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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ヤーマン、鎌倉新書、村田製

鎌倉新書 <日足> 「株探」多機能チャートより
■ヤーマン <6630>  2,128円  +389 円 (+22.4%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 ヤーマン <6630> が一時ストップ高。13日大引け後に発表した19年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益が前年同期比38.6%増の22.5億円に拡大して着地したことが買い材料視された。免税店や中国向けに自社開発の美顔器をはじめとする美容健康機器の販売好調が継続し、24.9%の大幅増収を達成したことが寄与。ブランディングのための投資効果が表れた形となった。上期計画の26.3億円に対する進捗率は85.4%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の1.02%にあたる58万株(金額で10億0862万円)を上限に、14日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の拡充も好感されたようだ。

■鎌倉新書 <6184>  1,378円  +128 円 (+10.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
  鎌倉新書 <6184> が3日ぶりに反発。13日大引け後に発表した19年1月期第2四半期累計(2-7月)の連結経常利益が前年同期非連結比48.1%増の2.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力のWEBサービスが収益を牽引した。お墓、葬祭、仏壇の各ポータルサイトで取引事業者への紹介数が増加し、手数料収入が伸びた。通期計画の5.1億円に対する進捗率は46.5%となった。

■ミマキエンジニアリング <6638>  1,103円  +67 円 (+6.5%)  11:30現在
 ミマキエンジニアリング<6638>が続伸している。同社は13日取引終了後に、簡易株式交換によりファクトリーオートメーション(FA)装置の製造・販売などを手掛けるアルファーデザイン(長野県東御市)を子会社化すると発表。これによるシナジーなどが期待されているようだ。同社は、自社が持つインクジェットプリンター技術に、アルファーデザインの技術を取り込むことで、自動化や無人化を実現できるとしている。なお、株式交換の実施は10月22日を予定し、アルファーデザインの普通株式1株に対して同社の普通株式26株を割り当てる。

■弁護士ドットコム <6027>  4,210円  +240 円 (+6.1%)  11:30現在
 弁護士ドットコム<6027>が急反発し、上場来高値を更新した。同社は13日、クラウドソーシング大手のランサーズ(東京都渋谷区)と業務提携すると発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。同社はこの提携により、ランサーズに登録している企業向けにWeb完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」を紹介することで、フリーランスとの契約締結を促進し、契約にかかる郵送費や印紙代などのコスト削減、契約の未締結によって起こり得る契約トラブルを未然に防ぐことが可能になる。両社は今後、双方のサービスおよびプロダクト間での連携、共催セミナーの実施なども視野に入れていくとしている。

■村田製作所 <6981>  17,500円  +710 円 (+4.2%)  11:30現在
 村田製作所<6981>やアルプス電気<6770>、TDK<6762>、ミネベアミツミ<6479>などアップル関連株が高い。米アップルは12日、新型「iPhone」を発表した。主力の「XS」(価格11万2800円・64ギガ)などの詳細が明らかになったことを受け、複数のアナリストは米アップル株の目標株価を引き上げた。これに伴い13日のニューヨーク市場でアップル株は上昇した。この日は足もとの為替の円安進行も追い風となり、電子部品など日本のアップル関連株への買いが優勢となっている。

■KLab <3656>  978円  +31 円 (+3.3%)  11:30現在
 KLab<3656>が4日ぶりに反発している。同社は13日、アクセルマーク<3624>子会社のアクセルゲームスタジオと共同開発したスマートフォン向け魔界最強バトルRPG「幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル」が100万ダウンロードを突破したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。同ゲームは8月28日から配信を開始し、同月31日には50万ダウンロードを突破したことを明らかにしていた。なお、このほど100万ダウンロードを突破したことを記念して、キャンペーンなどを開催するとしている。

■RPAホールディングス <6572>  13,110円  +360 円 (+2.8%)  11:30現在
 RPAホールディングス<6572>は反発している。13日の取引終了後、子会社RPAテクノロジーズがブレインパッド<3655>と共同で、ECショップ運営で発生する業務の自動化を支援する「EC業務支援パッケージ」を開発し、提供を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同パッケージは、RPAテクノロジーズが提供するRPAツール「BizRobo! BasicRobo(ビズロボ・ベーシックロボ)」に、ブレインパッドの分析知見などを付加したソリューション「ブレインロボ(BrainRobo)」を提供し開発したもので、顧客獲得を目的とするWeb広告などの効果測定に必要なデータ集計から、商品の販売・配達後のフォローまで、複数のECショップ管理ツールなどですぐに使えるテンプレートを提供。さらに、自動化の対象となる業務の棚卸しや、自社で運用できる体制づくりまでを網羅した支援サービスという。

