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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:村田製、TDK、インフォマート

インフォMT <日足> 「株探」多機能チャートより
■インフォマート <2492>  1,469円  +299 円 (+25.6%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 インフォマート <2492> が続急騰。10月31日大引け後に発表した18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益が前年同期比28.1%増の16.2億円に伸びて着地したことが買い材料視された。同社は国内最大級のBtoB(企業間電子商取引)プラットフォームを運営している。1-9月期は受発注、規格書、請求書のプラットフォームの利用企業が拡大したことでシステム使用料が増加し、2ケタ増収を達成。増収効果とソフトウエア償却費の減少による売上原価の減少で、事業拡大に伴う人件費の増加などを吸収した。

■シーティーエス <4345>  707円  +100 円 (+16.5%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率3位
 建設ICTを展開するシーティーエス <4345> が急騰し、ストップ高に買われた。10月31日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の2.3%にあたる100万株(金額で6億5000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月12日から19年3月29日まで。併せて発表した19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比7.9%増の7.2億円に伸びて着地。モバイル回線を中心とした入出力機器レンタル・販売の新規顧客開拓が進んだシステム事業が収益を牽引した。

■新光商事 <8141>  1,817円  +244 円 (+15.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 10月31日、新光商事 <8141> が発行済み株式数(自社株を除く)の9.75%にあたる200万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月1日から19年10月30日まで。同時に決算を発表。19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比49.8%減の10.6億円に落ち込んで着地したがこちらへの反応は限定的となった。

■トランス・コスモス <9715>  2,915円  +358 円 (+14.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 トランス・コスモス <9715> が続急騰。10月31日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結最終利益が前年同期比22倍の52.3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。人手不足を背景にアウトソーシング需要が拡大するなか、コールセンターやバックオフィス業務などBPOサービスの受注が国内のほか中国、韓国で増加したことが寄与。先行投資の影響で営業減益となったが、投資事業組合運用益の増加や関係会社株式売却益の発生が最終利益を大きく押し上げた。

■IDEC <6652>  2,326円  +272 円 (+13.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 31日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は23%増益、今期配当を10円増額修正」が好感された。
 IDEC <6652> が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比5.3%減の34.2億円に減り、通期計画の71億円に対する進捗率は48.2%となり、5年平均の47.5%とほぼ同水準だった。同時に、今期の年間配当を従来計画の50円→60円(前期は50円)に増額修正した。
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■村田製作所 <6981>  19,200円  +2,035 円 (+11.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 村田製作所 <6981>が大幅高。10月31日大引け後、19年3月期の連結税引き前利益を従来予想の2420億円→2800億円に15.7%上方修正。増益率が44.2%増→66.9%増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。自動車電装化の進展やスマートフォンの高機能化を背景に、コンデンサーを中心とした電子部品の販売が想定以上に伸びる。また、円安効果も業績拡大を後押しする。下期の想定為替レートは1ドル=105円→110円に見直した。

■ミロク情報サービス <9928>  2,379円  +249 円 (+11.7%)  11:30現在
 31日に決算を発表。「上期経常が14%増益で着地・7-9月期も13%増益」が好感された。
 ミロク情報サービス <9928> が10月31日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比14.1%増の30.1億円に伸び、通期計画の50億円に対する進捗率は60.3%に達し、5年平均の52.0%も上回った。
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■日東工業 <6651>  2,187円  +225 円 (+11.5%)  11:30現在
 日東工業 <6651> が3連騰。10月31日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結最終利益が前年同期比21.3%増の11.8億円に伸び、従来の7.6%減益予想から一転して増益で着地したことが買い材料視された。配電盤やキャビネットを販売する主力の配電盤関連製造事業、ネットワークカメラなどを手掛ける情報通信関連流通事業がともに堅調に推移したことが寄与。固定資産売却益を計上したことも最終利益を押し上げた。

■セントラル硝子 <4044>  2,714円  +274 円 (+11.2%)  11:30現在
 セントラル硝子 <4044> が続急騰。10月31日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比65.3%増の54.9億円に拡大し、従来予想の39億円を上回って着地したことが買い材料視された。利益柱の化成品事業で医薬品関連製品の販売が大きく伸びたことが寄与。円安進行で為替差益が増加したことも利益を押し上げた。通期計画の90億円に対する進捗率は61.1%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■FPG <7148>  1,226円  +123 円 (+11.2%)  11:30現在
 FPG <7148> が続急伸。10月31日大引け後に発表した18年9月期の連結経常利益は前の期比7.9%減の126億円で着地。続く19年9月期は前期比14.5%増の144億円に伸び、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期はオペレーティング・リース商品の組成が順調に進み、出資金の販売が拡大するうえ、保険仲立人事業や不動産関連事業なども伸長し、13.6%の大幅増収を見込む。併せて、今期の年間配当は前期比3.75円増の53円に増配する方針としたことも支援材料となった。前日終値ベースの配当利回りは4.81%に上昇した。同時に、250万株を上限とする自社株取得と170万株の自社株消却を実施すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■JVCケンウッド <6632>  309円  +31 円 (+11.2%)  11:30現在
 31日に決算を発表。「上期税引き前が66%増益で着地・7-9月期も15%増益」が好感された。
 JVCケンウッド <6632> が10月31日大引け後(15:15)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比66.1%増の31.6億円に拡大し、通期計画の60億円に対する進捗率は52.8%に達し、さらに前年同期の32.0%も上回った。
  ⇒⇒JVCケンウッドの詳しい業績推移表を見る

