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【通貨】10月15日の仮想通貨市場【フィスコ・ビットコインニュース】


5日のビットコインは、69.9~74.1万円で推移した。朝方に安値を付けた後は緩やかなリバウンド基調が続くなか、香港拠点の仮想通貨取引所ビットフィネックスにおいて米ドルペッグであるはずの仮想通貨テザー(USDT)の価格が一時0.9ドルまで下落したことによる信用性への懸念の高まりを背景に、午後にかけて仮想通貨全般が急騰。ビットコイン価格も11日の急落前の水準に迫った。ただ、テザーの下落が落ち着くとともにビットコイン価格も73万円台まで調整をみせている。この水準を維持できるかが注目される。

ビットフィネックスは11日に米ドル、ユーロ、日本円、ポンドと全ての法定通貨の入金を停止したため、法定通貨の残高がない利用者はビットコインなどメジャーな仮想通貨取引をする場合にテザーなど他の仮想通貨建てでしか取引できない環境が生まれていた。ビットフィネックスは今年2月、テザー不正発行疑惑でアメリカ商品先物取引委員会から召喚された他、今月に入ってからは超過債務の噂が流れていた。また、先月には米大手仮想通貨取引所ジェミニがニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の承認を得た米ドルペッグ通貨ジェミニドルの発行を開始するなど、より高い信頼性が期待される価格安定型の仮想通貨が複数登場していた。

《SI》

 提供:フィスコ

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