■ロート製薬 <4527>  3,775円  +100 円 (+2.7%)  11:30現在
 ロート製薬<4527>が続伸している。13日の取引終了後、肝硬変を対象に開発を進めている再生医療等製品候補ADR-001について、塩野義製薬<4507>と日本国内における独占的な開発および販売に関するライセンス契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。ADR-001は、ロート製薬が創製した他家脂肪組織由来間葉系幹細胞を構成成分とする細胞製剤で、現在、非代償性肝硬変患者を対象に第1/2相臨床試験が実施されている。今回の契約により、ロート薬は塩野義薬から契約一時金と開発に応じたマイルストン、および販売額に応じたロイヤルティーを受け取ることになる。

■旭ダイヤモンド工業 <6140>  773円  +16 円 (+2.1%)  11:30現在
 旭ダイヤモンド工業<6140>が続伸している。13日の取引終了後、千葉県袖ケ浦市に新工場を建設すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。千葉鶴舞工場および玉川工場から生産品目の一部を移転し生産する予定で、約70億円を投じて新工場を建設する。なお、竣工は20年春を予定している。

■日本板硝子 <5202>  1,169円  +20 円 (+1.7%)  11:30現在
 日本板硝子<5202>が続伸している。13日の取引終了後、トヨタ自動車<7203>が今月発売した新型「シエンタ」のトヨタセーフティセンス設定車両に、防曇機能付ガラスが採用されたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。トヨタは、事故が起こりやすいシーンをカバーする先進の予防安全パッケージとしてトヨタセーフティセンスを展開。今回の採用は、日本板硝子が長年培ってきた有機無機ハイブリッドコーティング技術により開発された防曇膜をフロントガラスに付与することで、冬季、梅雨などの曇り易い環境下においてもカメラ前のガラスが曇りにくくするのに貢献しているという。

■トヨタ自動車 <7203>  6,824円  +41 円 (+0.6%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>や日産自動車<7201>、ホンダ<7267>など自動車株が高い。NYダウの上昇に加え、為替市場での円安進行が好感されている。午前9時時点で1ドル=112円00銭台と前日午後5時時点に比べ50銭強のドル高・円安水準となっている。今月下旬に予定されている日米貿易協議が警戒視されているが、足もとの円安進行は業績拡大要因として好感されている。

■東京ドーム <9681>  1,009円  -19 円 (-1.9%)  11:30現在
 東京ドーム<9681>は反落。13日取引終了後に発表した第2四半期累計(2~7月)連結決算が、売上高418億3300万円(前年同期比3.7%増)、営業利益59億2900万円(同2.2%減)、純利益41億7100万円(同16.5%減)と営業減益だったことが嫌気されている。読売巨人軍公式戦の試合数が伸びたことや今期から新設されたバックスクリーンクラブの好調に加えて、安室奈美恵さんの東京ドーム公演の影響で売上高は伸長したものの、複合ビルの「黄色いビル」で一部フロアの返還があったことから、利益率の高い不動産賃料収入が減少し利益を押し下げた。なお、19年1月期通期業績予想は、売上高838億円(前期比0.1%増)、営業利益101億円(同11.3%減)、純利益60億円(同26.1%減)の従来見通しを据え置いている。

■応用技術 <4356>  1,410円  +300 円 (+27.0%) ストップ高   11:30現在
 応用技術<4356>が急伸。西日本豪雨などの災害が相次いだことで、河川氾濫解析など自治体の防災コンサルが増加しているもよう。8月に発表した第2四半期累計(1~6月)連結営業利益は2億7800万円(前年同期比53.5%増)で、18年12月期通期予想の同2億円(前期比21.7%増)を上回っており、業績上振れへの期待も高まっている。

■プロレド・パートナーズ <7034>  10,490円  +1,500 円 (+16.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 プロレド・パートナーズ <7034> [東証M] がストップ高買い気配。13日大引け後に発表した18年10月期第3四半期累計(17年11月-18年7月)の経常利益(非連結)が6.4億円となり、通期計画の5.6億円をすでに上回ったことが買い材料視された。同社は成果報酬型の経営コンサルティング会社で、7月27日に新規上場した企業。人件費の高騰や先行き不透明な経済情勢を背景にコスト削減ニーズが高水準で推移する中、売上改善やコスト削減案件などのコンサルティング業務が好調だったようだ。通期計画を14.3%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■石井表記 <6336>  1,104円  +150 円 (+15.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 石井表記 <6336> [東証2]が買い気配でスタート。13日大引け後に発表した19年1月期上期(2-7月)の連結経常利益は前年同期比5.2%増の6.4億円と、従来の50.2%減益予想から一転して増益で着地したことが買い材料視された。プリント基板製造装置の高付加価値品やインクジェットコーター向け消耗品の売上拡大に加え、ディスプレー・電子部品で自動車向け印刷製品なども伸び、好採算品の売上構成比率が上昇したことが寄与。併せて、通期の同利益を従来予想の9.1億円→11.1億円に20.8%上方修正。減益率が28.1%減→13.2%減に縮小する見通しとなった。業績回復を踏まえ、従来無配としていた今期の年間配当を10円実施し、9期ぶりに復配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

●ストップ高銘柄
 アイ・ピー・エス <4390>  10,400円  +1,500 円 (+16.9%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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