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【材料】村田製が切り返し一時1万6000円台回復、MLCC好調で見直し買いも

村田製 <日足> 「株探」多機能チャートより
 村田製作所<6981>が一時555円高と切り返し、1万6000円大台を回復したほか、TDK<6762>、太陽誘電<6976>など電子部品株が広範囲に買い戻されている。7~9月期の大手電子部品メーカーの受注は前年同期比で過去最高水準をキープしているものの、伸び率の鈍化が株価にはマイナスに働いている。しかし、10月に入ってからの調整局面で実態面から売られ過ぎとの見方も強まっている。日本の大手電子部品メーカーは、米アップルの有力サプライヤーとして商機を得ているが、iPhone向けの伸び鈍化も大方株価には織り込みが進んでいる状況で、「アップルがiPhone以外のパソコンやタブレッドの新機種販売でテコ入れを図る方針が伝わるなか、株価を刺激している」(国内中堅証券)。また、村田製のトップシェア商品である積層セラミックコンデンサー(MLCC)などは、スマートフォンだけでなく電装化が進展する自動車向けでも大きく需要を伸ばしており、値上げ効果も考慮すれば今期業績の大幅増益見通しに変化はないとみられる。村田製やTDKは明日に上期決算発表を控えているが、株価は既に大幅な調整を入れているだけに、その結果次第では空売りの買い戻しを絡め大きく切り返す可能性もある。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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