■TDK <6762>  10,790円  +1,040 円 (+10.7%) 一時ストップ高   11:30現在
 TDK <6762> が一時ストップ高に買われた。10月31日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結税引き前利益が前年同期比30.6%増の577億円に拡大して着地したことが買い材料視された。スマートフォン向け二次電池が拡大したほか、電装化が進む自動車市場向けにコンデンサーの販売も伸びた。円安効果も収益を押し上げた。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の980億円→1140億円に16.3%上方修正。増益率が9.1%増→26.9%増に拡大する見通しとなった。併せて、今期の年間配当を従来計画の140円→160円(前期は130円)に増額修正したことも支援材料となった。

■東邦チタニウム <5727>  1,272円  +121 円 (+10.5%)  11:30現在
 31日に決算を発表。「今期経常を14%上方修正」が好感された。
 東邦チタニウム <5727> が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比49.9%増の28億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の44億円→50億円(前期は34.9億円)に13.6%上方修正し、増益率が26.0%増→43.1%増に拡大する見通しとなった。
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■高見サイ <6424>  1,450円  +300 円 (+26.1%) ストップ高   11:30現在
 高見沢サイバネティックス<6424>がカイ気配のまま水準を切り上げている。自動券売機や出改札機器のほか紙幣・コイン処理装置などのメカトロ機器分野で高い実績を持つが、東京メトロ向け「7カ国語対応の新型ICチャージ機」などに期待が高まっており、キャッシュレス関連株の一角として一気に頭角を現している。これはカードを財布や定期入れに入れた状態のままでキャッシュをチャージでき、中国、韓国、タイなどアジアをはじめ世界7カ国語に対応、訪日客増勢のなかで切り替え需要を取り込むことが予想される。また、今後市場拡大が必至とみられる駐輪場向けICカードシステムでも業界を先駆しており、収益成長への思惑が株価を押し上げている。

■ボヤージュ <3688>  1,637円  +300 円 (+22.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 VOYAGE GROUP<3688>がストップ高。10月31日の取引終了後、電通<4324>の100%子会社サイバー・コミュニケーションズ(CCI)と来年1月1日の予定で経営統合すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。経営統合は、VOYAGEが株式交換でCCIの全株式を取得し、持ち株会社を1月に設立。電通にVOYAGE株式53.1%を割り当てる。新会社は電通の子会社となり、事業会社であるVOYAGEとCCIの株式をそれぞれ100%持つことになる。アドプラットフォーム領域やメディア領域での技術力やそれによる製品に強みを有するVOYAGEと、マスメディアやナショナルクライアントに対するリーチ力に強みを有する電通、CCIとが連携することでインターネット広告領域における成長スピードや、多様化するメディア領域における対応力の強化で大きなシナジーを創出できると判断したとしている。

■ヒップ <2136>  1,042円  +150 円 (+16.8%) ストップ高   11:30現在
 ヒップ <2136> [JQ] がストップ高。10月31日大引け後、19年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の1.5億円→2.2億円に43.0%上方修正。従来の17.7%減益予想から一転して17.7%増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。自動車関連など製造業を中心とした顧客企業からの技術者派遣要請が高水準で推移するなか、新卒を含めた技術者の早期稼働が進み、稼働人員が増加したことが寄与。1時間あたりの技術料金が上昇したことなども上振れの要因となった。

■日本プリメックス <2795>  1,050円  +150 円 (+16.7%) ストップ高   11:30現在
 日本プリメックス<2795>がストップ高。同社はATMの領収書発行を主力とする産業用ミニプリンターを製造販売、セルフサービス情報端末「KIOSK」向けプリントソリューションで独占的シェアを持っており、電子マネーの導入などKIOSKを活用した新サービスにも対応している。キャッシュレス決済関連株として水準訂正高を狙った短期資金の流入が加速している。業績は19年3月期経常利益が前期比26%増の5億1000万円を見込んでいる。また、株式需給面では信用買い残が枯れた状態にあり、上値が軽い。

●ストップ高銘柄
 日本PCサービス <6025>  1,099円  +150 円 (+15.8%) ストップ高   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 M&Aキャピ <6080>  4,560円  -1,000 円 (-18.0%) ストップ安   11:30現在
 千代田化工建設 <6366>  462円  -100 円 (-17.8%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、2銘柄

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