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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):LIXIL G、LIFULL、日立化成など

東京精 <日足> 「株探」多機能チャートより

東精密<7729>:2664円(-204円)
大幅反落で10月11日の安値を更新している。JPモルガン証券では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価も4500円から2950円に引き下げ。今後6ヶ月間程度はメモリー価格が低下トレンドを継続すると予想、世界の半導体金額市場の前年比成長率は一時的にマイナスに転じると予想しているもよう。また、プローバービジネスにおける東京エレクトロンとのシェア逆転の影響も残るとしている。


アイモバイル<6535>:746円(+29円)
大幅続伸。EPARKスイーツとの資本業務提携、並びに、自己株式の取得を発表している。全国の人気のスイーツや店舗を検索し、ケーキのWEB予約や口コミが行えるスイーツ専門ポータルサイトを運営しているEPARKスイーツに8.7%を出資、シナジー効果を期待する動きが先行。また、発行済み株式数の1.25%に当たる30万株を上限に、11月1日から19年1月31日にかけて自社株買いを実施する。


LIFULL<2120>:675円(+91円)
急伸で上昇率トップ。前日に前9月期の決算を発表、営業利益は43.1億円で従来予想の40億円を上回った。EBITDAは前年比で37.8%の増益となっている。今9月期営業利益は47.5億円で前期比10.1%増、2ケタ増益の見通しとなっている。また、配当方針の変更を発表、これまでは連結配当性向20%を目途としていたが、財務基盤が安定する中で利益還元姿勢を強めるために、これを25%まで引き上げるとしている。


ホットリンク<3680>:720円(-16円)
朝高後にマイナス転換。18年12月期の営業利益を従来予想の0.84億円から4.67億円(前期実績1.25億円)に、純利益を0.29億円から2.33億円(1.41億円)に上方修正している。リスク関連事業を完全連結子会社のリリーフサイン(RS、東京都千代田区)に承継し、RSの発行済株式の過半数以上を経営コンサルティングのエスフロント(東京都港区)に譲渡する。譲渡で特別利益を計上することを機に、業績見通しを修正した。


イメージワン<2667>:691円(+33円)
大幅に4日ぶり反発。株主の新山洋史氏から12月開催予定の定時株主総会での株主提案権の行使に関する書面を受領したと発表している。新山氏は、医薬品、化粧品の開発、製造及び販売、病院及びクリニックの運営及びコンサルタント業務、再生医療等に関するコンサルタント業務等を定款に追加することなどを求めているという。同社は新山氏と対話し、株主提案を慎重に検討するとしている。


アスカネット<2438>:1410円(+60円)
大幅に3日続伸。従来に比べ高品質かつ高輝度の空中結像を可能にする樹脂製ASKA3Dプレートの開発に成功し、11月より新バージョンとしてサンプル供給を行うと発表している。サンプルの供給と並行して量産試作段階へと進み、品質の安定、歩留まりの向上、生産手法のさらなる改善を進め、受注があり次第、量産が可能な体制を構築する。樹脂製ASKA3Dプレートは、ガラスに比べ低コストかつ多量の供給を指向しているという。


日立化成<4217>:1792円(-155円)
急反落で年初来安値。前日に上半期の決算を発表、営業利益は205億円で前年同期比4.3%増益、第1四半期の同27.7%減から増益転換となったものの、通期予想の590億円、前期比27.7%増と比較すると進捗率は低く、市場コンセンサスも下回っているもよう。好採算のスマホ向け製品の販売低迷、固定費や原材料費の上昇などが響いた。通期計画は据え置いているが、従来からの下振れ懸念は一段と強まる形になっている。


LIXIL G<5938>:1740円(-322円)
急落で下落率トップ。前日に業績予想の下方修正を発表、上半期事業利益は450億円から135億円に、通期では850億円から450億円に下方修正している。新築着工の落ち込み、および自然災害などによるリフォーム工事の進捗遅延、海外事業についても南アフリカ、中東、欧州地域における販売不振などが影響した。さらに、株式譲渡の承認が得られなかったペルマスティリーザ社の業績悪化も加わった。

《ST》

 提供:フィスコ

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