貿易交渉に楽観的な姿勢をみせており、これは建機大手のキャタピラー株の上昇などにも反映された。東京市場でも中国向け売上比率の高いコマツは、底値圏からのリバウンド途上にあり、PER12倍前後の時価水準は押し目買いや買い戻しも顕在化している。

■YKT <2693>  482円  +80 円 (+19.9%) ストップ高   11:30現在
 YKT <2693> [JQ]がストップ高。2日大引け後、18年12月期の連結経常利益を従来予想の3.9億円→4.8億円に23.1%上方修正。増益率が69.6%増→2.1倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。スマートフォンや自動車関連を中心とした旺盛な設備投資需要を背景に、電子部品実装機など電子機器の販売が想定より伸びることが寄与。同時に発表した第3四半期累計(1-9月)実績が修正した通期計画に対して進捗率が97.3%に達しており、さらなる上振れも期待できる状況にある。

●ストップ高銘柄
 日本PCサービス <6025>  1,699円  +300 円 (+21.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 エクストリーム <6033>  5,040円  +700 円 (+16.1%) ストップ高   11:30現在
 サンバイオ <4592>  5,090円  +705 円 (+16.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 日本テレホン <9425>  746円  +100 円 (+15.5%) ストップ高   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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