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【材料】富士通が続急落、ファンド解約を思わせる大口の売り注文かさむ

富士通 <日足> 「株探」多機能チャートより
 富士通<6702>が急落、一時400円以上の下落で6500円台まで値を下げ、一気に下値模索の動きを加速させている。同社が前週末26日の後場取引時間中に発表した、19年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高が1兆8345億4400万円(前年同期比4.6%減)と減収だったものの、営業利益は952億7500万円(同3.4倍)、最終利益は811億3100万円(同86.6%増)と大幅な伸びを示した。しかし、発表後に前週末の相場で売りを浴び、週明けのきょうも大口の売り注文がかさんでいる。市場では「(同社が打ち出した)人員配置転換などのリストラ策があまりポジティブには受け止めにくいとの見方が広がった。また、外資系証券会社の投資判断およびターゲットプライス引き下げの動きなども影響したとみられる。しかし、それにしても売られすぎの感は強い。一部でアラブ系のファンド解約売りの観測も出ているようだ」(国内ネット証券アナリスト)という。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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